ニュース 1994 No.3

1. 利用負担金の改正について
2. 木曜日の館内利用時間の変更について
3. 画像処理システム(IRIS)の運用について
4. RACF保護の個別名から総称名への移行について
5. FORTRANデータセット属性の省略値の変更について
6. AIM/RDBシステム配下の共用データベースのRDBIIシステムへの移行
7. コマンドプロシジャ @HAPINES の新設について
8. IPネットワークのアクセスの手引き
9. プログラム講習会開催の案内
10. データベースISLINEの運用停止について
11. システム定期保守日

1.利用負担金の改正について

 平成6年4月1日より、下記のとおり利用負担金を改正いたします。
  1.TSSジョブからセンター内出力装置へ出力した場合、バッチジョブとして基本額
   10円を課金してきましたが、これを廃止します。
  2.4月から新しく運用を開始する画像処理システム(IRIS)の利用に対して、接続
   時間30分までごとに300円、X端末サポートの登録に対して月額1000円をいただく
   ことになりました。なお、IRISは8月末までテスト運用のために負担金を無償と
   します。
  3.利用番号ごとの一月の利用負担金合計額が100円未満の場合は、100円とするこ
  になりました。

 1. 主システムによる計算を依頼する場合
   バッチジョブ
  +ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+
  |        算          定          方         法                       |     
  +ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+
  |基本額|1件につき                                                  |
  |      |   センター内の装置から入力する場合                  10円 |
  |      |   センター外の端局から入力する場合                  10円 |
  +ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+
  |      |1件の演算時間のうち                                        |
  |      |スーパーコンピュータ利用の場合                              |
  |演算に|   300秒までの部分...............   1秒につき       7円|
  |係る額|   300秒を超え900秒までの部分 .. 1秒につき       3円|
  |      |   900秒を超える部分 .............  1秒につき       1円|
  |      |汎用コンピュータ利用の場合                                  | 
  |      |   300秒までの部分 .............    1秒につき       4円|
  |      |   300秒を超え900秒までの部分 .. 1秒につき       2円|
  |      |   900秒を超える部分 ............   1秒につき       1円|
  +ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ 
  |      |イ センターのラインプリンタに出力する場合   1枚につき  3円|
  |出力に|ロ センターのプリンタプロッタに出力する場合 1件につき  50円|
  |係る額|                                            1枚につき  3円|
  |      |ハ センターのカラー熱転写プリンタに出力する場合             |
  |      |                                            1枚につき  70円|
  +ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+

   TSSジョブ
  +ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+
  |演算に|演算時間1秒につき                                      5円|
  |係る額|                                                            |
  +ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ 
  |出力に|イ センターのラインプリンタに出力する場合   1枚につき  3円|
  |係る額|ロ センターのプリンタプロッタに出力する場合 1件につき  50円|
  |      |                                            1枚につき  3円| 
  |      |ハ センターのカラー熱転写プリンタに出力する場合             |
  |      |                                            1枚につき  70円|
  +ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+

 2. 共用ファイルを使用する場合

  +ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+
  |10メガバイトまでの部分.......100キロバイトごとに     月額  10円|
  |10メガバイトを超え50メガバイトまでの部分                        |
  |                        ...... 100キロバイトまでごとに 月額  5円|
  |50メガバイトを超える部分.... 100キロバイトまでごとに 月額  2円|
  +ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+

 3. 特殊機器を使用する場合

  +ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+
  |画像処理専用システム(IRIS)を利用する場合....                      |
  |                                   接続時間30分までごとに    300円|
  |X端末サポートを受ける場合 .................. 登録に対して 月額1000円|
  +ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+

 4. 各利用区分共通負担額

  +ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+
  |利用区分に従い算出した利用負担金の額を月ごとに集計した合計額に100分 |
  |の3を乗じて得た数                                                   |
  +ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+
 
  備  考
   1. 演算時間の1秒未満の端数は1秒として算出するものとする
   2. 共用ファイル使用量(キロバイト)の算定は、1トラック当たりのキロバイト
      数に、使用トラック数を乗じたものとする。
   3. 利用負担金は、利用番号ごとに集計し、一月の合計額(各利用区分共通負担額
      を除く)が100円未満の場合は、100円とし、各利用区分共通負担額を加
      算し103円とする。

2.木曜日の館内利用時間の変更について

  繁忙期の間、木曜日の館内利用時間を18時30分まで延長しておりました
が、4月より平常の時間帯に戻り、16時30分となります。

              サービス時間帯 
    -----------------------------------------------+
    +  曜日  +   館内利用時間 +    館外利用時間    +
    -----------------------------------------------+
    +  月    +  9:20〜18:30   + 月曜 8:45〜翌日へ  +
    -----------------------------------------------+
    +  火    +                +                    +
    +第2,4   +  9:20〜16:00   +    前日〜16:00     +
    +第1,3,5 +  9:20〜16:30   +    前日〜17:00     +
    -----------------------------------------------+
    +  水    +  9:20〜18:30   +    8:45〜翌日へ    +
    -----------------------------------------------+
    +  木    +  9:20〜16:30   +    前日〜24:00     +
    -----------------------------------------------+
    +  金    +  9:20〜18:30   +    8:45〜翌日へ    +
    -----------------------------------------------+
    +  土    +  閉館          +    前日〜24:00     +
    -----------------------------------------------+

