ニュース 1996 No.6

1. スーパーコンピュータの夜間運用時間について
2. UNIXからのVPP利用について
3. Fortran90の公開のお知らせ(MSP)
4. コマンドの新設について
5. カタログドプロシジャの新設について
6. MSPシステムの利用者データセットの復元サービスについて
7. 文部省科学研究費補助金による計算機利用申請の取り扱いについて
8. プログラム講習会開催の案内
9. 特別プログラム講習会開催について

1. スーパーコンピュータの夜間運用時間について

  スーパーコンピュータVPP500及びVP2600は、6月より、節電対策として深夜
12時以降はジョブがなくなった時点で停止処理を行っております。翌朝、
電源投入後、8時45分までに運用を再開します。
  スーパーコンピュータVP2600は大変混雑しており、この夜間対策で停止する
状況ではありませんが、スーパーコンピュータの夜間運用形態に利用者の皆様
のご理解をお願いします。

2. UNIXからのVPP利用について

  6月5日(水)より、NQS経由でのベクトル並列計算機VPP500のサービスを始
めました。これによりUNIX環境からFortranによるベクトル、並列実行、およ
び、C言語によるベクトル実行のためのバッチ処理依頼が可能になります。
 なお、当面、NQSジョブ依頼元は、M1800/30E上のUNIX(UXP)に限っていますの
でご注意ください。また、サービスの詳細や使用方法およびNQSのサンプルスク
リプトがUXPのディレクトリ"/usr/local/NQS/Doc/"配下にありますので参考に
してください。

3. Fortran90の公開のお知らせ (MSP)

  6月5日から,Fortran90及び,Fortran90/VP,Fortran90/VPPコンパイラの
運用を開始しました。TSSにおいては,FORT90,F90DBG(Fortran90用の会話型
デバッガ)コマンドをお使いください。また,バッチにおいては,FORT90,SMP90,
VPPF90,VPPSMP90カタログド・プロシジャを指定することで,お使い頂けます。
FORTRAN77のプログラムもコンパイル可能です。各コマンド及び,カタログド
・プロシジャの記述形式については,「コマンドの新設について」,「カタロ
グド・プロシジャの新設について」をご覧ください。
  簡単な使用例を下記に示します。例で使用するソース・データセット名は,
TEST.FORTとし,入出力データは無いものとします。

【TSSにおいての使用例】
 (1) FORT90コマンドで,翻訳,実行する場合。

     # FORT90 TEST.FORT
 
 (2) FORT90,LINK,CALLコマンドで,翻訳,結合,実行する場合。

     # FORT90 TEST.FORT OBJ(TEST.OBJ)
     # LINK TEST.OBJ LOAD(TEST.LOAD(MAIN)) F90LIB
     # CALL TEST.LOAD(MAIN)
 
 (3) F90DBGコマンドで,会話型デバッグする場合。

     # FORT90 TEST.FORT OBJ(TEST.OBJ) DBGINF
     # LINK TEST.OBJ LOAD(TEST.LOAD(MAIN)) F90LIB TEST
     # F90DBG TEST.LOAD(MAIN) 

【バッチにおいての使用例】
 (1) 汎用クラスで,翻訳,結合,実行する場合。
 
     //FORT90 JOB 利用番号,###,CLASS=B
     // EXEC FORT90,SOURCE='利用者番号.TEST.FORT'
     //

 (2) VPクラスで,翻訳,結合,実行する場合。

     //FORT90 JOB 利用番号,###,CLASS=E
     // EXEC FORT90,SOURCE='利用者番号.TEST.FORT',SYS=VP
     //
 
 (3) VPクラスで,実行されるプログラムの動作情報を収集して,
     分析したい場合。

     //FORT90 JOB 利用番号,###,CLASS=E
     // EXEC SMP90,SOURCE='利用者番号.TEST.FORT',SYS=VP
     // 

 (4) VPPクラスで,翻訳,結合,実行する場合。

     //FORT90 JOB 利用番号,###,CLASS=P
     // EXEC VPPF90,SOURCE='利用者番号.TEST.FORT'
     // 

