現在、本センターで端末接続用電話回線を準備しているUNIX系システムは汎用UNIXシステム(sakura)とUXPシステム(uxp)です。これらシステムの効率利用のため、4月1日からuxp接続用電話回線の一部をsakura接続用電話回線と統合します。このため、統合した回線では、電話番号、接続操作が次のとおり変更となりますので、ご注意願います。
UNIX系システム接続電話番号表
System | 回線種別/同期/速度(bps) | 3月30日まで | 4月1日から | 備考 |
sakura | Analog/Async/ 1200-28800 | 753-7470 | 753-7470 | 変更なし |
Digital/Async/9600 | 7498 | 7498 | 変更なし | |
Digital/Async/19200 | 7489 | 7489 | 変更なし | |
ISDN /Sync /64000 | 753-7461 | 753-7461 | 変更なし | |
uxp | Analog/Async/ 1200-2400 | 753-7478 | 753-7470 | 統合 |
Analog/Async/ 1200-14400 | 753-7479 | 753-7470 | 統合 | |
Digital/Async/9600 | 7491 | 7498 | 統合 | |
Digital/Sync /9600 | 7490 | 7490 | 変更なし |
接続操作
次のような操作で UXP に接続できます。(1)、(4)、(5)は従来通りです。
(1) 上の表の電話番号に電話 |
(2) センターからの接続先システム入力要求メッセージ表示 |
(3) 接続先システムをホスト名で入力 |
(4) 利用者番号入力 |
(5) パスワード入力 |
{操作例}
(1) モデムからダイアル |
(2) Welcome to KUDPC
Terminal Server(phone ....) Available machine: sakura apps msp uxp |
(3) Enter machine name: uxp |
(4) login: 利用者番号 |
(5) password: パスワード |
4月からの運用時間は下表のとおりです。
後期の運用時間として、木曜日の館内利用時間を21時まで延長しておりましたが、4月より前期の時間帯になり、終了が16時30分となります。
木曜日の館外利用時間はシステムテストなどの作業のため運用終了時間を繰り上げる場合があります。ログオン時のメッセージにご注意ください。
曜日 | 館内 |
館外 |
月 | 9:00〜21:00 | 8:45〜翌日へ |
火 | 9:00〜16:30 | 前日〜17:00 |
水 | 9:00〜21:00 | 8:45〜翌日へ |
木 | 9:00〜16:30 | 前日〜24:00 |
金 | 9:00〜21:00 | 8:45〜翌日へ |
土 | 閉館 | 前日〜24:00 |
年度末および年度始めの運用日程は下記のとおりです。
<年度末>
<年度始め>
4月1日(水)から、平常どおり運用します。
1996年12月より汎用UNIXシステムsakura上で試験的に運用しておりましたオンラインドキュメントブラウザOLIASの運用を、1998年3月末を持って停止します。OLIASで提供していた会話型ベクトル計算機abacusおよび並列ベクトル計算機VPP500関係のオンラインドキュメントは、本センターのWWWサーバ上の
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Fujitsu_Manual/
で公開しておりますので、今後はこちらをご利用ください。
なお、WWWによる当該ドキュメントの閲覧には利用者番号が必要ですが、負担金はかかりません。
1998年3月末をもってuxpからVPP500(並列ベクトル計算機)へのNQSジョブ投入を廃止する予定です。これに伴いuxpでは、次のコマンドが使用できなくなります。
・frtpx | : UXP/M VPP FORTRAN77 EX/VP 及び EX/VPP コンパイラ |
・frtvcc | : UXP/M VPP C/VP コンパイラ |
・qsub | : NQSジョブ投入用コマンド |
・qstat | : NQSジョブ状況表示コマンド |
・qdel | : NQSジョブキャンセルコマンド |
なお、VPP500へのNQSジョブ投入は、abacus(会話型ベクトル計算機)からお使いいただけます。abacusでのNQSに関するコマンドは、
・frt | : UXP/V Fortran90/VPP コンパイラ |
・vcc | : UXP/V C/VP コンパイラ |
・qsub | : NQSジョブ投入用コマンド |
・qsh | : 会話的なNQSジョブ投入用コマンド |
・qstat | : NQSジョブ状況表示コマンド |
・qs | : NQSジョブ状況表示コマンド( 簡易指定版) |
・qdel | : NQSジョブキャンセルコマンド |
・gsize | : グローバル変数の大きさを知るコマンド |
です。abacusからのNQSジョブ投入に関するドキュメントや、NQS用のスクリプト集が、abacusの/usr/local/Doc/の下に用意してあります。また、センターのホームページの『ハイパフォーマンスコンピューティング』もご覧ください。
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/HPC-WG/