3.画像処理システム(IRIS)の運用について

 4月(運用開始日未定)より、画像処理システム、シリコングラフィックス社製
IRIS Crimson VGXの運用を予定しています。
 利用は予約制となっており、使用時間は30分単位で連続2時間までです。
他に利用者がいない場合は,2時間を超えて二次予約ができます。
予約はTSSの'YOYAKU'コマンドで行ないます。

4. RACF保護の個別名から総称名への移行について

  4月1日(金)よりRACF保護の扱いを総称名に統一します。 これは、従来、個
別名保護と総称名保護が混在するために起こっていた利用者の混乱を解消する
ための処置です。
 また、これまで'*'(アスタリスク)を含まないデータセットをRACF保護し
た場合、個別名保護されていましたが、これが総称名保護として扱われます。
 なお、3月末で個別名保護として残っていないものは、全て総称名保護に移行
しますのでご注意下さい。

5. FORTRANデータセット属性の省略値の変更について

  
  4月1日(金)よりFORTRAN77 EXの出力で使用するデータセット
属性を表1のように変更します。FORTRANで入出力を行った場合のデータ
セットのスペース効率の改善及びEXCP回数の削減により、プログラムの効率
的な実行が保証できるためにとった処置です。

                          表1.
|------------------------------------------------------------------|
|    出力文    |  DD名  | レコード形式 | レコード長 | ブロック長 |
|--------------+----------+--------------+------------+------------|
|              | FT05F001 |      FB      |     80     |   23440    |
| 書式付き順次 |          |              |            |            |
|              | FT06F001 |      VBA     |    141     |   23440    |
| リスト指示   |          |              |            |            |
|              | FT07F001 |      FB      |     80     |   23440    |
| ネームリスト |          |              |            |            |
|              | 上記以外 |      VB      |    804     |   23440    |
|--------------+----------+--------------+------------+----------- |
|              | すべての |              |            |            |
| 書式なし順次 | DD名   |      VBS     |     X(注) |   23440    |
|------------------------------------------------------------------|
  注) レコード長が32760バイト以上であることを意味する。

6. AIM/RDBシステム配下の共用データベースのRDBIIシステムへの移行

 来る、4月1日(金)よりDLS,RDBシステム配下で運用している共用
データベースのうち、リレーショナル・データベース管理システム
AIM/RDBで運用しているデータベースを同管理システムのRDBIIへ移行
します。対象となるデータベース名、移行による注意事項はつぎのとおりです。

(対象となるデータベース名)
 DLSシステム: ATMLINE、FOOD、KOUHOU
 RDBシステム: GEOMAG、SHIFT、TOSHO
 GDSシステム: データベース紹介システム

(注意事項)
(1)MSPシステムのセッション開設時にリージョンサイズを20〔MB〕
  以上の指定が必要です。この指定がない場合はコマンドDLS及びRDB
  の該当するデータベースの呼出し時に、指定が足りない旨のメッセージを
  出力します。
(2)データベースの呼出し後、システムからの促進文字が「AQL>」から
  「STRACT>」になります。
(3)検索コマンドがAQLコマンドからSTRACTコマンドになり、コマ
  ンドの構文に一部異なる部分があります。(ほとんどのデータベースはア
  プリケーション機能で検索できるので、STRACTコマンドを直接入力
  する必要性は少ない。)

〔例〕DLS システムのデータベースKOUHOUを利用する。
 LOGON  TSS  A99999  SIZE(20M)
  パスワード入力
   (システムからのメッセージ)
  # DLS  KOUHOU


7. コマンドプロシジャ @HAPINES の新設について

  TSSのもとでバッチジョブを依頼するコマンド@HAPINESを来る4月1日
  より運用を開始します.このコマンドは、日本語解析処理システム
  BRIDE/HAPPINESS を用いて、日本語文から分ち書き文の作成、キーワード
 抽出及びフリガナ付け処理を行うものです。

 コマンドの形式:
  コマンド名   パラメータ
   @HAPINES       日本語テキストのデータセット名
                 [SCMDSN(dsn)] [CMDDSN(dsn)]
                 [JC(ジョブクラス名)]

 パラメータの説明
   日本語テキストのデータセット名
         : 日本語テキストの入力されているデータセット名(必須).
            省略するとシステムが問い合せる.
   SCMDSN:スキーマ定義のデータが入力されているデータセット名.
           区分データセットの1メンバーとして作成したものを入力する
           (必須).省略するとシステムが問い合せる.
   CMDDSN:BRIDE(処理) コマンド群が入力されているデータセット名.
           順データセットまたは区分データセットの1メンバーとして
           作成したものを入力する(必須).
           省略するとシステムが問い合せる.

