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 ニュース(全国共同利用版)

   2002年4月号

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1.ゴールデンウィーク中のサービスについて(コンピューティング掛)

2.平成14年度CPU定額利用申請(全国共同利用掛)(再掲)

3.データベースSHRの運用廃止について(データベース掛)

4.S-PLUSのバージョンアップについて(データベース掛)

5.AVSのバージョンアップについて(データベース掛)

6.プログラム講習会開催の案内(全国共同利用掛)

 


 

1.ゴールデンウィーク中のサービスについて

 

 5月のゴールデンウィーク期間もカレンダー通りの計算サービスを行います。

 

・館内サービス: 平日は通常サービスで、休祝日は閉館します。

・館外サービス: 通常通り、24時間サービスします。

 

 なお、夜間、休祝日など無人運転時に障害が発生した場合には、当該計算機はサービス休止となります。ご了承ください。

 

 

2.平成14年度CPU定額利用申請(再掲)

 

平成14年度、CPU定額利用申請の受付を下記のとおり行います。

これは、演算経費(CPU利用金額)に限り、申請額(1口:10万円)の負担により、その申請額の550万円)まで利用できるものです。

今年度は4月〜11月までの期間を、第1期(41日〜731日)、第2期(81日〜1130日)に分けて受付けます。ただし、1期、第2はそれぞれに申請が必要です。多数ご利用ください。

なお、「平成14年度CPU定額利用申請」の詳細は、ホームページ

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/teiga14.html)をご覧ください。

 

 

3.データベースSHRの運用廃止について

 

 データベースSHRはデータ提供機関のお申し出により、去る20023月末をもって運用を廃止いたしました。ご了承ください。

 

 <代替措置> 特にありません。

 

 

4.S-PLUSのバージョンアップについて

 

 オブジェクト指向型統計解析・グラフィック機能言語S-PLUSが現行のバージョン3、リリース4からバージョン6、リリース1にバージョンアップされ、平成14424日(水)より運用を開始します。S-PLUS起動に先だってSPPコマンド行から

spp[1]  setenv  LANG   C

の設定をお勧めします。

 S-PLUSの起動コマンドを

spp[2] splus  -g   &

とキーインすることにより、グラフィカルインターフェイスとして、起動されメインメニュー、ツールバー、コマンドウインドウを内部に表示するウインドウとしてあらわれます。

 バージョン6のおもな機能追加についての詳細な紹介は、数理システム(株)のURLに紹介されています。

http://www.msi.co.jp/splus/products/V6.html および

http://www.msi.co.jp/splus/products/V6unix.html

をご覧ください。

 S-PLUSバージョン6のマニュアルは図書資料室で閲覧・貸し出しができますので、せいぜいご利用ください。

(1) S-PLUS  Guide to statistics  Vol.1 (英文)

(2) S-PLUS  Guide to statistics  Vol.2 (英文)

(3) S-PLUS  User's Guide (英文)

(4) S-PLUS  Programmer's Guide (英文)

(5) S-PLUS  for UNIX/Linux Getting started (英文)

 

 

5.AVSのバージョンアップについて

 

 可視化ツールのAVSを4月24日からバージョンアップします。

これは、AVS/ExpressViz,Developer共通)の最新バージョンである AVS/Express6.0です。

次の機能が追加されています。

1.イルミネーション・ライン(OpenGLレンダリングのみ)

  3次元の流線表示の新しい表現機能方法です。流れ場を可視化する際に流線の重なりや向きを効果的に表現できます。

2.CGNSの読み込み

  CGNS(CFD General Notation System)ファイルを読み込むRead_CGNSモジュールが追加されました。CGNSは数値流体解析分野で利用されているフォーマットです。

3.動画出力の改良

  MPEGを出力する際に画質を設定できるようになりました。

4.イメージデータからボリュームデータへの変換

  複数のイメージデータから3次元のuniform型のフィールドデータを作成する Read_Img2Volモジュールが追加されました。CTスキャナから得られた断面画像からAVS/Expressの機能を用いて断面の切り出しやボリュームレンダリングなどの可視化ができます。

 

追加機能の詳細については、

http://www.kgt.co.jp/product/avs/express/info/rel60.html

でご覧できます。起動コマンドは、従来と同じ次のコマンドで利用できます。

AVS/Express(Viz)の起動コマンド】

spp>viz または vxp

AVS/Express(Developer)の起動コマンド】

spp>xp

 

