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ニュース 2000 No.8

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目 次

  1. 9月からの運用時間帯について
  2. 連絡所責任者および利用者との懇談会開催の案内
  3. Gaussian98のリビジョンアップについて
  4. 12年度第2期CPU定額利用申請の受付について

1. 9月からの運用時間帯について

9月からの運用時間帯は、下記のとおりです。

曜日 館外からの利用 館内利用者用機器の利用

月曜8:45〜火曜17:00

9:00〜21:00
9:00〜16:30
水曜8:45〜金曜24:00 9:00〜21:00
9:00〜21:00
9:00〜21:00
12:00〜24:00 閉 館

*ただし、製本機能付プリンタの運用時間は9:00〜17:00といたします。

2. 連絡所責任者および利用者との懇談会開催の案内

連絡所責任者および利用者の方々に、大型計算機の有効利用など、センターに対するご意見、ご要望を伺うための懇談会を下記の通り開催します。多数ご参加ください。

日 時 平成12年9月27日(水) 15:00〜16:00
場 所 大型計算機センター3階講習室

3. Gaussian98のリビジョンアップについて

8月23日(水)より、スーパコンピュータVPP800のGaussian98のリビジョンをA.9に更新します。この更新により、Gaussian98は64bitモードで実行されますので、使用可能メモリ量がNQSの最大使用許可量の7GBまで利用できるようになります。

使用方法についての詳細は、本センターのホームページをご覧下さい。URLは以下の通りです。

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Supercomputer/VPP800_Application/

リビジョンアップによる更新内容の詳細については、Gaussian, Inc.のホームページ( http://www.gaussian.com/ )のGaussian 98 Release Notes:Rev. A.9をご覧下さい。

主要な変更点は以下(紀伊国屋書店オンライン営業部殿の文書から)のようになっています。

  1. IRCキーワードがCalcAllオプションをサポート。
  2. IRCMax計算のための多様な諸方法を区分する記号はコロン(:)を使用。特に、ダブルスラシュ(//)は使用できない。
  3. Densityは、ZINDOと共に使われる場合は無視される。
  4. FMMキーワードのデフォルトが設定された。
  5. gradientsなしの最適化のためのデフォルトアルゴリズムはEF。
  6. Chargeは、マニュアルに反して、Unitsキーワードに従う。
  7. ONIOM計算での事例ジョブとしては、指定分子の原子タイプを特定しないで Amber MM法を使用する。この方法はAmberが明確な原子タイプの入力を常に要求するのでエラーの原因になる。このジョブでは、AmberをUFFに変更することで、事例ジョブを正常動作させることができる。
  8. DFTキーワードのG961LYPは運用されていない。
  9. MP2 NMR=GIAOキーワードは動作せず、一種のMP2エネルギー計算しか実行しない。MPレベルでGIAO NMR計算を行なう場合は、MP2 NMRを用いる。
  10. MO 2-electron integralsのシンメトリブロッキングを回避するためには、Int=NoSCompを使うことが可能。NoSymmCompはNoSCompと同義語。

4. 12年度第2期CPU定額利用申請の受付について

平成12年度第2期CPU定額利用申請の受付を73日より行っています。

これは、計算機システムの比較的すいている期間に演算経費(CPU利用金額)に限り、申請額(10万円)の負担により、その5倍(50万円)まで利用できるものです。

申請及び利用要領は下記のとおりです。多数ご利用ください。

                                                   記

<申請について>

申請受付期間 第2期 平成12年7月3日(月)〜平成12年8月21日(月)
申請方法 TSSコマンドまたはe-mailによる (詳細については次項目に掲載)
TSSコマンドの場合 コマンド名 teigaku
e-mailの場合 アドレス teigaku@kudpc.kyoto-u.ac.jp
申請額 今年度は一つの支払いコードにつき1口10万円、2口20万円、3口30万円のいずれかで申請できます。
ただし、第1期の残金を第2期に繰り越すことはできません。
申請の承認 申請が承認された場合は、第2期受付分は8月中に承認書を送付します。
申請の取消 申請受付期間内であれば取消ができます。
申請受付期間終了後の変更・追加・取消はできません。
申請条件 1. 平成12年度の計算機利用申請手続きが完了していること。
2. 計算機利用申請時の利用負担金支払見込額が申請額以上であること。

科学研究費補助金での利用は共同利用掛にご相談下さい。

※ 実際の利用負担金の請求額は、演算経費(CPU利用金額)のほか、基本経費(月額1000円)、共用ファイルに関わる額、出力に関わる額に共通負担額が加算されたものが請求されますので、ご注意ください。

定額利用申請は、申請が承認された822日(火)以降において、取消の申し出があっても受理できませんので、十分留意のうえ申請してください。

* 申請の詳細は、ホームページ

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/teigaku.html

をご覧下さい。

※不明な点は、共同利用掛までお問い合わせください。

Tel: 075-753-7407,7424 e-mail: kyodoriyo@kudpc.kyoto-u.ac.jp