ニュース 1996 No.12

1. 紙面版ニュース廃止のお知らせ
2. 年末・年始の運用について(再掲)
3. フルカラーOHPプリンタの運用開始について
4. 会話型ベクトル計算機VXのサービス開始について
5. NQSキューo(オー)の新設について
6. 課金情報の表示変更
7. データベースCHINA3のデータ更新について
8. オンライン・データベース利用ガイド(第16版)の発行について
9. スーパーコンピュータ用FORTRANプログラム募集
10. 第12回研究発表会開催の案内
11. 科学研究費補助金による利用期限の注意
12. 平成8年度利用申請の受付期限について
13. 平成9年度利用申請の受付について
14. 利用負担金の改正について

1. 紙面版ニュース廃止のお知らせ

 
京都大学大型計算機センターでは毎月20日にセンターニュースを紙面版、オンライ
ンニュース版(jccs.kyoto.news)、WWW版(http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/News/)の
3つの形態で発行してきましたが、このうち紙面版を1997年3月20日号をもって廃止
させていただきます。来年度以降はオンラインニュース版とWWW版の2本立てとなり
ますので、ご協力のほどよろしくお願い致します。

2. 年末・年始の運用について(再掲)


  平成8年12月28日(土)から平成9年
1月5日(日)の年末・年始休日期間について、試行的に、以下のとおり、無人運用
を行います。
        
  1)利用は館外からのみです。
     通常の週日のスケジュールでご利用ください。
2)運用の計算機システムは、VPP500を除く、全ての計算機システムが利用できま
     す。              
3)
この間は無人運用のため、システムトラブルが発生した場合はその時点で運用停
   止となります。再開は1月6日(月)以降です。
     また、この期間中、計算機サービスについての電話等でのお問い合わせには、
     対処できませんので、ご了承ください。

  なお、館内利用は

1) プログラム相談室およびオフライン機器を含め、館内利用は, 12月27日(金)
   から1月6日(月)の間、休止します。
    2) 図書資料室は、12月26日(木)、27日(金)、1月6日(月)の3日間を休室 
       します。
  
平成9年1月7日(火)より、全て通常どおりの運用となります。

3. カラーOHPプリンタの運用開始について


富士写真フィルム社製フルカラーディジタルプリンター PICTROGRAPHY 3000 を
OHP出力専用のプリンタとして運用を開始しました。
本機は解像度 400dpi、表現色 1670万色(C,M,Y各色256階調)の性能を有しており
A4サイズ専用で、出力可能なテキストは PostScript または、dvi です。なお、プ
リンタの名称は pictro です。

PostScriptファイルの出力例
 % lpr  -Ppictro  PostScriptファイル

dvi ファイルの出力例
 % texpr  -Ppictro  dviファイル

 
出力に係る負担金については本号ニュースの別項(利用負担金の改正について)を
ご覧ください。

4. 会話型ベクトル計算機VXのサービスについて


  会話型ベクトル計算機VXは、
8月よりテスト運用を行ってきましたが、12月2日(月)
からの正式運用に伴い、メモリ許可量を40MBから100MBに増やし、次のような形態で
サービスを行っています。
  ・利用形態
Fortran90(コマンドfrt)およびベクトル化C(コマンドvcc)を用いた会話型ベク
トル実行およびデバッグ。さらに、作成した実行モジュールをNQS経由でvpp500にベ
クトル、並列実行を依頼することが出来ます。
  ・ホスト名: abacus.kudpc.kyoto-u.ac.jp
  ・会話型実行での許可量
      CPU時間:     30 分
      メモリ:   100 MB

5. NQSキューo(オー)の新設について

    
 これまでベクトル並列計算機VPP500でNQS経由のバッチ処理サービスを行っていま
すが、12月2日(月)より、新たに会話型ベクトル計算機VXでもNQS経由のバッチ処
理サービスを開始します。
キュー名はo(オー)で、VPP500のキューp、qに比べて2.2GFLOPSの演算性能
(VPP500は、1.6GFLOPS)と400MBのメモリ(p,qは、200MB)を使用すること
ができます。
なお、ジョブの依頼元は、VX(abacus)に限っており、UXPからは依頼できません
ので注意してください。
  ・キュー名oの許可量

