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ニュース 2001 No.2

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目 次

  1. 3月の運用時間について(再掲)
  2. 年度末作業に伴うサービス時間の変更について
  3. 利用負担金の改定について
  4. 平成13年度CPU定額利用申請
  5. 大口定額利用の試行運用について
  6. MATLABのバージョン・アップについて
  7. Mathematicaの運用開始について
  8. データベースCNMRPのデータ更新
  9. 平成13年度利用申請の受付について
  10. 平成12年度計算機利用結果報告のお願い
  11. 第66回、67回研究セミナー開催の案内
  12. 第16回研究発表会開催の案内
  13. IPネットワーク連絡会の開催について(再掲)
  14. プログラム指導員の募集について

1. 3月の運用時間について(再掲)

従来より3月、8月は学休期として館内サービス時間を18時30分まで、館外サービス時間を24時までとしておりましたが、利用者の方々から館外サービス延長の要望が強く寄せられました。

種々検討の結果、3月の館外サービスは、他の月と同じ24時間サービスを行うことになりましたので、せいぜいご利用ください。

また、平成13年3月18日(日)は空調設備の定期保守のため、下記の時間計算機サービスを休止いたします。

日時: 平成13年3月18日(日) 午前7:00〜17:00
休止する計算機サービス:全て

なお、空調設備の定期保守終了後、計算機サービスを再開いたします。

 

2. 年度末作業に伴うサービス時間の変更について

年度末作業に伴い、各システムのサービス時間を下記のように変更しますので、ご注意ください。

計算サーバ(SPP)はバージョンアップおよび機能強化のために、3月27日(火)17:00にサービスを休止しますので、ご注意ください。

 

  1. メールサービス、DB、翻訳サービス、ダイアルアップ接続
    • サービス終了 3月31日(土) 8時30分
    • サービス開始 4月 1 日(日) 0時00分
  2. VPP、汎用サーバ
    • サービス終了 3月31日(土) 8時30分
    • サービス開始 4月 2 日(月) 8時30分
  3. 計算サーバ
    • サービス終了 3月27日(火)17時00分
    • サービス開始 4月 2 日(月) 8 時30分
  3/28
(水)
3/29
(木)
3/30
(金)
3/31
(土)
4/1
(日)
4/2
(月)
メールサービス
(sakura,mbox)
サービス

休止

サービス

サービス

DB、翻訳サーバ
ダイアルアップ
汎用サーバ

休止

VPP
計算サーバ

休止

 

3. 利用負担金の改定について

センターでは、4月に負担金改定を予定しています。概要は以下のとおりです。

詳細については、広報Vol.34、No.2(2001年4月号)に掲載を予定していますのでご参照ください。

 

4. 平成13年度CPU定額利用申請

平成13年度、CPU定額利用申請の受付を下記のとおり行います。

これは、演算経費(CPU利用金額)に限り、申請額(1口:10万円)の負担により、その申請額の5倍(50万円)まで利用できるものです。

今年度は4月〜11月までの期間を、第1期(4月1日〜7月31日)、第2期(8月1日〜11月30日)に分けて受付けます。ただし、第1期、第2期はそれぞれに申請が必要です。

多数ご利用ください。

なお、「平成13年度CPU定額利用申請」の詳細は、ホームページ( http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/teiga13.html )をご覧ください。

 

5. 大口定額利用の試行運用について

これは、支払責任者が当該年度の利用負担金として500万円以上(原則として1費目コード)の額で申請することにより、演算経費およびファイル経費などのすべての利用負担額が申請額の3倍まで、当該年度内での利用を認めるものです。この利用負担額は、その支払責任者が管理される利用者の経費の総額となります。

