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ニュース 2002 No.1

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目 次

  1. 計算機サービスの休止について
  2. SASのバージョンアップについて
  3. データベースCSDのレベルアップ
  4. 科学研究費・産学連携等研究費での利用終了について
  5. 各大型計算機センターの計算機利用申請(種類別)受付期間一覧表
  6. 平成14年度CPU定額利用申請
  7. IPネットワーク連絡会の開催について
  8. 第68回研究セミナー開催の案内
  9. 第17回研究発表会開催の案内
  10. 開発計画(平成14年度前期)の募集について

1. 計算機サービスの休止について

(1)計算機サービスの休止について

本センターの電気設備の改修のため、下記の期間全サービスを休止しますので、よろしくご協力をお願いします。なお、作業終了後、サービスを再開いたします。

また、停止日に変更があった場合は、ニュース等で迅速にお知らせします。

サービス休止期間:3月17日(日)7:00 〜 3月18日(月)8:45

(2)空調機の定期保守について

空調機の定期保守のため、下記の期間スーパーコンピュータVPPのサービスを休止しますので、よろしくご協力をお願いします。なお、作業終了後、サービスを再開します。

サービス休止期間:2月17日(日)7:00 〜 17:00

2. SASのバージョンアップについて

SPP(計算サーバ)で運用していますSASを、1月23日(水)から最新バージョン8.2(V8.2と略記します)で運用します。起動コマンドはsas8です。

実行形式には運用中のSASバージョン6.12(V6.12と略記します)同様、次の3通りあります。入出力表示の標準は日本語ですので、英語で表示する場合は実行時のオプションに、-english を指定する必要があります。

<ディスプレイマネージャモードでの実行>

spp> sas8

<対話型ラインモードでの実行>

spp> sas8 -nodms

<バッチモードでの実行>

spp> sas8 SASプログラムのファイル名 &

V8.2の最大の特長は、現在運用中のV6.12までのSASが32ビット版であったのに対して、64ビット版となり、あつかわれるアドレス空間は飛躍的に増加します。

なお、V6.12環境で稼働しているソフトはすべてV8.2でもそのまま利用できますが、混乱を避けるため本年6月28日(金)まで並行運用しますが、なるべく早くV8.2に移行してください。

V8.2で利用できるプロダクトはV6.12と同じくBase,STAT,ETS,GRAPH,LAB,INSIGHT,IMLの7プロダクトです。

また、SASジャパン社が発行している「SAS Technical News」の2000年秋号、2001年春号にバージョン8に関する詳しい解説があります。以下のURLで見ることができます。

http://sas.com/offices/asiapacific/japan/periodicals/technews 

です。

紙面版はセンターの図書資料室で閲覧・貸し出しができます。ただし、当資料の解説・例題のなかには一部、当センターで運用していないプロダクトを用いた例がありますので、その点ご注意ください。

また、バージョン8関係のマニュアル(日本語版)は次の2冊です。いずれも、図書資料室で閲覧・貸し出しができます。

3. データベースCSDのレベルアップ

データベースCSDは主に有機金属化合物の結晶構造解析に関する文献情報および結晶構造データを蓄積したデータベースです。

今回、レベルをV5.21からV5.22にアップしました。データ件数は11,359件の追加があり、245,392件となりました。本バージョンは新機能としてmercuryという結晶構造をビジュアルに表示するプログラムが追加されました。なお、plutoおよびvstatの各プログラムはサポートされなくなり、利用できなくなりました。mercuryについては広報にて解説記事を掲載する予定です。レベルアップは2001年12月17日(月)に行いました。

<データベース環境の呼出し方法> < spp システム >

spp% csd                <--- csdの起動
CSD> quest -j testv522  <--- questの呼び出し例
CSD> cq                 <--- ConQuest(cq)の呼び出し例
CSD> mercury            <--- mercuryの呼び出し例

(注: CSD> の促進文字に続けてCSDのプログラム(cq,quest,mercury,vista)が利用できます。また、unixコマンドも利用できます。)

< mercuryの検索結果の画面表示例 >

以下のURLをご覧ください。

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Services/DataBase/CSD/ 

<データベースの終了方法>

CSD> exit

<参考資料>

解説資料は以下のWWWのURLの内容も参考にしてください。

なお、ブラウザはjavaを有効にしてご覧ください。

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Services/DataBase/csd/ 

4. 科学研究費・産学連携等研究費での利用終了について

科学研究費(以後科研費という)・産学連携等研究費による利用期限は次のとおりです。

科研費: 2月15日(金)
産学連携等研究費: 2月25日(月)

科研費・産学連携等研究費での利用ジョブは利用期限までに出力を含め、終了させてください。

なお、利用期限までに終えていない場合は、実行待ち及び実行中のジョブについてはジョブキャンセルを行います。また、出力待ちジョブについては、強制出力を行ない、センターの返却棚に返却します。

