■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

ニュース 2000 No.5

     ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

目 次

 1.8月の運用時間帯について

 2.8月の計算機サービス休止について

 3.Fortranプログラムの解析、整形ツールplusFORTのサービス開始

 4.デバッグツールTotalViewのサービス開始

 5.VPP800のCコンパイラのオプション変更

 6.データベース(csd,qcldb)の運用システムの移行について

 7.MASPHYCのバージョンアップについて

 8.MPIプログラミング特別講習会開催の案内

 9.プログラム講習会開催の案内

10.夏期限定講習会の募集

11.利用者旅費について

12.アプリケーションサーバ(apps)の運用停止について(再録)


1.8月の運用時間帯について

 8月の計算機サービスは、下記のとおりといたします。今後、8月と3月はこのような運用時間帯とする予定です。

  館外サービス 館内サービス
月曜日  8:45〜24:00 9:00〜18:30
火曜日  8:45〜17:00 9:00〜16:30
水曜日  8:45〜24:00 9:00〜18:30
木曜日  8:45〜24:00 9:00〜18:30
金曜日  8:45〜24:00 9:00〜18:30
土曜日 12:00〜24:00 閉 館

 

2.8月の計算機サービス休止について

1) 諸設備の点検改修のため、下記のとおり計算機サービスを休止いたします。

  館外サービス 館内端末室 プログラム相談室

〜8月2日(水)

通常運用
8月3日(木)〜6日(日) 運用休止 閉室 閉室

8月7日(月)〜

通常運用

sakura、m-boxは通常運用いたします。

2) 空調機取替え工事のため、8月下旬に3日間程度一部計算機サービスを休止する予定です。
日程が決まり次第、ニュース、Web等で広報いたしますので、ご注意下さい。

 

3.Fortranプログラムの解析、整形ツールplusFORTのサービス開始

 5月1日(月)より計算機サーバ(spp)においてFortranプログラムの解析、整形ツールplusFORTのサービスを開始しています。
 plusFORTとは、英国Polyhedron Software社の製品でFortranプログラムの開発および見直しに有用なツールです。plusFORT(コマンド名、spag)は、算術IF文やGOTO文を用いて書かれたスパゲッティプログラムを読み易い、構造化されたFortran77のプログラムに整形したり、より近代的なプログラム構造を持つFortran90の形式に変換する機能を備えています。詳細な使用方法については、下記の計算サーバのURLからリンクを辿って、参照してください。なお、マニュアルは、3F図書資料室に備えています。

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/SPP/

 

4.デバッグツールTotalViewのサービス開始

 5月1日(月)よりスーパコンピュータVPP800で、MPIおよびPVMを用いて開発された並列プログラム対応のデバッグツールTotalViewのサービスを開始しています。
 TotalViewでは、ソースリストやアセンブラリストの表示、プロセスの状態表示、プログラムの実行や停止、break pointの設定、変数の値の表示と変更、などといった一連のデバッグ操作をGUIインタフェースによりわかりやすく簡単に行うことができます。また、並列プログラムのデバッグでは、プロセス間の同期待ちの設定、特定プロセスのみを実行するといったプロセス単位でのデバッグ操作が可能となっています。
 詳細な使用方法については、以下のスーパコンピュータのURLからツールの使い方のリンクを辿って解説記事をご覧ください。

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Supercomputer/

 

5.VPP800のCコンパイラのオプション変更

 5月24日(水)より、スーパコンピュータVPP800のCコンパイラを標準でベクトル翻訳するように変更します。
 これはVPP800でもCプログラムの利用が増えていますが、標準ではスカラ翻訳されるために、無駄にCPUを使ってしまう場合が見受けられます。したがって、システムのデフォルトオプションとして「-Kvp」が有効となるように変更します。なお、スカラ翻訳が必要な場合、オプション「-Knovp」を指定してください。

 

