ニュース 1996 No.1
- 1. 科学研究費補助金ジョブの利用終了処置について
- 2. 2月度のファイル課金処理について
- 3. SSL II/VPの障害について
- 4. C++の運用開始について
- 5. SAS6.08版サンプルライブラリの公開について
- 6. AVSのレベルアップについて
- 7. 日本語解析処理システムHAPPINESSの運用停止について
- 8. データベースCNMRPの同義語データの更新について
- 9. データベースQCLDBのデータ更新について
- 10. 平成8年度前期CPU定額利用申請の受付について(再掲)
- 11. 前期CPU定額利用の申請コマンド及びメールについて
- 12. 各大型計算機センターの計算機利用申請(種類別)受付期間一覧表
- 13. 開発計画(1996年度前期)の募集について
- 14. 「利用の手引き」の発行について
科学研究費補助金による利用は2月25日までですが、科学研究費補助金で利用
のすべてのジョブは利用期限までに出力を含め、終了させてください。
なお、利用期限までに終えていない場合は、実行待ち及び実行中のバッチ・ジョ
ブについてはジョブキャンセルを行ないます。また、出力待ちジョブについては、
強制出力を行ない、センターの返却棚に返却します。
2月度のファイル課金処理は,科学研究費補助金による利用者の便宜を図るため
2月20日(火)時点で設定されている支払いコードによりファイル課金処理を行ないます。
従って,2月のファイル課金の支払いコードの設定は2月20日(火)までに行なって下さ
い。
使用するコマンド (MSPシステム)
支払コードの設定: ACTID FILE(a)
a: ファイル課金対象となる支払いコード
支払コードの確認: ACTID LIST
SSL II/VPのDLUIV(LU分解された実行列の逆行列を求める。倍精
度型) において精度が劣化する場合があることが判明しました。障害発生条件、
障害期間は下記のとおりです。なお、障害に該当する場合、下記の期間に作成し
たロード・モジュールは再作成してください。
当障害はベクトル計算機 VP2600 のみが対象となり、VPP500、MSP、sakura(UXP)
での利用は該当しません。
記
[障害条件]
次のすべての条件を満足する場合
1 VP2600 で利用。
2 SSL II/VP DLUIV(倍精度型) の行列L,U の次数n が2051以上。
[障害のあった期間]
1992 年3月 〜 1996 年1月9日午後6時
sakura (UXP) でC++ の運用を開始しました。C++ を利用するには、シェル
変数 path に次のようにパスを追加して下さい。
sakura% set path=($path /usr/uxp/C++/bin)
なお、ホームディレクトリの .cshrc の
set path = (/usr/local/bin /usr/local/bin/DWB ..... \
/usr/local/bin/Wnn4 ............. \
/usr/bin/X11 .................... )
を
set path = ($path)
に変更しておけば、上記のパス追加操作は不要になります。
C++ プログラムのコンパイルはCC (大文字です) コマンドを利用します。コ
マンドの詳細はコマンド man CC またはマニュアルをご覧下さい。
マニュアルは下記の2種類が図書資料室で閲覧・借りだしできます。
文法書: 注解 C++ リファレンス・マニュアル
手引書: FUJITSU C++ 言語システム説明書
SAS6.08版のサンプルライブラリプログラム(1252本)を公開します。
これらのプログラムは各プロダクトのマニュアルに掲載されているプログラム
を中心に作成されてれており,SASプログラム作成の参考になるものと思われます。
サンプルプログラム目次リストの出力手順はつぎのとおりです。
1.LIBCOPYコマンドでINDEXプログラムを共用フアイルに格納します。
2.格納したINDEXプログラム(仮にデータセット名をINDEX.SAS
とします)をSASで実行します。
PFD画面上で実行する場合は,コマンド欄に,
SAS SAMPLE SYSOUT(A)とし,ラインモードでは
#SAS INDEX.SAS SAMPLE SYSOUT(A)
とします。
3.このようにして出力(NLPで106頁)したサンプルプログラムリストか
ら必要なメンバーをLIBCOPYコマンドを用いてコピーしてください。
(注)
このサンプルリストには本センターがSAS社と契約していないプロダクトの
サンプルプログラムも含まれていますので実行できないものもあります。
平成7年12月4日(月)よりAVSは新レベル(AVS version 5.02)で
運用しています。
新レベルは原則的にバグ・フィックス版のリリースですが、新機能として
次の機能が新たに追加されました。
・ AVS/ GRAPH の追加
AVSユーザのための新しいグラフ・ツールです。
AVSのフィールドデータを曲線、スキャター、棒グラフ、エリア、