月額で課金算定を行っているファイル、PPP、データベースについては、科研費・産学連携等研究費の支払コードのみの利用者は、利用期限までの利用に対して課金請求をします。

科研費以外の支払コードを持っている場合は、その支払コードで2月末日に月額課金算定を行います。

5. 各大型計算機センターの計算機利用申請(種類別)受付期間一覧表

センター名 申請種類別 所属センターとしての
受付期間
第二センターとしての
受付期間
北大
センター

H13年度新規・追加

〜 H14.3.28

〜 H14.3.28

  〃   変更・取消

〜 H14.3.28

〜 H14.3.28

H14年度への継続

H14.2.1  〜 H14.4.15

H14.3.1  〜 H14.3.20

H14年度新規・追加

H14.3.1  〜

H14.4.1  〜

  〃   変更・取消

H14.4.1  〜

H14.4.1  〜

東北大
センター

H13年度新規・追加

〜 H14.3.29

〜 H14.3.29

  〃   変更・取消

〜 H14.3.29

〜 H14.3.29

H14年度への継続

自動継続

H14.2.1  〜 H14.3.20

H14年度新規・追加

H14.4.1  〜

H14.4.1  〜

  〃   変更・取消

H14.4.1  〜

H14.4.1  〜

東大
センター

H13年度新規・追加

〜 H14.3. 1

〜 H14.3. 1

  〃   変更・取消

〜H13年度最終運用日

〜H13年度最終運用日

H14年度への継続

H14.2.1  〜 H14.3.15

H14.2.1  〜 H14.3.20

H14年度新規・追加

H14.3.1  〜

H14年度運用開始日〜

  〃   変更・取消

H14年度運用開始日〜

H14年度運用開始日〜

名大
センター

H13年度新規・追加

〜 H14.3.28

〜 H14.3.28

  〃   変更・取消

〜 H14.3.25

〜 H14.3.25

H14年度への継続

H14.2.1  〜

H14.2.1  〜 H14.3.20

H14年度新規・追加

H14.2.12 〜

H14.4.1  〜

  〃   変更・取消

H14.4.1  〜

H14.4.1  〜

京大
センター

H13年度新規・追加

〜 H14.3. 1

〜 H14.3. 1

  〃   変更・取消

〜H13年度最終運用日

〜H13年度最終運用日

H14年度への継続

H14.2.1  〜 H14.3.20

H14.2.1  〜 H14.3.20

H14年度新規・追加

H14.3.1  〜

H14年度運用開始日〜

  〃   変更・取消

H14年度運用開始日〜

H14年度運用開始日〜

阪大
センター

H13年度新規・追加

〜H13年度最終運用日

〜H13年度最終運用日

  〃   変更・取消

〜H13年度最終運用日

〜H13年度最終運用日

H14年度への継続

H14.1.7  〜 H14.3.27

H14.2.1  〜 H14.3.20

H14年度新規・追加

H14.3.1  〜

H14.4.1  〜

  〃   変更・取消

H14.4.1  〜

H14.4.1  〜

九大
センター

H13年度新規・追加

〜 H14.2.28

〜 H14.2.28

  〃   変更・取消

〜H13年度最終運用日

〜H13年度最終運用日

H14年度への継続

H14.2.1  〜 H14.3. 7

H14.2.1  〜 H14.3.20

H14年度新規・追加

H14.3.8  〜

H14年度運用開始日〜

  〃   変更・取消

H14年度運用開始日〜

H14年度運用開始日〜

国立
情報学研

H13年度新規・追加

〜 H14.3.28

〜 H14.3.28

  〃   変更・取消

〜 H14.3.28

〜 H14.3.28

H14年度への継続

自動継続

H14.2.1  〜 H14.3.20

H14年度新規・追加

H14.4.1  〜

H14.4.1  〜

  〃   変更・取消

H14.4.1  〜

H14.4.1  〜

※北大センターは汎用コンピュータ更新のため、所属センターとしての受付は平成14年2月16日〜同年2月28日の期間、処理を休止します。また、第二センターとしての13年度分の受付は、平成14年2月1日〜同年2月28日の期間、処理を休止します。

※阪大センターは平成13年度年度末処理日は、3月28日、29日を予定しています。

6. 平成14年度CPU定額利用申請

平成14年度、CPU定額利用申請の受付を下記のとおり行います。

これは、演算経費(CPU利用金額)に限り、申請額(1口:10万円)の負担により、その申請額の5倍(50万円)まで利用できるものです。

今年度は4月〜11月までの期間を、第1期(4月1日〜7月31日)、第2期(8月1日〜11月30日)に分けて受付けます。ただし、第1期、第2期はそれぞれに申請が必要です。

