ニュース 1994 No.1
- 1. MSPでのrsh,rcpのサポートについて
- 2. TSSセションでの私用イメージライブラリの宣言
- 3. UXP/MにおけるX端末のサポート開始について
- 4. INSPEC関連データベースのサブファイルの再構成について
- 5. データベースIDEASのデータ更新について
- 6. データベースCNMRPのデータ更新について
- 7. 科学研究費ジョブの利用終了処置について
- 8. 各大型計算機センターおよび学術情報センター利用申請受付期間一覧
- 9. 開発計画(1994年度前期)の募集について
- 10. 「利用の手引き」の発行について
- 11. 第40回研究セミナー(ソフトウェア工学)開催の案内
- 12. システム定期保守日
1月12日(水)よりMSPにおいて、rsh(リモートコマンド実行機能)とrcp(リモー
トファイルコピー機能)のサービス公開します。これによりUNIXからrshコマン
ドを用いてTSSコマンドを実行させたり、rcpコマンドの複写元、複写先にMSP
のデータセットが指定できるようになり、また、TSSコマンドとしても
rsh,rcpコマンドが使用できます。
詳細な使用法につきましては、BOARDコマンドあるいはkudpc.announceの関連
記事を参照して下さい。
1月12日(水)より、TSSセションでイメージライブラリを宣言するコマンド
IMAGELIBを公開します。これは、BATCHジョブで私用イメージライブラリを
宣言するIMAGELIB DD文に相当する機能を提供するコマンドです。これによ
りTSSセションからの出力に対しても私用イメージライブラリが宣言できる
ようになっています。コマンドの詳細は以下のようになっています。
・ IMAGELIB コマンド
1) 機能
TSSセションの出力で使用する私用イメージライブラリを宣言する。
2) コマンドの形式
コマンド名 | オペランド
--------------+--------------------------------------------------
IMAGELIB | [image-dsname]
| [LIST]
3) オペランドの説明
・image-dsname: 私用イメージライブラリのデータセット名を指定する。複数指定
する場合は括弧で囲み、カンマあるいはブランクで区切って指定する。
・LIST: 宣言されている私用イメージライブラリのリストを表示する。
・オペランドを全て省略すると私用イメージライブラリが削除される。
4) 使用上の注意
・ IMAGELIBコマンドで指定可能な私用イメージライブラリの数は、最大7個ある。
5) 使用例
・ my.imageを宣言する。
# imagelib my.image
・ 宣言されている私用イメージライブラリをリストする。
# imagelib list
・ 宣言されている私用イメージライブラリを削除する。
# imagelib
2月1日より、本センターで運用するUNIXシステムであるUXP/M(sakura)にお
いて、 X端末のサポートを開始することと致しました。2月より3月末までは
試行期間とし、4月より本運用(負担金 月額1,000円)の予定です。
これによって、ワークステーションをお持ちでない方でもX端末のハードウェア
のみを購入してセンターに登録申請をして頂くことによってsakura からサーバ
ソフトやフォントをダウンロードして使用することが可能となります。
サポートするX端末は、使い勝手、価格、性能、ライセンス契約等の観点
から当面「高岳製作所製 XMiNT CSL」のみとさせていただきますが、条件が
整えば順次機種を増やしていきたいと考えています。
申請様式については、センター受付に用意いたします。
INSPEC関連データベースは物理学、電気工学、電子工学、計算機、
制御工学関係の文献情報です。データベースの運用上、最近10年分のデー
タは分野単位にINSPECA、INSPECB、INSPECCと別けて
運用し、それ以前の遡及データはOLDINSPA、OLDINSPB、
OLDINSPCというデータベースで運用しています。
したがって、1994年のデータを入手しだい、INSPEC(A,B,
C)データベースの最も古いデータ(1984年のサブファイル)を
OLDINSP(A,B,C)データベースへ移行します。移行は2月1日
に行う予定です。新しいサブファイル構成でのデータベース検索は2月2日
より利用できます。サブファイルの情報はRS>モードでSHOW DBコ
マンドで確認することができます。
<データベースの呼出し方法(INSPECAの場合)>
# IRS INSPECA
<サブファイル情報の確認方法(INSPECAの場合)>
RS> SHOW DB(INSPECA)
データベースIDEASはDNAおよびタンパク質の配列データ,生物的
情報などに関するデータベースです。今回の更新は1993年9月まで(個々
のデータベースによって最新日が異なる)のデータが収録されています。
データは72,203件追加され、合計362,971件となりました。
ご利用下さい。データの更新は1993年12月1日および12月27日に
実施しました。
<データベースの呼び出し方法>
# DLS IDEAS
CNMRPは高分子Carbon−13の核磁気共鳴データに関する情報
です。実験データ、化合物や化学式などの情報が含まれています。今回の更
新は62件を追加し、合計3,584件となりました。更新は1994年1
月7日に行いました。
<データベースの呼出し方法>
# IRS CNMRP
科学研究費による利用は2月25日までですが、科学研究費で利用のすべ
てのジョブは利用期限までに出力を含めて終了させてください。
なお、利用期限までに終えていない場合は、実行待ち及び実行中のバッチ・
ジョブについてはジョブキャンセルを行ないます。また、出力待ちジョブにつ
いては、強制出力を行ない、センターの返却棚に返却します。
また、利用資格のなくなった利用者宛に届いたBITNETメールは当然のことな
がらアクセスできません。発信者へ返送の機能は現在ありませんのでご了承
ください。さらに、科学研究費だけの利用者の場合には、継続できず来年度は
新しい番号となりますので、注意が必要です。
+----------------------------------------------------------------------+
| | 1993年度 | 1994年度 | 1994年度 |
| | [新規・追加] | [継続] | [新規・追加] |
+--------------+--------------+-------------------------+--------------+
| (北大) | | | |
| | | | |
| 所属センター | 〜3月30日(水)| 2月 1日(火)〜4月15日(金)| 3月 1日(火)〜|
| 第二センター | 〜3月30日(水)| 2月 1日(火)〜3月18日(金)| 4月 1日(金)〜|
| | | | |