キュー名  CPU時間  経過時間  メモリ    ファイル量
 o(オー)  60分        90分        400MB  2000MB

6. 課金情報の表示変更

  
12月2日(月)より、利用負担金算出方式が改定され、TSS(会話型処理)は、利用
者ごとに使用した演算時間を1日単位で集計し、負担金計算を行なうようになりまし
た。
これにともない、ACTLISTやログオフ時のTOTALで表示される課金情報のうちTSS
関係の額は、1日単位で更新されますのでご注意ください。また、TSS終了時に表示
されていたセッション課金情報はなくなりました。

7.データベースCHINA3のデータ更新について


データベースCHINA3は東洋学に関する文献目録情報です。今回、1994年に出版され
た文献の情報9,645件を追加しました。その結果、合計件数は265,154件となりまし
た。データ更新は1996年12月2日に行いました。ご利用ください。
なお,本データベースの詳しい検索方法の資料をご希望の方は京都大学人文科学研
究所附属東洋学文献センター(Tel. 075-753-6995)までお問い合わせください。
                               
 <データベースの呼出し方法>  <MSPシステム>
                                   
  # IRS CHINA3 

8. 「オンライン・データベース利用ガイド(第16版)」の発行について


  「オンライン・データベース利用ガイド(第16版)」(全国共同利用大型計算機
センターライブラリ・データベース連絡会刊)が発行されました。本センターの共
用データベースをはじめ、他大学大型計算機センターおよび、文部省学術情報セン
ターでサービスされているデータベースの利用方法等が解説されています。センタ
ー3階事務室受付および図書資料室で配布しています。

9. スーパー・コンピュータ用FORTRANプログラム募集


センターのスーパー・コンピュータがどのように利用されているのかを調査するた
め、センターのVP2600あるいはVPP500用に書かれたFORTRANプログラムを募集します
。
プログラム(ただしユーザ個人が書いたもの)をセンターにご寄付くださる方は、
システム管理掛(Tel. 075-753-7431)までご連絡ください。

10. 第12回研究発表会開催の案内


  本センター研究開発部主催の研究発表会を下記のとおり開催します。
多数ご参加ください。
なお、当日のプログラムは、次号(1月号)のニュースでお知らせしますが、1月
上旬にはWebに載せます。本センターのホームページのURLは、http://www.kudpc.kyo
to-u.ac.jp/です。

                     記

    日  時  :  平成9年2月3日(月)10:00より
    場  所  :  京都大学大型計算機センター講習室(3階)
 

11. 科学研究費補助金による利用期限の注意


  今年度の科学研究費補助金による利用期限は2月25日(火)です。
平成9年1月、2月の利用通知書および納入告知書はそれぞれ翌月中旬頃になります。
(科学研究費補助金の実績報告書を2月に提出予定の方は、1月末日で利用を終了す
るようにしてください。)
また、科学研究費だけの利用の場合、利用期限が切れた後はデータセットをアクセ
スできませんので十分注意してご利用ください。

12. 平成8年度利用申請の受付期限について


今年度の計算機利用申請(新規・追加)の受付は2月28日(金)で締め切ります。今
年度内に計算機利用を予定されている方は早めに手続きをしてください。
今年度京都大学を第二センターとして利用される方も、2月28日(金)までにセン
ターに届くように所属センターへ手続きをしてください。
 <注意事項>
他センターの今年度利用申請受付締め切りは各センターごとに異なりますので、
各センターのニュース等に注意してください(各センターの締め切り日の前日まで
に「APPLY」 コマンドで手続きしてください)。