4月1日より、XYGRAPH(直交座標グラフ作成サブルーチン・パッケージ)のUNIX版を公開します。公開するシステムは、汎用UNIXシステムsakuraと会話型ベクトル計算機システムabacusです。これはMSPにおいて運用中の京都大学作成ライブラリ
XYGRAPHの仕様をもとに、PGPLOT(Graphics Subroutine
Library)を組み合わせてUNIXシステムで同様な作図ができるようセンターで作成したものです。
使用方法や各ルーチンの説明は,次のURLをご覧ください。
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/HPC-WG/
また、広報Vol.31,No.2に解説記事を掲載する予定です。
なお、UNIX版XYGRAPHについては、次のアドレスにお問い合わせください。
hpc-wg@kudpc.kyoto-u.ac.jp
4月1日より、カリフォルニア工科大学で配布されているPGPLOT(Graphics
Subroutine Library)をセンターのシステムに移植し公開します。公開するシステムは、汎用UNIXシステムsakuraと会話型ベクトル計算機システムabacusです。
使用方法や各ルーチンの説明は,次のURLをご覧ください。
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/HPC-WG/
また、広報Vol.31,No.2に解説記事を掲載する予定です。
CALCOMPインターフェースのプログラムを実行して直接的にPostScriptファイルを作ります。汎用機(MSP)でもUNIXでも同様の結果を得ることができます。汎用機で処理したPostScriptファイルはsakura側にファイル転送して各プリンタに出力します。
図面の大きさはA4サイズで、用紙の長い方をX軸とし(ランドスケープ型)、紙面の左下隅を原点(0,0)に設定してあります。プロッタの基本ルーチン、ファンクショナル・ルーチンが利用できます。汎用機ではcoreシステム、XYGRAPH(ただしTONEルーチンは不可)も利用できます。
運用開始は4月1日からです。詳しくはセンターのホームページ
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/
をご覧ください。広報にも掲載する予定です。
1.使い方 |
1.1汎用機(MSP) |
1.1.1バッチ処理 |
//KPLOT JOB 利用番号,パスワード,CLASS=ジョブクラス |
// EXEC FORT,PLOT=KPLOT |
//FORT.SYSIN DD DSN=ソースプログラム名,DISP=SHR |
: |
//GO.FT99F001 DD DSN=PostScriptファイル名,UNIT=PUB, |
// DISP=(NEW,CATLG,DELETE),SPACE=(TRK,(200,50),RLSE), |
// DCB=(RECFM=FB,LRECL=80,BLKSIZE=6320) |
// |
1.1.2会話型処理 |
: |
# LKLIB PLOT(KPLOT) |
# ALLOC F(FT99F001) DA(PostScriptファイル名) NE CAT TR - |
SP(200 500) UNIT(PUB) RECFM(F B) LRECL(80) BLKSIZE(6320) |
# FORT ソースプログラム |
実行後、sakura側にファイル転送します。ここでDD名FT99F001は他のREAD,WRITEに使用できません。
1.2UNIX(sakuraを例にします) |
: |
sakura% frt ソースプログラム -lkplot -lkplotfunc |
sakura% ./a.out |
sakura% ghostview fort.99 |
sakura% lpr -Plw fort.99 |
ここでkplotはライブラリ名,kplotfuncはファンクショナル・ルーチンのライブラリ名です。
データベースQCLDBは量子化学計算に関する文献情報であり、UXPシステムでサービスを行ってきましたが、1998年3月3日よりアプリケーション・サーバ(appsシステム)に運用システムを変更しました。
これに伴いUXPシステムでのサービスは1998年3月末をもって廃止いたします。また、データベースの呼び出しコマンド名はdls
qcldbからqcldbになりました。データ件数は4,005件追加し、合計36,856件となりました。ご利用ください。
<データベースの呼出し方法> <appsシステム>
alba% qcldb <--- qcldb の呼び出しコマンド |
----- WELCOME TO QCLDB (VER. 3.0 ) ----- |
COPYRIGHT (C) QCDB GROUP, IMS AND NACSIS |
THE DATABASE CONTAINS 36856 RECORDS |
/ 1 |
sea h2o |
-----) 2990 HIT(S) |
/ 2 |
----- END OF RETRIEVAL OF QCLDB -------- |
---------- SEE YOU AGAIN --------------- |
alba% |
データベースGEOMAGは地磁気観測に関する情報です。今回、テーブルSTATおよびSDTを更新しました。SDTは観測データの保有情報で131件追加し、合計16,705件になりました。なお、カラムSFの値には地磁気1秒値を表す1SCMAGという値で1986年からのデータが入力されています。STATは観測所に関する情報で1件追加し、合計484件になりました。STATはデータ追加以外にもカラムの値の更新が行われている場合があります。ご利用ください。データ更新は1998年3月6日に実施しました。