 (5) VPPクラスで,実行されるプログラムの動作情報を収集して,
     分析したい場合。

     //FORT90 JOB 利用番号,###,CLASS=R
     // EXEC VPPSMP90,SOURCE='利用者番号.TEST.FORT',TYPE=RTIME
     // 

4. コマンドの新設について

(1) FORT90 コマンド
【機能】
 Fortran90コンパイラを起動し,指定された原始プログラムを翻訳,実行する。
【記述形式】
 コマンド名                  オペランド
 FORT90        データセット名
               ['[ロードオプション]/[実行可能プログラムオプション]
                 [プログラムパラメタ]']
               [コンパイルオプション]
【オペランドの説明】
 それぞれのオペランドは,空白またはコンマで区切って指定する。
 データセット名:翻訳対象のFortran原始プログラムが格納されているデータセット名
                 を指定する。
 ロードオプション:ローダに関するオプションを指定する。
 実行可能プログラムオプション:実行可能プログラムに関するオプションを指定する。
 プログラムパラメタ:実行可能プログラムに与えるパラメタを指定する。
 コンパイルオプション:コンパイラに関するオプションを指定する。
【参照マニアル】
 OSIV/MSP FORTRAN90 使用手引書 V10用
 OSIV/MSP FORTRAN90/VP 使用手引書 V10用
 OSIV/MSP リンケージエディタ/ローダ 使用手引書 AFII

(2) F90DBG コマンド
【機能】
 デバッガを起動する。
【記述形式】
 コマンド名                  オペランド
 F90DBG        データセット名        
               [PARM('実行可能プログラムオプション')]
               [CP]
【オペランドの説明】
 それぞれのオペランドは,空白またはコンマで区切って指定する。
 データセット名:デバッグ対象プログラムが格納されているロードモジュールデータ
                 セットを指定する。データセット名の指定形式を下記に示す。
                   データセット名(メンバ名)
                 このデバッグ対象プログラムは,翻訳時にDBGINFオプションを指定
                 し,リンク時にTESTオプションを指定して作成する。
 実行可能プログラムオプション:実行可能プログラムに関するオプションを指定する。
 CP:デバッグ対象プログラムがコマンドプロセッサである場合に指定する。
【参照マニアル】
 OS IV/MSP FORTRAN90 デバッガ使用手引書

5. カタログド・プロシジャの新設について

(1) FORT90(汎用機及び,VPへのバッチジョブに使用する)
【機能】
   Fortran90または,Fortran90/VPコンパイラを起動し,指定された原始プログラムを
 翻訳,結合,実行する。
【記述形式】
 プロシジャ名                  パラメタ
 FORT90        SOURCE=
               [,INC=][,PRVLIB=][,LIBn=][,PLOT=]
               [,PARM.FORT=][,STEP=]
               [,LMDS=][,PROG=][,SPACE=][,DISP=]
               [,SYS=][,VREGION=]
               [,SYSOUT=][,FORM=][,SIDE=]
【パラメタの説明】
   それぞれのオペランドは,コンマで区切って指定する。下記に各パラメタの簡単な
 説明と指定例を示す。★付きパラメタは必須,☆付きパラメタはVPに関するもの
 である。パラメタの詳細な説明は,「利用の手引き - バッチ処理篇 - 」の 
 "1.1 カタプロの記号パラメータ"を参照されたい。
★SOURCE    : 翻訳対象のFortran原始プログラムが格納されているデータセット名を
              指定する。(指定例) SOURCE='利用者番号.TEST.FORT'
  INC       : INCLUDEデータセット名を指定する。
              (指定例) INC='利用者番号.INC.FORT'
  PRVLIB    : 利用者が作成したライブラリデータセット名を指定する。
              (指定例) PRVLIB='利用者番号.SUBLIB.LOAD' 
  LIBn      : システムライブラリを使用する場合に指定する。(n=1〜5)指定する場合
              はLIB1から順番に指定する。
              (指定例) LIB1=IMSL,LIB2=NUMPAC
  PLOT      : プロッタを指定する。(指定例) PLOT=X4018
  PARM.FORT : コンパイラに関するオプションを指定する。
              (指定例) PARM.FORT='NOSOURCE,SRCMSG'
  STEP      : 翻訳,結合,実行の処理段階を指定する。
              (指定例) 翻訳のみの場合 : STEP=C
  LMDS      : SOURCEで指定したプログラムのロードモジュールを格納する区分
              データセット名を指定する。STEPでCLやCLGを指定した場合に,必ず
              指定すること。(指定例) LMDS='利用者番号.MYLIB.LOAD'
  PROG      : LMDSで指定したデータセットに格納されるメンバ名(プログラム名)
              を指定する。省略時は,MAIN。(指定例) PROG=MYPROG
  SPACE     : LMDSで指定したデータセットを新規で作成する場合に指定する。
              (指定例) SPACE='10,10,5'
  DISP      : LMDSで指定したデータセットの後処理に関する指定をする。
              (指定例) 既存のデータセットの場合 : DISP=SHR
☆SYS       : VPジョブの場合に指定する。このパラメタの指定でFortran90/VP
             コンパイラが呼び出される。(指定例) SYS=VP
☆VREGION   : VPリージョンの大きさ(単位はMB)を指定する。
              (指定例) VREGION=100 
  SYSOUT    : プリンタ出力のクラスを指定する。
              (指定例) 連続紙に出力 : SYSOUT=A
  FORM      : SYSOUT=Y(カット紙)を選択し,ポートレイト出力する場合に指定する。
              無指定の場合はランドスケープ。(指定例) FORM=PORT
  SIDE      : SYSOUT=Y(カット紙)を選択し,両面印刷する場合に指定する。無指定の
              場合は片面印刷。(指定例) SIDE=BOTH

