ニュース 1996 No.11

1. 年末・年始の運用について
2. 利用負担金の改正について
3. パソコン通信システム(クラリネット)のサービス開始について
4. Webによる情報提供について
5. 会話型ベクトル計算機VXのテスト運用期間の延長について
6. 12月1日正式運用開始サービスについて
7. MSP-TISPのレベルアップについて
8. カタログドプロシジャ GRAPHMANのFAXパラメタの追加について
9. APPLYコマンドの追加機能について
10. データベース GEOMAG のデータ更新について
11. 遠隔地利用者講習会の開催について
12. 特別プログラム講習会の開催について

1. 年末・年始の運用について


  平成8年12月28日(土)から平成9年 1月5日(日)の年末・年始休日期間につい
て、試行的に、以下のとおり、無人運用を行います。
        
  1) 利用は館外からのみです。
     通常の週日のスケジュールでご利用ください。
  2) 運用の計算機システムは、VPP500を除く、全ての計算機システムが利用
     できます。              ^^^^^^^^^^^^
  3) この間は無人運用のため、システムトラブルが発生した場合はその時点
     で運用停止となります。再開は1月6日(月)以降です。
     また、この期間中、計算機サービスについての電話等でのお問い合わせ
     には、対処できませんので、ご了承ください。

  なお、館内利用は

    1) プログラム相談室およびオフライン機器を含め、館内利用は, 12月27日
      (金)から1月6日(月)の間、休止します。
    2) 図書資料室は、12月26日(木), 27日(金),1月6日(月)の3日間を休室し
       ます。
  
  平成9年1月7日(火)より、全て通常どおりの運用となります。

2. 利用負担金の改正について


  センターでは, 12月より利用者への新規サービスの開始と負担金軽減を含め
た改正を予定しています。決まり次第,オンラインニュースやBOARDでお知ら
せします。
  詳しくは, 12月のセンターニュースをご覧ください。

3. パソコン通信システム(クラリネット)のサービス開始について

  
  簡単に使えるパソコン通信システムのテスト運用を11月7日(木)正午から
開始しています。愛称は、クラリネットで、電話回線およびIPネットワークか
らアクセスできます。 メール機能、会議室機能、ニュース機能などが備えら
れ、VAN業者によるパソコン通信と同等のシステムと理解してください。
   
<< IDについて >>
    利用に際しては、本センターへの利用申請のほかに、クラリネットに、ロ
  グインして、このシステム専用のID(これをクラリネットIDと呼ぶ)を登録
  する必要があります。クラリネットIDは、英字で始まる英数字列で、4文字
  以上12文字以下の利用者が指定する任意の名前です。その登録法はログイン
  名に,「apply」と指定すると、利用者番号とパスワード(unixのパスワード)
  を尋ねた後、クラリネットIDとそのパスワードを尋ねます。多くの利用者が
   使われることを考えて、できるだけ、    
    苗字ー名前のイニシャル   または   名前のイニシャルー苗字
  (例)kyodai-i, i-kyodai, ichiro-kyodaiのように同姓の方と間違わないよ
  うに命名してください。既に他の利用者が登録したクラリネットIDと同じ名
  前は、自動的にチェックされ、登録できません。いわゆる早い者勝ちとなり
  ます。一方、一度登録すると、そのクラリネットIDは変更できません。
    なお、自分の利用者番号以外の同様な形式のID,他人になりすますような
  IDなどは、ご遠慮ください。
  (登録例)
     UserID: apply
      (以下プロンプトに従って入力してください)
    登録後は、UserIDに対して、クラリネットIDを指定します。汎用機やUNIX
  システムでの利用番号ではありません。あなたのメールアドレスは、
 クラリネットID@mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp
  となります。
   
<< 使い方 >>
    現在、簡単な使用説明書を作成中ですが、クラリネットからのメニューに
 従って番号を選んで行けば、種々の機能(メール、掲示板、チャット、telnet
  による外部接続、環境設定、ネットニュースなど) が使えるようになってい
  ます。
   
<< 接続 >>
 IPホスト名: mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp
  電話番号(デジタル):075-753-7499  (19.2kbps)
          (アナログ):075-753-7473  (V.34 28.8kbps)
     