6.データベース(csd,qcldb)の運用システムの移行について

 データベースCSDおよびQCLDBの運用システムを来る5月24日(水)よりsppサーバに変更いたします。
 appsサーバでの運用は5月末で停止します。なお、利用方法には変更はありません。

 

7.MASPHYCのバージョンアップについて

 4月26日よりMASPHYCのシミュレータがV02L026からV03L02にバージョンアップしています。
 これは、ポテンシャル関数の追加(Oh johnson ポテンシャル、bond Morseポテンシャル)と高速化(近接粒子リスト登録アルゴリズムの見直し、原子のビリアル計算部のベクトル化及び並列化)、剛体分子モデルにおける圧力制御アンサンブル(NPH、NTP)への拡張が計られています。
 利用者は、メニューウインドウ(MDmanager)のHost Environment のModule欄のMDV02L026AをMDV03L02に変更する必要があります。
 但し、初めての利用者は不要です。

 

8.MPIプログラミング特別講習会開催の案内

 メッセージパッシングライブラリMPI2による並列プログラミングのための特別講習会を下記の日程で開催します。
 この講習会は、VPP800のMPIライブラリを開発されたスタッフを講師にお招きして、MPI2を用いたプログラミング基礎およびチューニング手法の解説、また、チューニングツールMPToolsおよびデバッガTotalViewの使い方について紹介いただく予定です。

日時 7月19日(水) 10:30〜16:30
場所 センター3F講習室
定員 60名
受付期間 7月3日(月)〜7月14日(金)
申込受付 共同利用掛(センター2F)
Tel: 075-753-7424 又は 7407
Mail: kyodoriyo@kudpc.kyoto-u.ac.jp

 

9.プログラム講習会開催の案内

受講者定員 原則として30名
講習時間 10:30 〜 16:00 (早目に終了することもあります)
会 場 京都大学大型計算機センター 3階 講習室
申 込 同上 2階 事務室 共同利用掛受付カウンター
電 話 : 075-753-7424 又は 7407
e-mail: kyodoriyo@kudpc.kyoto-u.ac.jp
センターホームページの講習会案内からも申し込めます。
http//www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Services/Course/

【524回】 VPP入門

開催日 平成12年5月24日(水)
受付期間 平成12年5月2日(火)〜平成12年5月19日(金)
内容 VPP800の使い方およびベクトルプログラミングとチューニングの解説
※ 詳しくは、
http//www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Courses/contents/#vpp
をご覧下さい。

【525回】 VPP並列プログラミング入門(VPP入門受講者が望ましい)

開催日 平成12年5月25日(木)
受付期間 平成12年5月8日(月)〜平成12年5月22日(月)
内容 VPP800での並列プログラミングの基礎と並列化手法の解説
※ 詳しくは、
http//www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Courses/contents/#vpp-parallel
をご覧下さい。

【526回】 MATLAB(基礎)

開催日 平成12年5月31日(水)
受付期間 平成12年5月12日(金)〜平成12年5月26日(金)
内容 数値計算・制御解析システムMATLABの基礎的な利用について
※詳しくは、
http//www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Courses/contents/#matlab-base
をご覧下さい。

【527回】 MATLAB(応用)

開催日 平成12年6月8日(木) 13:30〜16:00
受付期間 平成12年5月22日(月)〜平成12年6月5日(月)
内容 MATLABのSIMULINKを中心に行う。
※詳しくは、
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Courses/contents/#matlab-apply
をご覧下さい。

【528回】 AVS(基礎)

開催日 平成12年6月15日(木)
受付期間 平成12年5月29日(月)〜平成12年6月12日(月)
内容 AVSは汎用データ可視化システムの一つです。
本講習ではAVSに関する基本的操作、ならびに簡単なデータの
作成等の解説,実習を行います。
実習を希望される方は,申し込み時にその旨お申し出ください。

【529回】 AVS(応用)

