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 ニュース(全国共同利用版)

   2002年11月号

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1.年末・年始の計算機サービスについて

2.AVSのバージョンアップについて

3.Mathematicaのバージョンアップについて

4.メールサーバmboxの運用変更について

5.計算サーバ(spp)のバージョンアップについて

 


 

 

1.年末・年始の計算機サービスについて

 

 下記のようなスケジュールで年末年始の計算機サービスを行ないます。

 

 

1227日(金)

1228日(土)から

15日(日)

16日(月)

館外

サ ー ビ ス

館内

17:00までサービス

閉 館

9:00からサービス

 

 注)1227日(金)17:00以降は無人運転ですので、トラブルなどで計算機が停止した場合、当該計算機のサービス再開は16日(月)以降になりますので、ご了承ください。

 

 

2.AVSのバージョンアップについて

 

計算サーバ(SPP)で運用している可視化ツールのAVSを現バージョン6.0から6.1へバージョンアップし、平成14年10月30日から運用しています。

主な追加機能は、次のとおりです。

1.HDF5ファイルの読み込み/書き出し機能

  ギガバイト級データフォーマットであるHDF5(Hierarchical Data Format:階層的データフォーマット)ファイルの読み込み/書き出しを効率的(メモリ節約)に行うモジュールが追加されました。

2.VRML法線抑制機能

  VRMLファイルを出力する際に法線を抑止できるのでファイルサイズを少なくできます。

 

追加機能の詳細については、

http://www.fns.co.jp/avs/Announce/VersionUP/express61/express61.html

でご覧できます。起動コマンドは、従来と同じ次のコマンドで利用できます。

 

AVS/Express(Viz)の起動コマンド】

spp>viz または vxp

 

AVS/Express(Developer)の起動コマンド】

spp>xp

 

 

3.Mathematicaのバージョンアップについて

 

計算サーバ(SPP)で運用している、数値計算・グラフィックス機能を備えた、数式処理システムMathematicaをバージョンアップ(4.1版から4.2版)し、平成14年11月13日(水)から運用しています。

 

  1.起動コマンド

 

   ・Xウィンドウ用

     xmath

 

   例:spp[1]> xmath

 

   ・コマンドライン用

     math

 

   例:spp[2]> math

 

  2.バージョンアップによる新機能

  Javaベースでユーザーインターフェイスの作成が可能になりました。

  XML の機能拡張により Mathematica のノートブックと式がXML として保存可能

     になりました。

  シンボリック XML を操作する新パッケージXML ツールが追加されました。

  スタイルシートを含む、XHTML エキスポートがサポートされました。

  拡張された MathML 2.0 がサポートされました。

  線形計画法と最適化に関する機能が改良されました。

  分散分析 ANOVA(ANalysis Of VAriance)他、統計機能が改善されました。

  組合せ論とグラフ理論のためのパッケージ(Combinatorica)に

     新機能が追加されました。

  テクニカルパブリッシング用パッケージ、AuthorToolsが追加されました。

  プレゼンテーションのためのスライドショー環境が追加されました。

  FITSSTDSを含む外部ファイルへの入出力が可能になりました。

 なお、これらの詳しい情報および、サンプルの紹介・解説は、

 以下のURLでご覧になれます。

 

  http://www.wolfram.com/products/mathematica//newin42/

 

 Xウィンドウ環境では「Welcom MATHMATICA」画面のWebsiteメニューからご覧になれ

 ます。

 なお、バージョン4関係の英文マニュアルSTEPHEN WOLFRAMMathematica Book.

 MATHEMATICA 4Standard Add-on Package.は図書資料室で閲覧・貸し出しができます。

 

 

4.メールサーバmboxの運用変更について

 

 メールサーバmbox(mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp)は、1125()から新しいシステムに移行します。この移行により、次のような機能改善を行います。

 

 (1) Webからの利用者管理機能

 

 (2) TLS/SSLによる暗号化通信

 

 (3) POP3/IMAP4によるメール受信

 

 (4) SMTP  AUTH認証によるメール送信

 

 また、この移行作業に伴い1123日(土)の8:30から24日(日)の17:00までサービスを休止します。

 

 

5.計算サーバ(spp)のバージョンアップについて

 

 123()は、計算サーバ(spp)のバージョンアップ作業に伴い、サービスを休止します。作業に伴うサービス休止時間は、8:00から22:00を予定しており、作業が済みしだいサービスを再開します。

 なお、このバージョンアップにより、次のような機能が提供されます。

 

 (1)会話型バッチ処理機能

 

 (2)既存モジュールのラージページ化機能

 

 (3)自動並列コンパイラでのOpenMP変換機能

 

 (4)統合されたプログラム開発環境(サンプラ、チューニングツールの統合)

 

 詳細は、以下のURLの計算サーバ(spp)を参照ください。

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/