13. 平成9年度利用申請の受付について


  平成9年度の計算機利用申請の受付を次のとおり行います。
       新規利用申請    平成9年3月11日(火)〜
       継続利用申請    平成9年2月3日(月)〜3月10日(月) センター必着
ただし、「APPLY」コマンドによる第二センターへの継続受付は3月21日(金)まで
です。
また、本センターを第二センターとして利用する方も3月21日(金)までに所属セン
ターへ手続きをしてください。
<注意事項>
・ 京都大学を所属センターとして継続利用が見込まれる方には1月下旬に継続申請
書を送付します。印字事項を確認し(誤りがあれば朱書で訂正してください)、
必要事項を記入、押印の後返送してください。
・ 継続申請は今年度に利用申請されている方に限ります。ただし、科学研究費補助
  金による利用の場合は継続申請できません。
  ・所属異動、支払責任者の異動等も利用者番号は継続が可能です。
      所属異動の方  ―――――――  異動先の新所属機関を記入、各欄押印
      支払責任者の異動,退官  ――  新支払責任者を記入、押印
・ 継続申請の手続きをされると、共用ファイルは翌年度も同容量、同個数が設定
されます。また、共用ファイル許可量を減らしたいときは、「APPLY」コマンドの
共用ファイルの追加申請で行えます。なお、不要なデータセットは消去し、当面必
要のないファイルは磁気テープなどにコピーして有効利用を心掛けてください。
 *UNIXの継続について
    MSPの継続申請が承認されると自動的にUNIXも承認されます。
    不明な点は、共同利用掛までお問い合わせください。
    Tel.075-753-7407,7424

14. 利用負担金の改正について


  本センターでは、平成8年12月1日から別表のとおり利用負担金を改正しました。
利用方法によっては大幅な値下げとなっていますので、せいぜいご利用ください。
    今回の改正の要点は、次のとおりです。
     ・VP2600以外の利用についてのCPU課金を値下げしたこと。
     ・VPP関係が汎用機並みのCPU課金になったこと。
・ 会話型処理(TSS,Unix)のCPU課金に長時間逓減性(バッチジョブと同様)
  を導入したこと。
・ PPPやパソコン通信システムなど新規サービスについての負担金の設定。

1.演算経費
 バッチ型処理
 1件の演算時間のうち                           
   VP2600利用の場合          300秒までの部分1秒につき                5円
                              300秒を超え900秒までの部分1秒につき    3円
                              900秒を超える部分1秒につき              1円
   VP2600以外の利用の場合    300秒までの部分1秒につき                2円
                              300秒を超え900秒までの部分1秒につき    1円
                              900秒を超える部分1秒につき             0.5円
 会話型処理
   VP2600利用の場合          300秒までの部分1秒につき                5円
                              300秒を超え900秒までの部分1秒につき    3円
                              900秒を超える部分1秒につき              1円
   VP2600以外の利用の場合    300秒までの部分1秒につき                2円
                              300秒を超え900秒までの部分1秒につき    1円
                              900秒を超える部分1秒につき             0.5円
2. 出力経費
   センターのモノクロプリンタに出力する場合       1枚につき             3円
   センターのプリンタプロッタに出力する場合       1件につき            50円
                                                  1枚につき             3円
   センターのカラープリンタに出力する場合         1枚につき            70円
     センターのカラーOHPプリンタに出力する場合    1枚につき           300円
3. 共用ファイルを使用する場合
   10メガバイトまでの部分1メガバイトまでごとに                    月額80円
   10メガバイトを超え50メガバイトまでの部分1メガバイトまでごとに 月額40円
   50メガバイトを超える部分1メガバイトまでごとに                  月額20円
 4.特殊機器を使用する場合
   特殊システムを専有利用する場合
     専有時間30分までごとに                                          300円
   パソコン通信システムを利用する場合
     登録に対して                                                 月額300円
   PPP(ダイアルアップIP接続)を利用する場合
     1ヶ月の接続時間が100分までの場合1分につき                        5円
     1ヶ月の接続時間が100分以上の場合                           月額500円
4. 各利用区分共通負担額  
利用区分に従い算出した利用負担金の額を月ごとに集計
                         した合計額に100分の3を乗じて得た額


www@kudpc.kyoto-u.ac.jp