利用要領及び申請方法は下記のとおりです。

  1. 利用要領
    1. 申請者は本センターを所属センターとして承認されている支払責任者とします。
    2. 利用負担額は各利用区分共通負担額を含むセンター利用に係る全経費を対象とします。
    3. 利用期限は承認日より当該年度末までとします。
    4. 支払責任者が管理される利用者の利用負担額の総計が申請額の3倍まで利用を認めます。
    5. 承認後の取消は認められません。
    6. 年度内の総利用負担額が申請額に満たない場合でも、次年度への繰越は認められません。
    7. 大口定額利用申請された費目での第二センター登録は認められません。また、CPU定額利用との併用は認められません。
  2. 申請について
    1. 申請受付期間
      • 平成13年3月1日(木)〜平成13年11月30日(金)
    2. 申請方法
      • 大口定額利用を希望される方は、事前にセンターにご相談ください(窓口:システム運用掛、内線7413)。

 

6. MATLABのバージョン・アップについて

数値計算と可視化機能を有する会話型ソフトウエアMATLABがバージョン5.3から6.0にバージョン・アップされ、1月24日(水)から運用しています。

起動コマンド名はmatlabです。

なお、混乱をさけるため旧バージョン(5.3)を平行運用しています。起動コマンド名はmatlab5です。

MATLAB6は新しいデスクトップ環境を備えており、MATLABのコード、変数、データファイル、グラフィックスデモプログラム、オンラインヘルプなどにすばやくアクセスする機能を有しています。

また、新たな対話型ツールによって容易にデータのインポート、プロット、MATLABグラフィックスのエクスポートを行うことが可能になりました。

さらにMATLABの数値計算、外部データ、コードへのアクセス、GUI設計の機能が拡張されています。特記すべきは数式処理言語Maple6とのリンクが可能になったことです。主な機能追加について下記に示します。

より高速な行列演算のため最適化されたLAPACKライブラリ、FFTWライブラリによる高速なFFTベースの関数、Qhullベースの関数、微分方程式ソルバ、その他積分アルゴリズムの改良。

機能拡張されたGUI設計ツールマイクロソフト社のVisual Studio開発環境上で C/C++コードをMATLAB実行ファイル(MEX‐files)に自動的に変換する機能等です。

なお、具体的な詳しい解説は図書資料室備付の「MATLABバージョン6」のマニュアルを、またMATLAB,Mapleの日本代理店であるサイバネットシステム社のMATLABホームページのURL http://www.cybernet.co.jp/products/matlab をご覧ください。なお、サイバネットシステム社のご好意によりセンターホームページの「アプリケーションMATLAB,Maple」にサイバネットシステム社のホームページをリンクさせていただくと同時にMaple-MATLABの連携プログラムの応用事例

「MATLABとMapleを使った振動解析」
http://www.cybernet.co.jp/products/maple/hiroba/sindou/sindou.html
MATLABリンクの例:MapleとMATLABリンクの処理過程
http://www.cybernet.co.jp/products/maple/hiroba/matlablink/matlablink.html
「MapleとMATLABを使ったマス-バネ-ダッシュポットのモデルの解析」
http://www.cybernet.co.jp/products/education/index_link.html

についてもリンクを張らせていただきました。ご活用ください。

なお、今回のMATLABバージョン・アップについては、特定分野のプログラム集合パッケージ「ツールボックス」についてもリリース12として機能追加がなされています。このうち、センターで運用しているツールボックスで機能強化されたものは次の通りです。

Simulinkは動的システムのシミュレーション、制御、DSP/通信システム設計の検証などのためのブロック線図モデリング環境です。GUIとシミュレーション機能の拡張が行われました。

Control System Toolbox 5
自動制御システムのモデリング、解析、設計のための対話型環境です。連続時間、離散時間線形動的システムの両方を解析、シミュレーションすることができます。
Signal Processing Toolbox 5
デジタルフィルタ設計と解析のための新しいGUIを提供しています。下記の機能が追加されました。
Wavelet Toolbox 2
MATLABの数値計算・可視化機能をベースに、ウェーブレットによる信号と画像の解析・シンセシス・雑音除去・圧縮をポイント&クリックの操作で扱えるグラフィックツール、コマンドライン関数など豊富な機能が追加された。新しいバージョンでは新しいウェーブレットファミリ、GUIツール、関数などでウェーブレット解析をより簡単に行えるようになりました。
詳細と具体例についてはマニュアルを参照してください。

 