開催日 平成12年6月16日(金)
受付期間 平成12年5月30日(火)〜平成12年6月13日(火)
内容 AVSを使用する上での応用的なテクニックの解説等を行います。
受講条件としてAVSのデータフォーマット、ネットワークエディタを
理解している方を対象とします。

【530回】 ホームページ作成(初心者向)

開催日 平成12年6月30日(金)
受付期間 平成12年6月13日(火)〜平成12年6月27日(火)
内容 HTMLエディタを用いたWWWページの作成方法とHTML言語の
簡単な解説。  
※ 詳しくは、
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Courses/contents/#homepage
をご覧下さい。

【531回】 計算サーバSPP入門

開催日 平成12年7月12日(水)
受付期間 平成12年6月23日(金)〜平成12年7月7日(金)
内容 計算サーバSPPの使い方およびプログラミングとチューニング手法
の解説。  
※ 詳しくは、
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Courses/contents/#spp
をご覧下さい。

【532回】 SPP並列プログラミング入門(SPP入門受講者が望ましい)

開催日 平成12年7月13日(木)
受付期間 平成12年6月26日(月)〜平成12年7月10日(月)
内容 計算サーバSPPでの並列プログラミングの基礎と並列化手法の解説
※ 詳しくは、
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Courses/contents/#spp-parallel
をご覧下さい。

 

10.夏期限定講習会のお知らせ

 下記要領により夏期限定講習会を開催しますので、応募くださるようご案内いたします。

1. 講習内容 利用者の希望内容により行なう小グループ講習会
基本的には、「平成12年度プログラム講習会計画表」から選んでください。ただし、その他の講習会についても相談に応じます。
講習会計画表は、広報(Vol.33 表紙裏)又はセンターホームページhttp://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Coursesを参照してください。
2. 開催日時 平成12年8月7日(月)〜平成12年9月14日(木)の希望日(原則として午前中、半日) なお、希望日は申込み時に第3希望まで記入してください。後日、日程調整のうえ、代表者へ連絡します。
3. 講習会場 京都大学大型計算機センター3階講習室
4. 申込み条件等 共同利用掛備付の用紙で申し込んでください。
センターID所有の利用者10名程度のグループで、代表者が申込んでください。
講習日の決定等、センターからの連絡事項は代表者の方のみにお知らせします。グループの受講予定者への連絡は、代表者が行ってください。
講習会IDは発行しません。
5. 受付期間 平成12年6月1日(木)〜同年6月30日(金)
6. 申込先及び
申込用紙請求先
京都大学大型計算機センター共同利用掛
TEL 075-753-7424,7407 FAX 075-753-7449

 

11.利用者旅費について

 遠隔地の利用者で,本センターへの出張利用(科学研究費等による利用は除く)をされる方のために「利用者旅費の制度」があります。旅費の支給を希望される方は,所定の申請書に必要事項を記入(出張利用を必要とする理由を明記してください)の上,出張希望日の2週間前までに共同利用掛宛お送りください。
 混雑期(11月〜3月)を避け,できるだけ早い時期にご利用ください。

 

12.アプリケーションサーバ(apps)の運用停止について(再録)

 本センターで運用しているappsは、維持管理が困難になりましたので平成12年5月31日(水)で運用を停止いたします。
 なお、appsで運用していましたMATLAB, Maple V, AVS5, AVS/Expressのアプリケーションは、sppシステムで利用できます。AVS/Express VizはsppシステムにあるAVS/Express Developerで利用できます。csd, qcldbのデータベースは、5月24日からsppシステムで運用します。以下に、平成12年6月1日以降、appsで利用していたアプリケーションの代替となるホスト名の一覧を掲載します。

アプリケーション名 ホスト名
平成12年5月31日まで
ホスト名
平成12年6月1日から
MATLAB apps spp spp
Maple V apps spp spp
AVS5 apps lusso spp lusso
AVS/Express Viz apps lusso lusso
AVS/Express Developer spp spp