【参照マニアル】
  OS IV/MSP FORTRAN90 使用手引書 V10用
  OS IV/MSP FORTRAN90/VP 使用手引書 V10用


(2) SMP90(汎用機及び,VPへのバッチジョブに使用する)
【機能】
   Fortran90または,Fortran90/VPを起動し,指定された原始プログラムを翻訳,
 結合,実行し,動作情報を収集し,解析情報を出力する。
【記述形式】
 プロシジャ名                  パラメタ
 SMP90         SOURCE=
               [,INTER=][,STCOUNT=]
               [,INC=][,PRVLIB=][,LIBn=][,PLOT=]
               [,SYS=][,VREGION=]
               [,SYSOUT=][,FORM=][,SIDE=]
               
【パラメタの説明】
   それぞれのオペランドは,コンマで区切って指定する。下記に各パラメタの簡単な
 説明と指定例を示す。★付きパラメタは必須,☆付きパラメタはVPに関するもの
 である。
★SOURCE    : 翻訳対象のFortran原始プログラムが格納されているデータセット名を
              指定する。(指定例) SOURCE='利用者番号.TEST.FORT'
  INTER     : 解析情報を収集する間隔を指定する。単位はミリ秒で,省略時は10。
              (指定例) INTER=100
  STCOUNT   : 文通番に対応付けて割り込み回数を埋め込んだ原始プログラムリストを
              出力したい場合に指定する。無指定の場合は,通常の原始プログラム
              リストを出力する。(指定例) STCOUNT=YES
  INC       : INCLUDEデータセット名を指定する。
              (指定例) INC='利用者番号.INC.FORT'
  PRVLIB    : 利用者が作成したライブラリデータセット名を指定する。
              (指定例) PRVLIB='利用者番号.SUBLIB.LOAD' 
  LIBn      : システムライブラリを使用する場合に指定する。(n=1〜5) 指定する場合
              はLIB1から順番に指定する。
              (指定例) LIB1=IMSL,LIB2=NUMPAC
  PLOT      : プロッタを指定する。(指定例) PLOT=X4018
☆SYS       : VPジョブの場合に指定する。(指定例) SYS=VP
☆VREGION   : VPリージョンの大きさ(単位はMB)を指定する。
              (指定例) VREGION=100 
  SYSOUT    : プリンタ出力のクラスを指定する。
              (指定例) 連続紙に出力 : SYSOUT=A
  FORM      : SYSOUT=Y(カット紙)を選択し,ポートレイト出力する場合に指定する。
              無指定の場合はランドスケープ。(指定例) FORM=PORT
  SIDE      : SYSOUT=Y(カット紙)を選択し,両面印刷する場合に指定する。無指定の
              場合は片面印刷。(指定例) SIDE=BOTH

【参照マニアル】
  OS IV/MSP FORTRAN90 アナライザ使用手引書 V10用

(3) VPPF90(VPPへのバッチジョブに使用する)
【機能】
   VPP500用のFortran90/VP及びFortran90/VPPコンパイラを起動し,
 指定された原始プログラムを翻訳,結合,実行する。
【記述形式】
 プロシジャ名                   パラメタ
 VPPF90         SOURCE=
               [,INC=]
               [,SYSOUT=][,FORM=][,SIDE=]
【パラメタの説明】
   それぞれのオペランドは,コンマで区切って指定する。下記に各パラメタの簡単な
 説明と指定例を示す。★付きパラメタは必須。なお,ジョブクラスによってコンパイラ
 が選択されるため,SYSパラメタはありません。
★SOURCE    : 翻訳対象のFortran原始プログラムが格納されているデータセット名を
              指定する。
              (指定例)SOURCE='利用者番号.TEST.FORT'
  INC       : INCLUDEデータセット名を指定する。
              (指定例)INC='利用者番号.INC.FORT
  SYSOUT    : プリンタ出力のクラスを指定する。
              (指定例)連続紙に出力:SYSOUT=A
  FORM      : SYSOUT=Y(カット紙)を選択し,ポートレイト出力する場合に指定する。
              無指定の場合はランドスケープ。
              (指定例)FORM=PORT
  SIDE      : SYSOUT=Y(カット紙)を選択し,両面印刷する場合に指定する。
              無指定の場合は片面印刷。
              (指定例)SIDE=BOTH

