■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

ニュース (全国共同利用版)

             2004年1月号

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 

目次

1.   スーパーコンピュータ更新に伴うサービス休止と移行作業について

2.   年度末のサービスについて

3.   Tecplotのバージョンアップについて

4.   利用負担金改定の予告

5.   平成16年度大口定額利用について

6.   平成16年度個人定額利用について

7.   科学研究費・産学連携等研究費による利用期限の注意(一部再掲・訂正)

8.   共通利用番号制の廃止について(一部再掲)

9.   IPネットワーク連絡会の開催について

10.  2回京都大学学術情報メディアセンターシンポジウムの発表募集

11.   研究セミナー開催の案内

12.    開発計画(平成16年度前期)の募集について



.スーパーコンピュータ更新に伴うサービス休止と移行作業について

 既に、予告してきました通り、現有スパコンVPP800/63は、218日(水)1700を以ってサービスを終了し、ファイルなどの利用者資産を新スパコンHPC2500への移行作業を行います。なお、VPP800/63に残った実行中および実行待ちのジョブについては、センターでキャンセルしますので、ご理解、ご協力をお願いします。



2.年度末のサービスについて


 
 年度末の計算機サービスは、法人化にともなう準備作業のため、メールサーバおよびmboxサービスを除いて、 325()17:00をもって終了
します。

 なお、331()は計算機ハードウエアの保守などのため、メールサーバおよびmboxサービスも午前9時より、サービスを停止します。なお、メールサーバおよびmboxサービスについては、保守などが終了次第サービスを再開する予定です。



3.Tecplotのバージョンアップについて


 計算サーバ(spp)で運用している各種の実験データを可視化し分析するためのツールである「Tecplot」を1216()より9.2から10.0にバージョンアップし、サービスしています。

バージョンアップによる主な新機能、変更点は以下の通りです。

1. undo
機能の追加
2.
変数・ノードマップの共有機能追加
3.
データジャーナリングの追加
4.
補助データ機能の充実
5.
セルを中心とするデータ機能の追加
6.
極座標プロット機能の追加
7. RGB
色分解機能の追加
8.
鏡面ハイライト機能の追加
9.
複数のコンター変数の実装
10. 3
次元散布図の積層度が明確に
11.
イメージ挿入機能の追加
12.
サンプリング機能の向上
13. JPEG
形式・FLASH形式の出力が可能に

詳細については、以下をご覧ください。
http://www.sse.co.jp/tecplot/

Tecplot
の使用方法については、以下をご覧ください。
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Service/Application/tecplot/



4.利用負担金改定の予告
 
 平成164月よりスーパーコンピュータの置換えに伴い、負担金を改定する予定です。利用負担金算定の方法について予めお知らせします。さらに、法人化に伴い、集め方などが一部変更される予定ですが、決まり次第お伝えします。

 算定方法は表1および備考のようになります。主な変更点は次のようになります。
・基本経費を年額に変更します。
 従来は、申請単位でしたが、最初の申請のみ、即ち、利用者単位となります。
 基本経費に含まれる経費の種類が増えます。
・演算経費・ファイル経費を変更します。
・並列係数を変更します。
 
 なお、3月発行の広報などで詳しく説明をする予定です。

 負担金の管理に関して、支払見込額を超えた場合の扱いが変わります。従来は、超えても続けて利用できましたが、新年度からは利用(loginなどが)できなくなります。なお、popIMAPによるメールの利用は止まることはありません。
 従って、申請をする場合(特に継続申請の場合)には予定額を見積もって記入されるようお願いします。最低額は13千円となりますので、それ以上の額を記入してください。利用額が予算額を超え、追加する場合に方法については4月になってからお知らせします。

表1 負担金算定方法

 