 

6.プログラム講習会開催の案内

 

受講者定員

原則として30名

講習時間

10:30〜16:00特に記載がない場合)

(なお、早目に終了することもあります)

   

京都大学学術情報メディアセンター北館  3階 講習室

   

        同上    2階 事務室 全国共同利用掛受付カウンター

 

電 話 : 075-753-7424 又は 7407

E-mail kyodoriyo@kudpc.kyoto-u.ac.jp

センターホームページの講習会案内からも申し込めます。http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Services/Course/

 

 

【560回】   プログラマのためのセンター攻略

平成14年5月8日(水)13:30〜16:00

受付期間

平成14年4月22日(月)〜5月2日(木)

   

学術情報メディアセンターの大型計算機システムでは、スーパーコンピュータや各種サーバ計算機など、世界最高水準の能力を持つ計算機群を備え、全国共同利用のサービスを提供しています。本講習では、大型計算機システムを有効に活用するために、どのようなプログラミング言語、アプリケーション、その他サービスが利用できるかを案内します。講習終了後、希望者には普段利用者が入ることのできない計算機室などを見学していただけます。

(前提とする知識)特にありません。

 

【561回】   UNIX入門

平成14年5月9日(木)

受付期間

平成14年4月23日(火)〜5月7日(火)

   

学術情報メディアセンターでサービスしているUNIXシステムをはじめて利用される方を対象に、セッションの開始と終了、ファイルシステムの基礎、エディタの使い方、オンラインマニュアルの使い方など、UNIXの基礎的な説明と実習をします。

 

【562回】   UNIX入門

平成14年5月10日(金)

受付期間

平成14年4月24日(水)〜5月8日(水)

    

561回と同じ内容です

 

【563回】   Maple

平成14年5月15日(水)

受付期間

平成14年4月26日(金)〜5月13日(月)

   

優れた数学ツールであるMapleの基本操作と、unixで便利なフィルターとしての使用や、MacでのPSへの出力など、実践的な応用問題への適用を紹介する。午前は講義、午後は実習を予定。

 

【564回】   UNIXにおけるC言語基礎

平成14年5月17日(金)

受付期間

平成14年5月1日(水)〜5月15日(水)

   

UNIXにおけるファイル操作やエディタの操作を修得している人を対象として、C言語の基本文法やライブラリの使用法を実習形式により解説する。

 

【565回】   Gaussian

平成14年5月24日(金)9:30〜16:00

受付期間

平成14年5月8日(水)〜5月22日(水)

   

計算機化学の代表的ソフトウェアGAUSSIAN98の背景、エネルギーや構造等の算出される量及び利用法を解説。この利用については、入力データ作成方法と出力結果の見方を実習を含めて説明します。数値データの検算のため、関数電卓を持参してください。午前中は講義、午後は実習を予定。

 

【566回】   UNIX-SAS基礎

平成14年5月29日(水)

受付期間

平成14年5月13日(月)〜5月27日(月)

   

UNIXSASのウインドウ環境における基本的なSAS利用法を紹介する。また、長年運用している汎用機版SASで作成されたSASデータセットをUNIXに移送してSASを利用する方法についても紹介する。UNIXの初歩的知識があることが望ましい。午前は講義、午後は実習予定。

 

【567回】   OpenMP

平成14年5月30日(木)13:30〜16:00

受付期間

平成14年5月14日(火)〜5月28日(火)

   

OpenMPを用いた並列プログラミングの基礎とSPPでの使用方法について解説します。受講者は、UNIXの基本的知識および簡単なFortranプログラムが理解できることが望まれます。

 

【568回】   ベクトルプログラミング

平成14年5月31日(金)13:30〜16:00

受付期間

平成14年5月15日(水)〜5月29日(水)

   

ベクトルプログラミングの基礎と、性能向上のためのチューニング手法やプログラミング上の注意点、VPPでの使用方法などを解説します。受講者は、UNIXの基本的知識および簡単なFortranプログラムが理解できることが望まれます。

 

【569回】   MPI

平成14年6月5日(水)13:30〜16:00

受付期間

平成14年5月20日(月)〜6月3日(月)

   

MPIライブラリによる並列プログラミングについて講習します。

SPMD方式によるプログラミング演習。

講義および実習。