極座標、イメージなどの様々な方法で表示し、グラフの表示形式
をコントロールできます。
また、Postscript, EPS, CGM Binary, CGM Clear Text などのハ
ードコピー出力を生成することもできます。
・ ジオメトリ・ビューワーで使用できるラベルの文字種類の追加
ジオメトリ・ビューワーのなかで新しいフォント・タイプKanjiが
定義されています。KanjiラベルはX-Windowのフォントを使用して、
ソフトウェア・レンダラーでサポートされます。
HAPPINESSシステムは日本語テキストから分かち書き,ふりがな付け,キーワ
ード抽出などの処理が行なえる日本語解析処理システムです。本システムは,
1991年1月より運用してきましたが,今年度末で運用を停止いたします。ご了承
ください。
〈MSPシステム〉
・運用停止予定日 1996年3月末まで。
(1995年度のサービス最終日まで)
・代替機能 ありません。
CNMRPは高分子Carbon−13の核磁気共鳴データに関する情報
です。実験データ、化合物や化学式などの情報が含まれています。今回の同
義語データの追加は1,192グループ、4,499語が追加され、1,2
64グループ、4,690語となりました。また、同義語(シノニム)検索
が利用できる項目にKEYWRD(KWD)、REFCOD(REC)の2
項目を追加しました。なお、検索時は特別な指定は何も必要なく、システム
が自動的に同義語検索機能を利用します。更新は12月26日に実施しまし
た。
<データベースの呼出し方法> <MSPシステム>
# IRS CNMRP
QCLDBは,量子化学計算に関する文献データベースです。データは3,300件追加
され,合計29,345件となりました。ご利用ください。データ更新は96年1月5日
に行ないました。
〈データベースの呼出し方法〉 〈UXPシステム〉
sakura% dls qcldb
平成8年4月1日より、前期CPU定額利用の運用が始まります。
これは、計算機システムの比較的すいている4月〜9月までの間演算経費(CPU利
用金額)に限り、申請額(10万円)の負担により、その10倍(100万円)まで利用で
きるものです。
申請及び利用要領は下記のとおりです。多数ご利用ください。
記
*申請について
申請受付期間 平成8年3月1日(金)〜平成8年4月5日(金)
申請方法 TSSコマンドまたはe-mailによる。
TSSコマンドの場合 コマンド名 teigaku
e-mailの場合 アドレス teigaku@kudpc.kyoto-u.ac.jp
(詳細については1月号ニュースに掲載予定)
申 請 額 一つの支払コードにつき10万円。ただし、今年度は前期CPU定額
利用のできる支払コードは校費のみですのご注意ください。
申請の承認 申請が承認された場合は、4月上旬までに承認書を送付します。
申請の取消 申請受付期間内であれば取消ができます。
申請受付期間終了後の取消はできません。
申請条件 1.平成8年度の計算機利用申請手続きが完了していること。
2.計算機利用申請時の利甲負担金支払見込額が10万円以上で
あり、かつ校費の支払コードであること。
**************************************************************
* 実際の利用負担金の請求額は、演算経費(CPU利用金額)のほか共用*
* ファイルに係わる額、出力に係わる額等が加算されますので10万 *
* 円を超える額が必要となります。ご注意ください。 *
**************************************************************
* 前期CPU定額利用の利用要領
1)前期CPU定額利用(以下「定額利用」という。)の利用期限は,前期(4月〜9
月末日)までです。
2)定額利用の利用範囲は,利用期間中の演算経費(利用CPUの負担金額)の合計
額が,10万円を越え100万円までです。なお,100万円を越えて利用された
部分は,規程どおりの負担金の請求を行います。
3)定額分(10万円)の負担金の請求について
イ. 4月〜9月の毎月の負担金計算は,4月からの演算経費の合計額が10万円
を越えるまでは,その月の実際の利用料金で請求を行います。
ロ. 4月からの演算経費の合計額が10万円を越えた場合は,10万円を越えた
分から100万円までは請求いたしません。
ハ. 9月分までの演算経費の合計額が10万円に満たない場合は,9月分の演算
経費に定額分の差額{100,000円-(4月〜9月までの実際の演算経費の合計額)}
を加算して,9月分として請求を行います。
つまり,4月〜9月までの定額利用が10万円に満たない場合でも,9月分
にその差額を加算して,4月〜9月分の定額利用金額が10万円となるように
請求を行うということです。
4)定額利用期間中に所属変更があった場合の利用期限は,その支払コードの利用期
限までとします。なお,定額利用が10万円に達していない場合には前項 3)-ハ
の適用は行いません。
本定額利用は,定額申請額の10倍の計算を保障するものではなく,定額利用申請者