7. Mathematicaの運用開始について

京都大学大型計算機センターでは、2001年2月21日より数式処理システムであるMathematica(Version 4.1)を運用します。

Mathematicaは、Wolfram Research, Incが開発したもので、数式処理、数値計算の数学ソフトに加え、優れたグラフィック機能を統合的に扱えるシステムです。数百に上る関数・特殊関数やコマンドが用意されています。入力する数式表現が、数学の教科書に出てくる数式に極めて似ているため、数学の考えと同じ感覚でプログラミングすることができ、インタラクティブに計算させることができます。コマンドラインでもX環境でも利用できます。ご利用ください。

 

8. データベースCNMRPのデータ更新

データベースCNMRPは高分子Carbon-13核磁気共鳴データに関する文献情報(実験データなどを含む)です。今回のデータ更新では392件追加し、合計9,453件となりました。ご利用ください。データ更新は2001年2月1日に実施しました。

<データベース呼出しおよび検索例> <MSPシステム>

(例1)ポリメタクリル酸メチルを検索する。 PMMAのFRAG項目での記述は P:M.MA と記述されている。

# irs cnmrp <--- データベースCNMRPの呼出し

RS> sea frg 'P:M.MA' <--- 項目FRGが「P:M.MA」のものを検索

RS> out <--- 検索結果の出力

 

9. 平成13年度利用申請の受付について

平成13年度の計算機利用申請の受付を次のとおり行います。

新規利用申請 : 平成13年3月1日(木)〜
継続利用申請 : 平成13年2月1日(木)〜3月21日(水)

【継続利用申請について】

○京都大学を所属センターとしている方

  1. 利用期限が平成13年3月31日を超え、複数年承認されている方には、2月初旬に「平成13年度用利用承認書」を送付いたしました。
    • 平成13年度に向け承認書の内容「所属、支払責任者、支払見込額」の項目に変更のある方、あるいは次年度は利用を取消される方は、同封の計算機利用申請書(複)の提出が必要です。
    • 連絡および書類の提出のない場合は、承認書の内容のまま翌年度へ自動継続いたします。
  2. 利用期限が平成13年3月31日の方で継続利用が見込まれる方には、1月下旬に「継続申請書」を送付いたしました。継続利用申請期間中に、印字事項を確認し、必要事項を記入、押印の後返送してください。
  3. 第二センターの継続をされる方は、本センターの次年度への手続きが終了ししだい「APPLY」コマンドで第二センター継続申請を行なってください。
    受付は2月1日(木)〜3月21日(水)です。(ただし、東大センターは既に平成13年度への継続申請受付を終了しています。)

○京都大学を第二センターとしている方

所属センターでの継続手続き終了後、所属センターの申請コマンドで京大の継続申請を行ってください。

受付は2月1日(木)〜3月21日(水)です。

【支払責任者登録確認通知書の送付について】

センターから支払責任者あてに、「支払責任者の登録内容」及び「該当の支払責任者番号を持つ利用者全員の申請内容」をお知らせする『支払責任者登録確認通知書』を送付しています。

この『支払責任者登録確認通知書』は継続申請終了時及び利用申請受付時等に適宜送付します。負担金の支払い責任を持つ利用者について、利用申請内容の確認等にご利用ください。

なお、この通知書送付は平成11年度からの下記の変更及び新規サービス開始に伴うものです。

  1. 平成11年度から利用者の「利用期限」が最長、身分で保証されている年限まで申請可能となり、承認された期限内は毎年の継続申請が不要である。
    これに伴って年度当初に、経理責任者及び支払責任者へ該当利用者の登録確認書を送付する。
  2. 予算管理用として「支払責任者への予算超過通知メールサービス」の開始。

【支払責任者への予算超過通知メールサービスについて】

支払責任者が利用者の負担金使用状況を把握する方法として、「計算機利用負担金額」が「申請の利用見込額」を超えた場合、支払責任者へe-mailでお知らせする「支払責任者への予算超過通知メールサービス」を行っています。支払責任者がこのサービスをご希望の場合は下記の要領で、 yosan@kudpc.kyoto-u.ac.jp までメールで申請してください。

