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ニュース 2000 No.1
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本センターで運用しているCrimsonは、機器の性能不足及び障害対応等できないため平成11年12月末で運用を停止しました。
SPP(Scalar Parallel Processor)システムでは以下のアプリケーションプログラムを平成12年1月4日(火)から運用を開始しています。
1. Maple V
数式処理、数値計算、グラフィック機能を有した数学計算システム2. AVS/Express Developer
ビジュアライゼーションツール
3. MATLAB
計算、可視化、プログラミング機能を統合した技術計算用高性能言語
詳細な使い方については、下記のURLを参照して下さい。
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/General_Computer/SPP/SPP_Application/
なお、以下にSPPシステムとapps(アプリケーション・サーバSilicon Graphics社製POWER CHALLENGE 10000 XL )との性能を比較しましたので参考にしてください。
AVS/Express 5.0において、MKT_DEMOのいくつかを使用し、CPUの負荷速度を算出しました。これによりAVS/Expressを使用する場合に限って言えば、SPPはappsと比較して約1.4倍のcpu速度を持っていると言えます。
計算サーバ(SPP) 実行回数 1 2 3 4 5 6 平均 user-time 8.52 8.93 9.00 7.09 7.08 7.13 7.79 system-time 1.69 1.68 1.70 1.55 1.37 1.45 1.57 合 計 10.21 10.61 10.7 8.64 8.45 8.58 9.53
アプリケーションサーバ(apps) 実行回数 1 2 3 4 5 6 平均 user-time 12.89 13.06 13.07 10.02 10.37 10.03 11.57 system-time 1.92 1.90 1.89 1.57 1.56 1.58 1.74 合 計 14.81 14.96 14.96 11.59 11.93 11.61 13.31 ※単位:秒
SPP(Scalar Parallel Processor)システムで稼働するS-PLUSを平成12年1月20日(木)から運用を開始します。S-PLUSはAT&Tベル研究所で開発されたオブジェクト指向の対話型データ解析言語Sをベースに統計解析、データ解析、グラフィックスの機能が大幅に拡張されたものです。
S-PLUSはXWindow環境で利用できます。研究室等のWS、パソコンからxhostコマンドでS-PLUSのウインドウが表示できるように設定してから、SPPにログインしてください。
≪ログインの入力方法≫
% xhost +spp.kudpc.kyoto-u.ac.jp
% telnet spp.kudpc.kyoto-u.ac.jp
spp> setenv DISPLAY WSのホスト名:0.0
S-PLUS内で日本語を使用する場合、S-PLUSを立ち上げる前に環境変数LANGを設定しておく必要があります。
spp> setenv LANG ja
≪S-PLUSの起動方法≫
spp>Splus
S-PLUSで「文字型データ」として日本語を扱うことは可能ですが「変数名」として日本語を用いることはできません。
≪S-PLUSのデモ起動法≫
> demo()
≪S-PLUSの終了方法≫
> q()
S-PLUSには豊富なサンプルプログラムが用意されています。デモの画面では、次のようなメニューが出力され番号を指定することにより、S-PLUSプログラムと解析結果が表示されます。
1: Presentation Graphics 2: Analysis of Variance 3: Modern Regression 4: Survival Analysis 5: Time Series 6: Dynamic Graphics 7: Statistical Modeling デモを終了するにはSELECTIONプロンプトで0(ゼロ)を入力します。なお、表示画面をプリンタに出力する場合はプログラム、解析結果のGRAPHメニューのPRINTをクリックする毎に一階端末室?の片面プリンター(lw)に出力することができます。