<<メールの扱い>>
   ・受信したメールの内容は、100通までみることができます。
     101通目以降は、一覧リストに表示されますが、内容は見れません。
     100通の中のどれかを、パソコンに移すなどにより、クラリネットから消す
     と、その数だけ見れるようになります。
  ・受信したメールは、28日で消去されます。それまでに必要なメールは各自の
    パソコンなどへ移して保存してください。
          
<< クローズドユーザグループによる会議室 >>
    会議室については、1人1会議室を設けられるようになる予定ですが、その登
  録方法および管理方法については、後日お知らせします。
   
<< 今後の運用のあらまし >>
    正式運用になれば、月額一定(例えば、月額300円)となる予定です。継続的
  に利用されることを前提にしていますので、校費での利用のみで 科研費などで
  の利用はご遠慮ください。特に問題がなければ、12月1日から正式運用の予定で
  す。なお、クラリネットIDはテスト運用時のものがそのまま使える予定です。

4. Webによる情報提供について


  昨年度末に導入したマルチメディア情報蓄積システムに、本センターの利用
に関する各種情報を、順次、登録しております。
  既に、本センターのホームページからセンター発行の各種利用の手引きやデー
タベースの検索、センターニュース、広報解説記事、MSPのコマンドHELPなど
が参照できるようになっております。本センターのホームページのURLは 
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/ です。ご利用ください。

5. 会話型ベクトル計算機VXのテスト運用期間の延長について


  オンラインニュース(BOARD、ネットニュース)で速報しましたが、会話型ベ
クトル計算機VX(abacus.kudpc.kyoto-u.ac.jp)のテスト運用を、利用環境の整
備等のため、当初予定していたテスト終了を、一ケ月延長して、11月末までと
します。

6. 12月1日正式運用開始サービスについて


  現在、テスト運用中の下記サービスは12月より正式運用となり、負担金規程
に基づく負担金課金が行われます。
   
  (1) PPP接続
  (2) パソコン通信システム(クラリネット)
  (3) 会話型ベクトル計算機VX

7. MSP-TISPのレベル・アップについて


  10月29日よりMSP-TISPをレベル・アップしました。この結果、制限されてい
た下記の項目がサポートされるようになりました。
    1:TISP-FTPでのスパンドレコード・ファイルのサポート。
    2:TISP-FTPでの固定形式レコード・ファイルでの行番号フィールド・シ
        フト機能のサポート。
    3:ドメイン名によりXTERM6683を起動する機能のサポート。
        従来は,IPアドレスでしかXTERMを起動できませんでしたが,今回は, 
        ドメイン名でのXTERM6683の起動が可能になりました。
        入力方法:%X IPアドレス/ドメイン名
        なお,詳細に付いては広報Vol.26,No.4,頁225を参照してください。
    4:SMTP・GWでのメール発信時刻を日本標準時間とする。
  また,利用者がTELNETでMSPに接続する際,可能なコネクション数を超えて
接続しようとすると,利用者の端末に以下のメッセージが出力され,ホストと
の接続が切断されます。
  メッセージ
  LOGON REJECTED BECAUSE NUMBER OF TELNET SERVER USERS EXCEEDS USERMAX

8. カタログド・プロシジャ GRAPHMANのFAXパラメタの追加について


  カタログド・プロシジャ GRAPHMAN の PLOTパラメタに FAXを追加しました。
FAXを指定して実行したバッチジョブは,ジョブ終了後,TSSの JPRTコマンド
でFAX出力要求してください。

<使用例> 
   // EXEC GRAPHMAN,PLOT=FAX
   //GRAPHMAN.SYSIN DD *
   11 <-------------------- FAXの場合は必ず11を指定する
   PDB PDBデータセット名
   USE ピクチャア名
   DISPLAY 
   ENDG 
   //

<出力要求例>
   # JPRT バッチジョブ番号  FAX番号

9. APPLYコマンドの追加機能について

                                        
  APPLYコマンドに、第二センターへの登録情報の表示機能が追加されました。

[機能]

  現在開設中のTSSの利用番号の、第二センターへの登録状況を、持っている
すべての支払いコードについて、画面表示します。

[オペランド]

  なし。

[起動方法]

  APPLYコマンドを起動した直後のメニュー画面で、第二センターへの登録状
況の2番を選択する。

[実行例1]