が4月〜9月の期間において,10万円を越えて利用した演算経費について,100万
円までの部分は請求しないということです。
また,演算経費以外については規程どおりの負担金とし,定額利用の対象とはなりま
せん。
ジョブの負担金は,ジョブを投入した時点ではなく,ジョブが終了した時点(出力を
含む。)で確定します。
したがって,9月に投入したジョブを10月まで持ち越した場合は,10月分の負担
金として通常の負担金計算がされますので注意してください。
定額利用申請は,申請が承認された4月以降について,取消の申し出があっても受理
できませんので,十分留意のうえ申請してください。
※ 不明な点は,共同利用掛までお問い合わせください。
Tel: 075-753-7407 または075-753-7424
前期CPU定額利用の申請はTSSコマンド又はe-mailで平成8年3月1日〜
4月5日の間に行なってください。
1.TSSコマンド名は teigaku です。
コマンドを実行し,入力促進に従い,処理の種類,支払コードを入
力し,申請内容を確認後申請するを選択すると申請用データがセン
ター側に送付されます。
但し,指定した支払コードの予算額の残が10万円未満の場合や,校費以外の
支払コードが指定された場合は,受付られません。
実行例 :
# teigaku
<<<<<<<<<< 定額利用申請 >>>>>>>>>>
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
+ 利用者番号 ===> A99999 +
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
支払コード ====> A
総利用見込額 ====> 200000 円
第2センター利用見込額計 ====> 30000 円
(1)処理の選択
**************************************************
* 1: 新規 2: 訂正 *
* 3: 取消 9: 終了 *
**************************************************
処理は? : 1
(2)支払コードは?
**************************************************
* A - F : 国立大学校費 *
* G - J : 公/私立学校校費 9:終了 *
**************************************************
支払コード入力 : A
定額申請の確認
利用者番号 ====> A99999
支払コード ====> A
定額の額 ====> 100000円
1: 申請する 2: 申請しない ? : 1
**************************************************
* 定額申請受付終了 *
* 審議の上承認された場合は後日承認書を *
* 送付いたします。 *
**************************************************
2.メールによる申請
メールアドレスは teigaku@kudpc.kyoto-u.ac.jp です。
本文が申請区分,利用番号と申請の支払コードのみのメールを送ってください。
申請区分は teigaku: です。申請取消は cancel-teigaku: です。
本文例 :
申請メール : teigaku:j55555a
申請取消メール: cancel-teigaku:j55555a
---------------------------------------------------------------------
区分! 申請種類別 ! 所属センター ! 第二センター
! ! としての受付 ! としての受付
----!------------------!----------------------!----------------------
!H7年度新規・追加 ! 〜H8. 3. 29 ! 〜H8.3.29
北大! 〃 変更・取消 ! 〜H8. 3. 29 ! 〜H8.3.29
!H8年度への継続 !H8. 2. 1〜H8. 4. 15 !H8. 2. 1〜H8.3.21
!H8年度新規・追加 !H8. 3. 1〜 !H8. 4. 1〜
! 〃 変更・取消 !H8. 4. 1〜 !H8. 4. 1〜
----!------------------!----------------------!----------------------
!H7年度新規・追加 ! 〜H8. 2. 29 ! 〜H8.2.29
東北! 〃 変更・取消 !〜H7年度 !〜H7年度
! ! 最終運用日 ! 最終運用日
!H8年度への継続 !自動継続 !H8. 2. 1〜H8.3.21
!H8年度新規・追加 !H8. 3. 11〜 !H8. 4. 1〜
! 〃 変更・取消 !H8. 4. 1〜 !H8. 4. 1〜