S-PLUSの関数名などのオブジェクトの名前に対してオンラインヘルプ機能が用意されています。
?名前 オブジェクトのオンライン解説 help(名前) オブジェクトのオンライン解説 args(名前) オブジェクトのアーギュメント解説 help.start() ウインドウベースのオンライン解説開始 なお、Sに関するマニュアルは和文の「S-PLUSユーザーズマニュアル」と英文マニュアルが図書資料室に備付てあります。なお、マニュアルの購入先は株式会社数理システム(TEL:03-3358-6681、FAX:03-3358-1727) です。またS言語の参考文献としては以下の市販書があります。
S言語?: 共立出版、ISBN4-320-02552-0 S言語?: 共立出版、ISBN4-320-02553-9 Sによるデータ解析: 共立出版、ISBN4-320-02589-X Sと統計モデル: 共立出版、ISBN4-320-02696-9
科学研究費補助金(以後科研費という)・産学連携等研究費による利用期限は次のとおりです。
科学研究費補助金:2月15日(火)
産学連携等研究費:2月25日(金)
科研費・産学連携等研究費での利用ジョブは利用期限までに出力を含め、終了させてください。
なお、利用期限までに終えていない場合は、実行待ち及び実行中のジョブについてはジョブキャンセルを行ないます。また、出力待ちジョブについては、強制出力を行ない、センターの返却棚に返却します。
月額で課金算定を行っているファイル、PPP、データベースについては、科研費・産学連携等研究費の支払コードのみの利用者は、利用期限までの利用に対して課金請求をします。
科研費以外の支払コードを持っている場合は、その支払コードで2月末日に月額課金算定を行います。
5. 各大型計算機センターの計算機利用申請(種類別)受付期間一覧表
注) 学術情報センターは、移転のため平成12年2月10日(木)から 平成12年2月21日までの期間は申請の処理を休止します。
センター名 申請種類別
所属センター
としての受付期間第二センター
としての受付期間北大
センターH11年度新規・追加 〜 H12. 3.30
〜 H12. 3.30
〃 変更・取消 〜 H12. 3.30
〜 H12. 3.30
H12年度への継続 H12. 2. 1〜 H12.4.14 H12. 2. 1〜 H12. 3.21 H12年度新規・追加 H12. 3. 1〜 H12. 4. 3〜 〃 変更・取消 H12. 4. 3〜 H12. 4. 3〜 東北大
センターH11年度新規 〜 H12. 3.30
〜 H12. 3.30
〃 変更・取消 〜 H12. 3.30
〜 H12. 3.30
H12年度への継続 自動継続 H12. 2. 1〜 H12. 3.21 H12年度新規 H12. 4. 1〜 H12. 4. 1〜 〃 変更・取消 H12. 4. 1〜 H12. 4. 1〜 東大センター H11年度新規・追加 〜 H12. 3. 1
〜 H12. 3. 1
〃 変更・取消 〜H11年度最終運用日
〜H11年度最終運用日
H12年度への継続 H12. 2. 1〜 H12. 3.15 H12. 2. 1〜 H12. 3.21 H12年度新規・追加 H12. 3.21〜 H12年度運用開始日〜 〃 変更・取消 H12年度運用開始日〜 H12年度運用開始日〜 名大
センターH11年度新規・追加 〜 H12. 2.29
〜 H12. 2.29
〃 変更・取消 〜 H12. 3.27
〜 H12. 3.27
H12年度への継続 H12. 2. 1〜 H12. 2. 1〜 H12. 3.21 H12年度新規・追加 H12. 2.14〜 H12. 4. 3〜 〃 変更・取消 H12. 4. 3〜 H12. 4. 3〜 京大
センターH11年度新規・追加 〜 H12. 2.29
〜 H12. 2.29
〃 変更・取消 〜H11年度最終運用日
〜H11年度最終運用日
H12年度への継続 H12. 2. 1〜 H12. 3.10 H12. 2. 1〜 H12. 3.21 H12年度新規・追加 H12. 3. 1〜 H12年度運用開始日〜 〃 変更・取消 H12年度運用開始日〜 H12年度運用開始日〜 阪大
センターH11年度新規・追加 〜H11年度最終運用日
〜H11年度最終運用日