  1. 申請者:支払責任者に限る
  2. メール受付アドレス: yosan@kudpc.kyoto-u.ac.jp
  3. 申請メールの本文はキーワード(yosan-mail: )に続けて支払責任者ID、費目コードのみを記載して下さい。
    例) yosan-mail:u55555a
  4. 「支払責任者への予算超過通知メール」は、申請メールの送信元へ送付します。
  5. 「予算超過通知メールの取消」
    例) cancel-mail:u55555a

なお詳細は、ホームページ「利用のための手続き」( http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/apply.html )をご覧ください。

また、不明な点は共同利用掛までお問い合わせください。

Tel : 075-753-7424、7407 e-mail :  kyodoriyo@kudpc.kyoto-u.ac.jp

 

10. 平成12年度計算機利用結果報告のお願い

計算機を利用された研究成果のうち、本年度に発表された論文(学会発表講演要旨を含む)などについて、次のいずれかの方法により、報告してください。

  1. web (URL:  http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin-user-only/user-report-start ) からの入力
  2. 文書(様式自由ですが、webからプリントできる方はそれに記入して下さい。) URL: http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/user-report/
  3. e-mail ( kyodoriyo@kudpc.kyoto-u.ac.jp )

いずれの方法による場合でも『利用者番号・研究分野コード・所属・職名・氏名・連絡先(電話番号/e-mail)、著者名、論文名、掲載誌(巻号頁)、発表年』を明記してください。

◎ 期限 : 平成13年4月30日(月) (未発表のものは、掲載され次第、報告して下さい。)

報告された研究成果は「広報Vol.34 No.5」に掲載予定ですので、巻号頁等の報告内容に記載漏れのないようお願いします。

 

11. 第66回、67回研究セミナー開催の案内

京都大学大型計算機センター第66回、67回研究セミナーを、下記の予定で開催いたします。奮ってご参加下さい。

【第66回研究セミナー】

テーマ: 並列化コンパイラの最新動向について
日時: 平成13年3月2日(金)13:30〜16:30
場所: 京都大学大型計算機センター3F講習室
13:30〜13:35 開会挨拶
富田眞冶
(計算機方式研究委員会委員長)
13:35〜14:50 「OSCARマルチグレイン並列化コンパイラと
シングルチップ・マルチプロセッサ」
笠原博徳
(早稲田大学理工学部電気電子情報工学科教授)
14:50〜15:10 休憩
15:10〜16:25 「Omni OpenMPコンパイラとCluster-enabled OpenMP」
佐藤三久
(電子技術総合研究所情報アーキテクチャ部主任研究官)
16:25〜16:30 閉会挨拶

 

【第67回研究セミナー】

テーマ: 東洋学へのコンピュータ利用
日時: 平成13年3月23日(金)13:00〜17:00
場所: 京都大学大型計算機センター3F講習室

 

12. 第16回研究発表会開催の案内

本センター研究開発部主催の研究発表会を下記のとおり開催いたします。多数ご参加ください。

なお、当日のプログラムは、 http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/RandD/16th-program.html をご覧ください。

日 時 : 平成13年2月22日(木)10:00〜
場 所 : 京都大学大型計算機センター講習室(3階)

 

13. IPネットワーク連絡会の開催について(再掲)

第5地区ネットワークNCA5の現状について、意見の交換や報告を行う連絡会を下記のとおり開催しますので、多数ご参加ください。NCA5に加入されている機関の責任者、IPネットワークに参加を希望される第5地区に属する機関でその機関のキャンパスネットワークを担当されている(される)方々の参加を歓迎します。

なお、NCA5の第9回総会もこの連絡会の中で開催する予定です。

準備等の都合もありますので、出席を希望される方は2月13日(火)までに本センターネットワーク掛(Tel:075-753-7432、Fax:075-753-7450、E-mail: secretary@nca5.ad.jp )までお申し込みください。

日 時 : 平成13年3月1日(木)午後2時から午後5時まで
場 所 : 京都大学大型計算機センター講習室(3階)

 

14. プログラム指導員の募集について

本センターでは、プログラム指導員を募集しています。詳しくは、ここ http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/shido.htm をクリックしてください。