(4) VPPSMP90(VPPへのバッチジョブに使用する)
【機能】
   VPP500用のFortran90/VP及びFortran90/VPPコンパイラを起動し,指定された
 原始プログラムを翻訳,結合,実行し,動作情報を収集し,解析情報を出力する。
【記述形式】
 プロシジャ名                   パラメタ
 VPPSMP90      SOURCE=
              [,INC=]
              [,TYPE=][,INTER=]
              [,SYSOUT=][,FORM=][,SIDE=]
【パラメタの説明】
   それぞれのオペランドは,コンマで区切って指定する。下記に各パラメタの簡単な説
 明と指定例を示す。★付きパラメタは必須。なお,ジョブクラスによってコンパイラが
 選択されるため,SYSパラメタはありません。
 
★SOURCE    : 翻訳対象のFortran原始プログラムが格納されているデータセット名を
              指定する。(指定例) SOURCE='利用者番号.TEST.FORT'
  TYPE      : 解析を行うタイプを指定する。省略時は,VTIME。
              (指定例) TYPE=VTIME
              VTIME   : 1PEジョブ用にCPUで解析する。
              RTIME   : 複数ジョブ用に経過時間で解析する。
  INTER     : 解析情報を収集する間隔を指定する。単位はミリ秒で,省略時は10。
               (指定例) INTER=100
  INC       : INCLUDEデータセット名を指定する。
              (指定例) INC='利用者番号.INC.FORT'
  SYSOUT    : プリンタ出力のクラスを指定する。(指定例) 連続紙に出力:SYSOUT=A
  FORM      : SYSOUT=Y(カット紙)を選択し,ポートレイト出力する場合に指定する。
              無指定の場合はランドスケープ。(指定例) FORM=PORT
  SIDE      : SYSOUT=Y(カット紙)を選択し,両面印刷する場合に指定する。
              無指定の場合は片面印刷。(指定例)SIDE=BOTH
【参照マニアル】
  OS IV/MSP FORTRAN90 アナライザ使用手引書 V10用

6. MSPシステムの利用者データセットの復元サービスについて

  6月5日(水)より、MSPシステムの利用者データセットの復元サービスを開始し
ました。このサービスは、利用者が誤ってデータセットを更新したり、削除し
た場合に、光磁気ディスクにバックアップされているデータセットを復元する
ことができます。
  なお、このサービスの開始に伴い、バックアップデータセットの有無を調べ
る BKLIST コマンドとデータセットの復元を行う DSREVIVE コマンドを新設い
たします。

・BKLIST 

<機能>
 光磁気ディスクにバックアップデータセットの有無を調べる。バックアップ
データセットが存在する場合、バックアップした日時を表示する。

<コマンドの入力形式>
 +------------+-----------------------+
 | コマンド名 |      オペランド       |
 +------------+-----------------------+
 |  BKLIST    |  [ データセット名 ]   |
 +------------+-----------------------+

<オペランドの説明>
 表示したいデータセット名を指定する。省略した場合は、削除されたデータ
セットでバックアップデータセットのあるものをすべて表示する。

<使用例>
 1. TEST.FORT のバックアップデータセットの有無を調べる
    #  BKLIST TEST.FORT
         DATASET NAME                         BACKUP       DELETE  
                                           DATE    TIME     DATE  
    TEST.FORT                             960429 22:35:26   NONE   
 2. 削除したデータセットのバックアップデータセットを表示する
    #  BKLIST
         DATASET NAME                         BACKUP       DELETE  
                                           DATE    TIME     DATE  
    TEST.DATA                             960517 22:37:26  960520  
    TEST.TEXT                             960517 22:46:12  960520  
    XYZ.LOG                               960517 22:42:45  960520  

<注意事項>
 ・バックアップは特別な理由がない限り、MSPシステムがサービスしている
  日の夜間(午後10時より)に自動的に行っています。
 ・バックアップされるデータセットは、新規に作成したものと更新されたも
  のですが、バックアップを実施中に他のジョブによりオープンされている
  データセットやカタログしていないデータセットはバックアップされませ
  ん。
 ・削除したデータセットのバックアップデータセットの保存期間は、削除し
  た日より2日間です。それ以後は、復元できません。