#apply 
   
    1 第二センターへの申請。   
    2 第二センターへの登録状況。 
    3 共用ファイルの追加申請。 
  番号を選択して下さい: 2

 利用者番号                : A50000  
 利用者氏名                : 京大  太郎            
 職名・身分                : 大学院学生(修士)              
 所属                      : 京都大学  大型計算機センター
                                   
 支払コード                : A  
 利用期限                  : 970331  
 利用見込額(千円)        : 0100  
 第2センター登録情報      :   
    大学名        登録状況    処理日    利用見込額(千円)  
  北海道大学       承認      960401        0005  
  東北大学         承認      960401        0005  
  東京大学         承認      960401        0005  
  名古屋大学       承認      960401        0005  
  大阪大学         承認      960401        0020  
  九州大学         承認      960401        0005  
  学情センター     承認      960401        0050   
 

[実行例2]継続期間に実行した場合。

#apply

    1 第二センターへの申請。  
    2 第二センターへの登録状況。
    3 共用ファイルの追加申請。
  番号を選択して下さい: 2

 利用者番号                : B50001
 利用者氏名                : 京大  次郎          
 職名・身分                : 大学院学生(修士)
 所属                      : 京都大学 文学部 

 支払コード                : G
 利用期限                  : 970331
 利用見込額(千円)        : 0100
 第2センター登録情報      :
    大学名        登録状況    処理日    利用見込額(千円)
  北海道大学       承認      960401        0005
  東北大学         承認      960401        0005
  東京大学         承認      960401        0005
  名古屋大学       承認      960401        0005
  大阪大学         承認      960401        0020
  九州大学         承認      960401        0005
  学情センター     承認      960401        0050

 *** INPUT ENTER KEY ***:

 新年度継続情報
 支払コード                : G
 利用期限                  : 980331
 利用見込額(千円)        : 0100
 第2センター登録情報(継続時):
    大学名        登録状況    処理日    利用見込額(千円)
  北海道大学       承認      970215        0005
  東北大学         承認      970215        0005
  東京大学         承認      970215        0005
  名古屋大学       承認      970215        0005
  大阪大学         承認      970215        0015
  九州大学         承認      970215        0005
  学情センター     承認      970215        0050

10. データベースGEOMAGのデータ更新について


  データベースGEOMAGは地磁気観測に関する情報です。今回,テーブルSTAT,
およびテーブルSDTのデータを更新しました。STATは観測所に関する情報で
1件データの追加を行いました。SDTは観測データの保有情報であり,331件
データの追加を行いました。更新は11月1日に実施しました。

  <データベースの呼出し方法>  

  # RDB  GEOMAG

  STRACT> sel * from geomag.stat where cy   1940

11. 遠隔地利用者講習会の開催について


  遠隔地利用者講習会を次のとおり開催します。京都大学大型計算機センター
の利用資格を有している、開催大学及びその近隣の機関(大学等)に所属され
ている方を対象としています。

1)  開催場所:愛媛大学

    (1)  開催日時:11月27日(水)  10 : 00 〜 17 : 00
            10:00-12:00 総合情報処理センター3階 第1教育端末室    
      13:30-17:00 工学部1号館7階 情報工学科実習室706

    (2)  講習内容:センター利用案内
                   データベースの利用 
                   スーパーコンピュータ利用

    (3)  申込先  : 愛媛大学 農学部 環境水工学 藤原正幸助手
                    Tel&Fax 089(946)9890 (直通)
                    e-mail fujihara@agr.ehime-u.ac.jp
                   

12. 特別プログラム講習会開催について


  年間計画でお知らせしているプログラム講習会に加えて、次のとおり、アプ
リケーションサーバで運用しているMapleV(数式処理システム)の講習会を下記
のとおり計画しました。 ご参加ください。

  講習会   :  MapleV(数式処理システム)の利用について

  開催日時 :  平成8年11月26日(火)   10:00〜15:00

  講習会場 :  京都大学大型計算機センター3階講習室

  講習内容 :  (1) 簡単な数式処理とプロット 
              (2) 微積分とその応用
              (3) データ構造と線形代数 
              (4)  プログラミング言語としてのMapleV 
              (5)  演習

  申込期限 : 平成8年11月25日(月)

  受講申込 : 当センター共同利用掛へ電話(075-753-7407,7424)、又は、3階受付
             カウンターで。


www@kudpc.kyoto-u.ac.jp