----!------------------!----------------------!----------------------
!H7年度新規・追加 ! 〜H8. 1. 30 ! 〜H8.2.8
東大! 〃 変更・取消 !〜H7年度 ! 〜H7年度
! ! 最終運用日 ! 最終運用日
!H8年度への継続 !H8. 1.22〜H8. 2. 20 !H8. 1.22〜H8.3.7
!H8年度新規・追加 !H8. 3. 4〜 !H8年度運用開始日〜
! 〃 変更・取消 !H8度運用開始日〜 !H8年度運用開始日〜
----!------------------!----------------------!----------------------
!H7年度新規・追加 ! 〜H8. 2. 29 ! 〜H8.2.29
名大! 〃 変更・取消 ! 〜H8. 3. 28 ! 〜H8.3.28
!H8年度への継続 !H8. 2. 1〜 !H8. 2. 1〜H8.3.21
!H8年度新規・追加 !H8. 2. 15〜 !H8. 4. 1〜
! 〃 変更・取消 !H8. 4. 1〜 !H8. 4. 1〜
----!------------------!----------------------!----------------------
!H7年度新規・追加 ! 〜H8. 2. 29 ! 〜H8.2.29
京大! 〃 変更・取消 !〜H7年度 !〜H7年度
! ! 最終運用日 ! 最終運用日
!H8年度への継続 !H8. 2. 1〜H8. 3. 8 !H8. 2. 1〜H8.3.21
!H8年度新規・追加 !H8. 3. 11〜 !H8年度運用開始日〜
! 〃 変更・取消 !H8年度運用開始日〜 !H8年度運用開始日〜
----!------------------!----------------------!----------------------
!H7年度新規・追加 ! 〜H8. 2. 29 ! 〜H8.2.29
阪大! 〃 変更・取消 !〜H7年度 ! 〜H7年度
! ! 最終運用日 ! 最終運用日
!H8年度への継続 !H8. 2. 1〜H8. 3. 21 !H8. 2. 1〜H8.3.21
!H8年度新規・追加 !H8. 3. 1〜 !H8年度運用開始日〜
! 〃 変更・取消 !H8年度運用開始日〜 !H8年度運用開始日〜
----!------------------!----------------------!----------------------
!H7年度新規・追加 ! 〜H8. 2. 29 ! 〜H8.2.29
九大! 〃 変更・取消 !〜H7年度 !〜H7年度
! ! 最終運用日 ! 最終運用日
!H8年度への継続 !H8. 2. 1 !H8. 2. 1
! ! 〜H8.3.11 ! 〜H8.3.21
!H8年度新規・追加 !H8. 3. 15〜 !H8年度運用開始日〜
! 〃 変更・取消 !H8年度運用開始日〜 !H8年度運用開始日〜
----!------------------!----------------------!----------------------
!H7年度新規・追加 ! 〜H8. 2. 23 ! 〜H8. 2. 23
学情! 〃 変更・取消 ! 〜H8. 3. 29 ! 〜H8. 3. 29
!H8年度への継続 !H8. 2. 1 !H8. 2. 1
! ! 〜H8.3.21 ! 〜H8.3.21
!H8年度新規・追加 !H8. 3. 25〜 !H8. 4. 1〜
! 〃 変更・取消 !H8. 4. 1〜 !H8. 4. 1〜
--------------------------------------------------------------------
注)東北大学センター:平成8年度への継続から本センターを所属センターとする受付
期間の場合は,利用者からの計算機利用取消の申し出がない限り自動継続の扱い
とする。
1996年度開発計画募集は前・後期の2回です。前期分を下記のとおり募集します。
開発計画は、比較的短期に成果が多数の利用者に還元されるプログラム・ライブラリ
または、共用データベースの開発・作成を目的としています。従って、その開発計画
に汎用性のあることが必要となります。本計画のための利用負担金は、原則としてセ
ンター負担となっています。
記
応 募 資 格 本センターの有資格者
受 付 期 間 平成8年1月22日(月)〜 平成8年2月23日(金)
汎用性の基準 1)開発の成果が複数の異なる研究分野において利用されること。
2)開発結果がセンターのプログラム・ライブラリ及び共用データ
ベースに登録されて相当多数の利用者に使用されるか、または、
センターの運用、業務等を通じて間接的に利用者の利益として
還元され得るもの。
申 請 方 法 所定の申請書を共同利用掛まで提出してください。
申請書は、共同利用掛(Tel 075-753-7407,7424)に請求してください。
下記の手引きを発行しました。3階受付と図書資料室で配布していますので
ご利用ください。
・「利用の手引き-バッチ処理篇-」
www@kudpc.kyoto-u.ac.jp