・DSREVIVE

<機能>
 光磁気ディスクに存在するバックアップデータセットを復元する。

<コマンドの入力形式>
 +------------+-----------------------+
 | コマンド名 |      オペランド       |
 +------------+-----------------------+
 |  DSREVIVE  |    データセット名     |
 +------------+-----------------------+

<オペランドの説明>
 復元するデータセットを指定する。

<使用例>
 1. TEST.FORT を光磁気ディスクより復元する
    #  DSREVIVE TEST.FORT

<注意事項>
 ・復元されるデータセット名は、オペランドで指定したデータセット名とな
  りますので、誤って更新したデータセットを復元する場合は、DSREVIVE 
  コマンドを実行する前に、RENAME コマンドなどでデータセット名を変更
  してください。

7. 文部省科学研究費補助金による計算機利用申請の取り扱いについて

1.受付の開始
    文部省科学研究費補助金(以下「科研費」という)による計算機利用申請は,交付内   定通知があった段階から受け付けています。
2.利用期限の指定について
    科研費による平成8年度の最終利用期限は,平成9年2月25日です。
    ただし,2月分の利用負担金通知書及び納入告知書は3月中旬頃の発送となります。
    なお,決算報告等で2月中に利用負担金通知書等を必要とされる方は,申請書の利用  期限を1月31日以前の日と指定してください。
3.その他の留意事項
    科研費による利用負担金を校費等へ振り替えて支払うことはできません。

8. プログラム講習会開催の案内

  10)WINDOWSパソコンによるセンター利用

        開催期間    平成8年7月9日(火)  
        受    付    平成8年6月18日(火)〜7月1日(月)
        内    容    WINDOWS95 パソコンを使ってセンターへ接続する方法を解説しま                     す。電子メールの送受,ニュース検索などの利用について,基本                     的な操作方法を解説・実習します。

 
  11)Machintoshによるセンター利用

        開催期間    平成8年7月10日(水)
        受    付    平成8年6月20日(木)〜7月3日(水)
        内    容    Machintosh を用いてイエローケーブル並びに電話回線を介して
                    センターを利用する手段を解説します。接続の準備、センターの                     マシンの端末としての利用、センターのマシンとの間でのデータ                     転送、様々なソフトの検索および入手、電子メールの使い方、ニ                     ュースの読み方、ホームページの見方等に触れます。実習は行な                     いません。


        * 各回とも原則として受講者定員は30名です。
        * 講習会は原則として午前10時30分から午後4時までです。
        * 講習会会場は,京都大学大型計算機センター3階講習室です。
        * 受講申し込みは,Tel 075-753-7407,7424 または,センター3階の受付カウ            ンターで。

9. 特別プログラム講習会開催について

  年間計画でお知らせしているプログラム講習会に加えて、次のとおり、アプ
リケーションサーバで運用している MATLAB(数値計算・制御解析システム)の
講習会を下記のとおり計画しました。  ご参加ください。

  講習会   :  MATLAB(数値計算・制御解析システム)の利用について

  開催日時 :  平成 8年 7月15日(月)   13:00〜17:00

  講習会場 :  京都大学大型計算機センター3階講習室

  講習内容 : The Math Works, Inc.のMATLABは,科学的・工学的分野の様々な
             数値計算,データ解析,シミュレーション,およびビジュアライ
             ゼーションのための統合環境です。MATLABはコアモジュールの
             MATLABを中心として,ブロックダイアグラムシミュレータの
             SIMULINK,およびToolboxと呼ばれるアプリケーションモジュール
             から構成されています。本センターでは次の6つのToolboxを使用
             できます。
            
              制御系設計         - Control System Toolbox
              制御系設計         - Robust Control Toolbox
              制御系設計         - μ-Analysis and Synthesis Toolbox
              ディジタル信号処理 - Signal Processing Toolbox
              システム同定       - System Identification Toolbox
              最適化             - Optimization Toolbox

          今回,MATLABを本格的に研究手段として利用しようと考えている方
          を対象に,実際に研究でMATLABを使用している方を講師に招いて,
          導入編の講習を行ないます。

  申込期限 : 平成8年7月8日(月) 

  受講申込 : 当センター共同利用掛へ電話(075-753-7407,7424)、又は、3階受付
             カウンターで。

www@kudpc.kyoto-u.ac.jp