<データベースの呼出し方法>
<KUMAシステム>
# RDB GEOMAG
<検索例>
STRACT> sel * from geomag.sdt where ye > 1997
平成10年度も、前期CPU定額利用申請の受付を行います。
これは、計算機システムの比較的すいている4月〜9月までの間演算経費(CPU利用金額)に限り、申請額(10万円)の負担により、その10倍(100万円)まで利用できるものです。
申請及び利用要領は下記のとおりです。多数ご利用ください。
記
<申請について>
申請受付期間 | 平成10年3月2日(月)〜平成10年4月10日(金) |
申請方法 | TSSコマンドまたはe-mailによる TSSコマンドの場合 コマンド名 teigaku e-mailの場合 アドレス teigaku@kudpc.kyoto-u.ac.jp (詳細については「前期CPU定額利用の申請コマンド及びメールについて」を参照) |
申請額 | 一つの支払いコードにつき10万円。ただし、今年度は前期CPU定額利用のできる支払コードは校費のみですのでご注意ください。 |
申請の承認 | 申請が承認された場合は、4月上旬までに承認書を送付します。 |
申請の取消 | 申請受付期間内であれば取消ができます。 申請受付期間終了後の取消はできません。 |
申請条件 |
|
* 実際の利用負担金の請求額は、演算経費(CPU利用金額)のほか共用ファイルに関わる額、出力に関わる額等が加算されますので10万円を超える額が必要となります。ご注意ください。
<前期CPU定額利用の利用要領>
本定額利用は、定額申請額の10倍の計算を保証するものではなく、定額利用申請者が、4月〜9月の期間において、10万円を超えて利用した演算経費について、100万円までの部分は請求しないということです。
また、演算経費以外については規程どおりの負担金とし、定額利用の対象とはなりません。
ジョブの負担金は、ジョブを投入した時点ではなく、ジョブが終了した時点(出力を含む。)で確定します。
したがって、9月に投入したジョブを10月まで持ち越した場合は、10月分の負担金として通常の負担金計算がされますので注意してください。
定額利用申請は、申請が承認された4月以降において、取消の申し出があっても受理できないので、十分留意のうえ申請してください。
* 不明な点は、共同利用掛までお問い合わせください。Tel.075-753-7407,7424
前期CPU定額利用の申請は、TSSコマンド又はe-mailで平成10年3月2日(月)〜4月10日(金)の間に行ってください。
1.TSSコマンド名は teigaku です。
コマンドを実行し、入力促進に従い、処理の種類、支払コードを入力し、申請内容を確認後申請するを選択すると申請用データがセンター側に送付されます。
但し、指定した支払コードの予算額の残が10万円未満の場合や、校費以外の支払コードが指定された場合は、受付られません。
実行例 :
# teigaku
<<<<<<
定額利用申請 >>>>>>
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
+ 利用者番号 ===> A99999 +
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
支払コード ====> A
総利用見込額 ====> 200000 円
第2センター利用見込額計 ====> 30000 円
(1) 処理の選択
*********************************************************
* 1: 新規 2: 訂正
*
* 3: 取消 9: 終了
*
*********************************************************
処理は? : 1
(2) 支払いコードは?
*********************************************************
* A-F : 国立大学校費
*
* G-J : 公/私立学校校費 9 : 終了
*
*********************************************************
支払いコード入力 : A
定額申請の確認
利用者番号 ====> A99999
支払コード ====> A
定額の額 ====> 100000 円
1: 申請する 2: 申請しない
? : 1
*********************************************************
* 定額申請受付終了
*
*
審議の上承認された場合は後日承認書を送付いたします。 *
*********************************************************
2.メールによる申請
メールアドレスは teigaku@kudpc.kyoto-u.ac.jp です。本文が申請区分、利用番号と申請の支払コードのみのメールを送ってください。申請区分はteigaku:です。申請取消は cancel-teigaku:です。
{メール例}
3.前期CPU定額利用承認について
4月上旬に、前期CPU定額利用承認書を送付します。
4.留意事項
4月10日以降は申請の取消はできません。