8月2日より、非線形動的構造解析ソフトウエアであるLS-DYNA3Dを運用・サービスしています。これは、陽解法により構造物の大変形、弾塑性、動的接触・挙動を時間履歴でシミュレーションするソフトウエアです。モデル作成や解析結果の評価、可視化には、プリ・ポストプロセッサとしてeta/FEMBを利用します。
使い方は http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Supercomputer/VPP800_Application/ をご覧ください。
なお、解説記事が広報Vol.32, No.4(8月20日発行)に掲載されますので併せてご参照ください。
京都大学大型計算機センターでは、平成11年12月下旬に汎用コンピュータシステムの置き換えの予定ですが、この時点でSPSS(社会科学のための統計パッケージ)の運用を停止することになりました。1973年春の京大第3版から実に27年の長きにわたって運用してまいりましたが、諸般の事情により運用を停止することになりましたので、お知らせいたします。
なお、SAS(統計解析システム)は継続して運用予定ですのでSPSSのシステムファイルをお持ちの方は早目にSASデータセットに変換していただくようお願いします。
【変換例、TSS】
#SAS * ------> SASコマンドの起動 1? X ALLOC DA(SAVE.SPSS) F(IN) SHR ; 2? PROC CONVERT SPSS=IN OUT=SASD ; 3? PROC PRINT DATA=SASD ; RUN ; 1? SPSSのシステムファイルのファイル参照名(IN)を割り当てる。 2? 変換プロシジャで一時SASデータセットの作成 3? PRINTプロシジャで変換内容の確認を行う。
永久SASデータを作成して保存する場合には、新規ファイルの割り当てと、2?の OUT=SASD.FILE1のように2レベルの名前を指定する。
変換されるSPSSファイルは、変数名、変数ラベルは一切変更されない。
SPSSの文字変数は長さが4のSAS文字変数となり、SPSSのブランク値はSASの欠損値となる。【変換例、バッチ】
@SASコマンド(広報Vol.30、No.1、1997年2月参照)を利用されると便利です。
前号のニュースでご案内した、1999年度開発計画後期分の募集の締切は、8月20日(金)です。申請を予定されている方は、お急ぎください。
募集の詳細についてはニュース1999 No.7 または開発計画広報のページ
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Kaihatsu/
をご参照ください。申請書の請求は、共同利用掛(Tel:075-753-7424、E-mail:kaihatsu@kudpc.kyoto-u.ac.jp)までお申し出ください。
連絡所責任者および利用者の方々に、大型計算機の有効利用など、センターに対するご意見、ご要望を伺うための懇談会を下記の通り開催します。多数ご参加ください。
記
日時 平成11年 9月22日(水) 15:00〜16:00
場所 大型計算機センター3階講習室