多数ご利用ください。

なお、「平成14年度CPU定額利用申請」の詳細は、

ホームページ( http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/teiga14.html )をご覧ください。

7. IPネットワーク連絡会の開催について

第5地区ネットワークNCA5の現状について、意見の交換や報告を行う連絡会を下記のとおり開催しますので、多数ご参加ください。NCA5に加入されている機関の責任者、IPネットワークに参加を希望される第5地区に属する機関でその機関のキャンパスネットワークを担当されている(される)方々の参加を歓迎します。

なお、NCA5の第10回総会もこの連絡会の中で開催する予定です。

準備等の都合もありますので、出席を希望される方は1月24日(木)までに本センターネットワーク掛(Tel:075-753-7432、Fax:075-753-7450、 E-mail: secretary@nca5.ad.jp )までお申し込みください。

日時: 平成14年1月25日(金)午後2時から午後5時まで
場所: 京都大学大型計算機センター講習室(3階)

8. 第68回研究セミナー開催の案内

(主催)京都大学大型計算機センター、(共催)(社)可視化情報学会・東大(弥生研究会)の第68回研究セミナーを、下記により開催致します。聴講無料ですので、奮ってご参加ください。

テーマ: 「ビジュアルデータマイニング」
日時: 平成14年1月31日(木)13:00 〜 17:50
平成14年2月 1 日(金)10:00 〜 12:30
場所: 京都大学大型計算機センター講習室(3階)

< 1月31日(木) >

13:00〜13:10 開会挨拶
金澤正憲(京都大学)
(Session 1)
13:10〜13:50 基調講演 検索支援システムにおける情報可視化技術の利用
河野浩之・川原稔(京都大学)
13:50〜14:15 ループのデータ依存状態の視覚化
城和喜(奈良女子大学)
14:15〜14:40 オイラー図を利用した一般論理プログラムの視覚化法
笹倉万里子(岡山大学)
14:40〜15:05 webグラフィックスの重ね合わせを用いた
分散型情報システム -JaMaPS-
高木悟(KDDI研究所)
(Session 2)
15:20〜15:45 画像群からの知識発見について
上原祐介(富士通研究所)
15:45〜16:10 データ宝石箱とビジュアルデータマイニング
伊藤貴之(IBM東京基礎研究所)
16:10〜16:35 多次元情報をもっと身近に
上島豊(原子力研究所関西研究所)
16:35〜17:00 特異点理論に基づいたデータマイニングによる
複雑渦流れ現象の抽出
古川雅人(九州大学)
17:00〜17:25 VSTに基づく時系列ボリュームデータマイニング手法
藤代一成(お茶の水女子大学)
17:25〜17:50 VSTを用いた位相構造強調型ボリュームレンダリング
竹島由里子(東北大学)

< 2月1日(金) >

(Session 3)
10:00〜10:25 3D-LICに基づくベクタ場の領域制限可視化に関する一手法
酒井晃二(岩手県環境保健研究センター)
10:25〜10:50 特異点グラフを用いた数値シミュレーション結果の分類
上沢和真(岩手県立大学)
10:50〜11:15 3D Active Cylinderを用いた3次元ボリュームの抽出
土井章男(岩手県立大学)
11:15〜11:40 低価格3次元立体視システムの開発
宮地英生(KGT)
11:40〜12:30 パネル討論 ビジュアルデータマイニングとは
岡本孝司(東京大学)

9. 第17回研究発表会開催の案内

本センター研究開発部主催の研究発表会を下記のとおり開催いたします。多数ご参加ください。

なお、当日のプログラムは、 http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/RandD/17th-program.html 

をご覧ください。

日時: 平成14年2月22日(金)10:30〜
場所: 京都大学大型計算機センター講習室(3階)

10. 開発計画(平成14年度前期)の募集について

平成14年度開発計画の前期分を下記のとおり募集します。

開発計画は、比較的短期間に成果が多数の利用者に還元されるプログラム・ライブラリまたは、共用データベースの開発・作成を目的としています。したがって、その開発計画に汎用性のあることが必要となります。本計画のための利用負担金は、原則としてセンター負担となっています。詳しくは、

http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Kaihatsu/  をご覧ください。

応募資格 本センターの有資格者
受付期間 平成14年1月21日(月)〜平成14年2月20日(水)
汎用性の基準
  1. 開発の成果が複数の異なる研究分野において利用され得ること。
  2. 開発計画がセンターのプログラム・ライブラリ及び共用データベースに登録されて多数の利用者に使用されるか、または、センターの運用・業務等を通じて間接的に利用者の利益として還元され得るもの。
申請方法 所定の申請書を共同利用掛まで提出してください。申請書は、共同利用掛へ請求してください。
(Tel:075-753-7407,7424、
  e-mail: kyodoriyo@kudpc.kyoto-u.ac.jp )