〃 変更・取消 〜H11年度最終運用日
〜H11年度最終運用日
H12年度への継続 H12. 1. 4〜 H12. 3.24 H12. 2. 1〜 H12. 3.24 H12年度新規・追加 H12. 3. 1〜 H12. 4. 3〜 〃 変更・取消 H12. 4. 3〜 H12. 4. 3〜 九大センター H11年度新規・追加 〜 H12. 2.25
〜 H12. 2.25
〃 変更・取消 〜H11年度最終運用日
〜H11年度最終運用日
H12年度への継続 H12. 2. 1〜 H12. 3. 6 H12. 2. 1〜 H12. 3.21 H12年度新規・追加 H12. 3. 7〜 H12年度運用開始日〜 〃 変更・取消 H12年度運用開始日〜 H12年度運用開始日〜 学情センター H11年度新規・追加 〜H12.3.30
〜 H12. 3.30
〃 変更・取消 〜 H12. 3.30
〜 H12. 3.30
H12年度への継続 自動継続 H12. 2. 1〜 H12. 3.21 H12年度新規・追加 H12. 4. 1〜 H12. 4. 1〜 〃 変更・取消 H12. 4. 1〜 H12. 4. 1〜
本センター主催の研究セミナーを、下記により開催致します。聴講無料ですので、奮ってご参加下さい。
記
テ ー マ : 地球シミュレータの研究開発 日 時 : 平成12年1月21日(金)15:00 〜 17:00 場 所 : 京都大学大型計算機センター講習室(3階) プログラム : 15:00〜15:05
オープニング 15:05〜16:55
地球シミュレータの研究開発 横川 三津夫(地球シミュレータ研究開発センター 副主任研究員) 16:55〜17:00
クロージング
本センター研究開発部主催の研究発表会を下記のとおり開催いたします。多数ご参加ください。
なお、当日のプログラムは、次号(2月20日号)のニュースでお知らせすると同時に、1月末にはwebに掲載いたします。
記
日 時 : 平成12年2月24日(木)10:00〜
場 所 : 京都大学大型計算機センター講習室(3階)
平成12年度も、平成12年3月1日(水)〜平成12年4月21日(金)前期CPU定額利用申請の受付を行います。これは、計算機システムの比較的すいている期間に演算経費(CPU利用金額)に限り、申請口数の負担金により、その数倍まで利用できるものです。
詳しい内容、申請及び利用要領は次号(2月20日号)のニュースでお知らせします。
第5地区ネットワークNCA5の現状について、意見の交換や報告を行う連絡会を下記のとおり開催しますので、多数ご参加ください。NCA5に加入されている機関の責任者、IPネットワークに参加を希望される第5地区に属する機関でその機関のキャンパスネットワークを担当されている(される)方々の参加を歓迎します。
なお、NCA5の第8回総会もこの連絡会の中で開催する予定です。
準備等の都合もありますので、出席を希望される方は2月10日(木)までに本センターネットワーク掛(Tel:075-753-7432、Fax:075-753-7450、e-mail:secretary@nca5.ad.jp)までお申し込みください。
記
日時:平成12年2月25日(金)午後2時から午後5時まで
場所:京都大学大型計算機センター講習室(3階)
平成12年度開発計画の前期分を下記のとおリ募集します。
開発計画は、比較的短期間に成果が多数の利用者に還元されるプログラム・ライブラリまたは、共用データベースの開発・作成を目的としています。したがって、その開発計画に汎用性のあることが必要となります。本計画のための利用負担金は、原則としてセンター負担となっています。詳しくは、http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Kaihatsu/ をご覧ください。
記
応募資格 本センターの有資格者 受付期間 平成12年1月20日(木)〜 平成12年2月21日(月) 汎用性の基準 1.開発の成果が複数の異なる研究分野において利用され得ること。
2.ベースに登録されて相当多数の利用者に使用されるか、または、 センターの運用・業務等を通じて間接的に利用者の利益として還元 され得るもの。申請方法 所定の申請書を共同利用掛まで提出してください。申請書は、共同利用掛へ請求してください。
(Tel:075-753-7407,7424、e-mail: kyodoriyo@kudpc.kyoto-u.ac.jp)