       必須   - 日本語テキストのデータセット名   
                スキーマ定義のデータセット名 (SCMDSN(dsn))
                処理コマンド群のデータセット名 (CMDDSN(dsn))
       省略値 - JC(A)

 (使用例)
  1) パラメータを省略した場合 

     日本語テキストの入力データセット名   : A99999.JAPANESE.TEXT
     スキーマを定義しているデータセット名 : A99999.SCHEMA.DATA
     BRIDE (処理) コマンドを定義しているデータセット名
                                        : A99999.COMMAND.DATA

  #  @HAPINES
   (次のような問い合せとメッセージが出力される)
   KEQ56700A ENTER POSITIONAL PARAMETER ORIGINAL#DSNAME -
   JAPANESE.TEXT
    スキーマのデータセット名は? ==> SCHEMA.DATA
    コマンドのデータセット名は? ==> COMMAND.DATA
    ** S0270100 (X342   ) 99999  :  (JOB ACCEPTED) **  JC=A    CN(01)
   #


8. IPネットワークのアクセスの手引き

  各大型計算機センターおよび学術情報センターにIPネットワーク経由で
アクセスする方法を簡単に示した「IPネットワーク経由のアクセス法概要」
ができました。第5地区の連絡所に1部ずつお送りしています。
残
部が少しありますので、希望者に3階事務室受付で配付しています.

9. プログラム講習会開催の案内

+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+ 
| 回  |     名      称         |    講  習  内  容  |開催期間|受付期間|
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------|
|392  |センターのサービス案内  |利用全般についての  | 4/12   |3/23〜  |
|     |初めて利用する人のために|          概説      | PM(火) |   4/5  |
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+
|393  |TSS入門 (基礎編)      |TSSの基本とPFDの簡単| 4/13   |3/23〜  |
|     |                        |な利用方法          |  (水)  |   4/5  |        
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+
|394  |UXP入門                 |UXP(富士通UNIX)の   | 4/15   | 3/23〜 |
|     |                        |解説                |  (金)  |   4/5  |
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+       
|%395 |C言語入門               |C言語の解説及び実習 | 4/20   | 3/30〜 |
|     |                        |                    |  (水)  |   4/13 |
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+
|#396 |パソコンによるセンター  |パソコンを使った端末| 4/27   | 4/7〜  |
|     |利用                    |ファイル転送の解説  |  PM(水)|   4/20 |
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+
|397  |TSS入門(FORTRAN編)    |TSSでのFORTRAN77/EX | 5/11   | 4/15〜 |
|     |                        |のプログラムの作成と|   (水) |   4/28 |
|     |                        |実行                |        |        |
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+
|#@398|スーパーコンピュータの  |FORTRAN77/EXによる  | 5/13   | 4/19〜 |
|     |使い方                  |VPプログラミング    |   (金) |   5/6  |
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+
|399  |TSS入門 (基礎編)      |TSSの基本とPFDの簡単| 5/20   | 4/26〜 |
|     |                        |な利用方法          |   (金) |   5/13 |
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+
|#400 |TSSからの電子メール     |BITNETについての初心|5/24(火)| 5/2〜  |
|     |                        |者向け解説と実習    | 10:30〜|   5/17 |
+-----+------------------------+--------------------+--------+--------+
(注意) ・各回とも受講者定員は30名です。
           #はTSSを利用した経験の有る方を対象とします。
            %はUXPを利用した経験の有る方を対象とします。 
           @はプログラミングの経験の有る方を対象とします。
           *はSASを利用した経験のある方を対象とします。
        ・講習会は原則として午前10時から午後4時まで。
        ・PMとあるのは、午後1時30分から午後4時まで。
        ・受付期間を終了した講習会も受講者定員に余裕のある場合は、受講
         可能となりますので、お問い合わせください。

        受講資格:センターの利用有資格者であること。
        申込方法:所定の申込書を3階受付に提出してください。

    申込み者は、開始時間までに講習室(大型計算機センター3階)におこしください。
  なお、定員オーバーなどの場合には、受講できない旨を事前に通知します。
  

10. データベースISLINEの運用停止について

 ISLINEデータベース(DLSシステム)の運用をデータベース提供機関
である国立天文台からの申し出により、やむを得ず平成6年3月末で停止いたします。

11. システム定期保守日


主システム保守                3月22日(火)  利用は16時まで 
                              4月12日(火)  
                              4月26日(火)  
                             

データベース・バックアップ    4月  1日(金)  データベース   
                              5月  2日(月)    サービス休止  	
                                                 


年度末運用休止    :          3月30日(水)、31日(木)    
利用者控室閉室期間:          3月22日(火)〜31日(木)