ニュース '99 No.10

 

目次

1. 館外サービスの時間延長について

2.計算機サービスの運用休止について

3.POPLAS/FEM5の運用開始について

4.汎用回路シミュレータFSPICE/WBの運用について

5.SPSS、ANALYSTを利用の方へ

6.MATLABのバージョンアップについて

7.データベースJMARC、KOUHOUの運用廃止について

8.個人データベースの運用廃止について

9.INSPEC、ERICデータベースの日本語翻訳サービスの廃止について

 


1.館外サービスの時間延長について

計算機使用の繁忙期に伴い、スーパーコンピュータ(vpp)、汎用計算機(kuma)及び会話型ベクトル計算機(abacus)の館外からのサービスを下記のとおり の深夜を超える連続運転に延長します。

    1. 期 間 : 平成11年11月1日(月)〜
    2. 対 象 : 館外からのサービス
    3. サービス時間帯 :
曜日 開 始 時 間 終 了 時 間
月曜 8:45 翌日へ連続
火曜 前日より連続 17:00
水曜 8:45 翌日へ連続
木曜 前日より連続 翌日へ連続
金曜 前日より連続 24:00
土曜、祭日 12:00 20:00
日曜 休 止

 

 

2.計算機サービスの運用休止について

汎用計算機の更新準備作業のため、下記のとおり、センターのサービスを休止します。

また、12月にも、更新に伴う作業のためサービスの休止を予定しています。できるだけ土・日に行うよう調整中ですが、決定次第、11月のニュース、Web等でお知らせします。 

休止対象 スーパーコンピュータ(vpp)、汎用計算機(kuma)、
会話型ベクトル計算機(abacus)
休止期間 11月20日(土)〜24日(水)
24日は、センターでの動作確認が終了次第(現在は昼過ぎを予定)、サービスを再開いたしますので、ご利用下さい。

 

 

3.POPLAS/FEM5の運用開始について

スーパーコンピュータVPP800で稼動するアプリケーションプログラムPOPLAS/FEM5(有限要素法による構造解析プログラム)を平成11年10月13日(水)から運用しています。実行はNQSを用いてバッチ依頼します。使用できるキュー名は非並列ジョブクラスであるd(1PE、CPU制限1時間)またはe(1PE、CPU制限6時間)です。

(1) 起動と実行方法

POPLAS/FEM5の実行コマンドはVPP800のプロンプトで

VPP% subfem5 キユー名 FEM5入力ファイル名 (例えば、ex1dataとする)

とタイプインすることにより実行します。

POPLAS/FEM5の出力ファイルは入力ファイル名に修飾子を付けた、以下のような

ex1data.lst: 計算結果ファイル
ex1data.log: 解析の計算環境履歴ファイル

が作成されます。

(2) 出力ファイルの印刷

POPLAS/FEM5で生成された出力ファイルの印刷にはfem5lpコマンドが用意されています。

[コマンドの構文]

fem5lp [-d 出力先 ] [-s] ファイル名

出力先は、ryomen(両面印刷)とlw(片面印刷)があります。出力先を省略した場合は、PRINTER環境変数の出力先、環境変数がなければ、lwが出力先となります。

-s:行間をあけないで出力されます。

省略した場合はPOPLAS/FEM5の標準出力フオーマットで出力されます。

(例)   vpp% fem5lp ex1data.lst

センター1階の利用者端末室にA4カット紙(印刷方向は横)でPOPLAS/FEM5の標準出力フオーマットで出力されます。

vpp% fem5lp -d ryomen -s ex1data.lst

この指定ではA4カット紙(印刷方向は横)に行間をあけないで両面印刷されます。

(3) wwwでのPOPLAS/FEM5の概要と解説

以上、簡単にPOPLAS/FEM5の使用法を紹介しましたが、京都大学大型計算機センターのホームページ、スーパーコンピュータ(アプリケーションの利用)でPOPLAS/FEM5の概要と利用法の詳しい解説を掲載しています。

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Supercomputer/VPP800_Application/

[マニュアル] FUJITSU POPLAS/FEM5 解説書 V26 用、J1X0-5040-01

 

 

4.汎用回路シミュレータFSPICE/WBの運用について

10月13日より、汎用回路シミュレータFSPICEのワークベンチであるFSPECE/WBの運用・サービスを開始します。

このソフトは米国カリフォルニア大学で開発されたSPICEをベースに、回路図入力、解析条件入力、解析実行およびグラフ出力など回路シミュレーションにを行うツールを統合した汎用電子回路シミュレータです。

使い方は

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Supercomputer/VPP800_Application/

をご覧下さい。

なお、解説記事が広報Vol.32,No.6(12月20日発行)に掲載される予定ですので、合わせてご参照下さい。

 

 

5.SPSS, ANALYSTを利用の方へ

京都大学大型計算機センターでは平成11年12月下旬に汎用コンピュータシステムの置き換えの予定ですが、これにともないSPSS(社会科学のための統計パッケージ)、ANALYST(統計データ処理パッケージ)の運用を12月21日(火)をもって停止します。

SPSSのシステムファイルは、運用継続のSASのCONVERTプロシジャでSASデータセットへの変換が可能ですが、保存の必要なシステムファイルをお持ちの方は、早目に変換作業をお願いします。また、ANALYSTのバンクデータは変換ツールがありませんので、ANALYSTによりテキストデータに変換する方法で対処をお願いします。なお、詳しくは10月20日発行の広報解説記事「汎用計算機における統計アプリケーション」を参照ください。

また、不明な点がありましたらセンタープログラム相談室(TEL:075-753-7426,FAX:075-753-7451)までご連絡ください。

 

 

6.MATLABのバージョンアップについて

数値計算・制御解析システムMATLABのバージョンをV5.2からV5.3にアップしました。V5.3の利用は10月18日から利用できます。

 

 

7.データベースJMARC、KOUHOUの運用廃止について

データベースJMARCおよびKOUHOUの運用を12月21日(火)で終了します。ご了承ください。

(JMARCの代替措置)

(1) 株式会社 図書館流通センターのWebで情報提供されています。

URL: http://www.trc.co.jp/

(2) 社団法人 日本書籍出版協会のWebで情報提供されています。

URL: http://www.books.or.jp/

(3) 文部省学術情報センターのNACSIS-IRが利用できます。

ただし,申請が必要であり,有料です。

URL: http://www.nacsis.ac.jp/

(KOUHOUの代替措置)     Web

URL: http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/NewPages/news-kouhou.html

 

 

8.個人データベースの運用廃止について

永らくご利用頂いていましたMSPシステムの個人データベースの運用を12月21日(火)で終了します。ご了承ください。

 

  

9. INSPEC,ERICデータベースの日本語翻訳サービスの廃止について

INSPECおよびERICデータベースの検索結果を日本語に翻訳するサービスを12月21日(火)で終了します。なお,検索には影響ありません。

汎用機の更新に伴い、新たに翻訳サーバが導入されます。使用法については決まり次第ニュース、web等でお知らせします。