+--------------+--------------+-------------------------+--------------+
| (東北大) | | | |
| | | | |
| 所属センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜3月11日(金)| 3月14日(月)〜|
| 第二センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜3月18日(金)| 4月 1日(金)〜|
| | | | |
+--------------+--------------+-------------------------+--------------+
| (東大) | | | |
| | | | |
| 所属センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜2月28日(月)| 3月14日(月)〜|
| 第二センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜3月11日(金)| '94年度運用 |
| | | | 開始日〜 |
+--------------+--------------+-------------------------+--------------+
| (名大) | | | |
| | | | |
| 所属センター | 〜2月25日(金)| 2月 1日(火)〜 | 2月15日(火)〜|
| 第二センター | 〜2月25日(金)| 2月 1日(火)〜3月18日(金)| '94年度運用 |
| | | | 開始日〜 |
+--------------+--------------+-------------------------+--------------+
| (京大) | | | |
| | | | |
| 所属センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜3月10日(木)| 3月11日(金)〜|
| 第二センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜3月18日(金)| '94年度運用 |
| | | | 開始日〜 |
+--------------+--------------+-------------------------+--------------+
| (阪大) | | | |
| | | | |
| 所属センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜3月18日(金)| 3月 1日(火)〜|
| 第二センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜3月18日(金)| 4月 1日(金)〜|
| | | | |
+--------------+--------------+-------------------------+--------------+
| (九大) | | | |
| | | | |
| 所属センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜3月10日(木)| 3月14日(月)〜|
| 第二センター | 〜2月28日(月)| 2月 1日(火)〜3月18日(金)| '94年度運用 |
| | | | 開始日〜 |
+--------------+--------------+-------------------------+--------------+
| (学情) | | | |
| | | | |
| 所属センター | 〜2月25日(金)| 2月 1日(火)〜3月18日(金)| 3月25日(金)〜|
| 第二センター | 〜2月25日(金)| 2月 1日(火)〜3月18日(金)| 4月 1日(金)〜|
| | | | |
+--------------+--------------+-------------------------+--------------+
*本センターの利用申請の詳細については前号 '93,No.12 号ニュースを
ご覧ください。
1994年度開発計画募集は前・後期の2回です。前期分を下記のとおり募集します。
開発計画は、比較的短期に成果が多数の利用者に還元されるプログラム・ライブラリ
または、共用データベースの開発・作成を目的としています。従って、その開発計画
に汎用性のあることが必要となります。本計画のための利用負担金は、原則としてセ
ンター負担となっています。
記
応 募 資 格 本センターの有資格者
受 付 期 間 平成6年2月1日(火)〜 平成6年2月25日(金)
汎用性の基準 1)開発の成果が複数の異なる研究分野において利用され得ること。
2)開発結果がセンターのプログラム・ライブラリ及び共用データ
ベースに登録されて相当多数の利用者に使用されるか、または、
センターの運用、業務等を通じて間接的に利用者の利益として
還元され得るもの。
申 請 方 法 所定の申請書を共同利用掛まで提出してください。
申請書は、共同利用掛(Tel 075-753-7407)に請求してください。
下記の利用の手引きを発行しました。1階受付と3階図書資料室で配布して
いますのでご利用ください。
:「利用の手引き−データベース検索(FAIRS)編−(改訂第5版)」
ソフトウェア工学に関する研究セミナーを下記の要領で開催します。
今回はソフトウェア開発技法というテーマで4件の講演とパネルを予定しております。
多数御参加下さい。
記
テーマ: ソフトウェア開発技法
日 時: 平成6年3月9日(水)午後1時〜5時
場 所: センター 講習室(3階)
プログラム:
13:00-13:10 開会挨拶 京都大学 大型計算機センター 星野 聡 氏
13:10-14:00 「ソフトウェア工学の25年(開発方法の立場から)」
エレクトロニック・データ・システムズ(株) 加藤 潤三 氏
14:00-14:30 「ドメインモデルに基づく要求仕様の抽出方法」
(株)日立製作所システム開発研究所 大槻 繁 氏
14:30-15:00 「形式的仕様記述は役に立つか」
東京工業大学工学部 佐伯 元司 氏
15:00-15:30 「ソフトウェア分散協調開発環境 Group Work Manager」
情報処理振興事業協会技術センター 古宮 誠一 氏
15:45-17:00 パネル「25年後のソフトウェア工学」
司 会:名古屋大学工学部 阿草 清滋氏,
パネリスト:加藤氏, 大槻氏, 佐伯氏, 古宮氏
問い合わせ先: 京都大学大型計算機センター 大西 淳
Tel:075-753-7428,7400 Fax:075-753-7450, e-mail:ohnishi@kudpc.kyoto-u.ac.jp
主システム保守 1月25日 (火) 利用は午後4時まで
2月 8日(火)
2月22日(火)
データベース・バックアップ 2月 1日(火) データベース
3月 1日(火) サービス休止