利用区分 算定方式
1.基本経費 利用者登録1件につき                       年額 12,000
2.演算経費

スーパーコンピュータ使用の場合
スーパーコンピュータ以外使用の場合          

1秒につき 0.1
1秒につき 0.02
3.ファイル経費

200MBまでの部分1MBまでごとに               
200MBを超える部分1MBまでごとに              

月額    3
月額 0.3
4.出力経費

センターのモノクロプリンタに出力する場合
センターのカラープリンタに出力する場合
センターのカラー
OHPプリンタに出力する場合
センターの大判プリンタに出力する場合        

1枚につき 3
1枚につき 30
1枚につき200
1枚につき200
5.その他の経費

INSPECを利用する場合           
ホームページサービスを利用する場合    
AVSサービスを利用する場合         
プリ・ポストソフトウェアサービスを利用する場合 

月額   500
月額  2,000
年額 20,000
年額 20,000
6.各利用区分
    共通負担額

利用区分に従い算出した利用負担金の額を月ごとに集計した合計額に100分の5を乗じて得た額


備考
1
基本経費
 基本経費は年度の最初の登録時に算定する。基本経費には、年24,000円の演算経費、ファイル経費および出力経費の総額が含まれる。
2
演算経費
 演算時間の1秒未満の端数は、1秒として算定するものとする。
 ・バッチ処理における並列ジョブの演算経費は、各CPUの時間のうち最長時間に次表の並列係数を乗じたものとする。ただし、スーパーコン
 ピュータ以外の場合、並列係数は1とする。

使用CPU数 並列係数

28
9
32
33
128
129
512
513〜1024

1024以上

2
4
8
16
24
32


会話型処理における並列ジョブの演算経費は、各CPUの演算時間の合計で算定するものとする。
  会話型処理における演算経費は
1日単位で集計する。

3
ファイル経費
 ファイルにおける1MBとは1,048,576バイトである。

4
負担金算定の特例
 ・個人定額
  利用者は、利用区分の演算経費、ファイル経費、出力経費および各経費にかかる共通負担額について、センター長が別途定める期間に限
  り、申請額(
10万円単位)にて、その額の5倍まで利用できる。申請額は承認された月の利用負担額とする。 
 ・大口定額
  支払責任者は、当該年度の申請額として100万円以上を申請することで、利用区分の基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費および
  各経費にかかる共通負担額について申請額の
5倍まで、当該年度内で利用できる。この制度を利用できる
  利用者は、支払責任者が支払を管理する利用者とする。申請額は承認された月の利用負担金とする。

5 その他のセンターの機器などの利用に関しては、基本経費に含まれるものとする。



5.平成16年度大口定額利用について

 
大口定額制とは、支払責任者が当該年度の利用負担金として100万円以上(複数費目:校費、科研費など)の額で申請することにより、基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費およびこの4つの経費にかかる共通負担額に限り、申請額の5倍まで当該年度内での利用を認めるものです。

 なお、科研費など年度途中で確定する費目との合算で、本制度の申請を検討される場合、50万円以上を負担いただくことで、先行予約申請を認めます。この制度を利用できる利用者は、支払責任者が支払を管理する利用者です。ただし、個人定額利用との併用は認められません。


1)利用要項

(1)
申請額は100万円以上です。複数費目(校費、科研費等)の合算でも可能です。

(2)
利用負担額には、基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費および4つの経費についてかかる共通負担額を含みます。

(3)
大口定額制利用者が使用する基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費および4つの経費についてかかる共通負担額の総計が申請額の5倍まで利用できます。

(4)
利用期間は、承認日より当該年度末までとします。
 申請承認後の取消は認められません。十分、留意して申請してください。


2)申請について

(1)
 受付期間 平成1631日(月)から平成161130日(火)まで

(2)
 申請方法 「大口定額利用申請書」に必要事項を記入のうえ全国共同利用掛に提出



6.平成16年度個人定額利用について

(平成16年度よりCPU定額制が個人定額制に名称が変わります。)

平成16年度個人定額利用申請の受付を下記のとおり行います。

個人定額制は、演算経費、ファイル経費、出力経費およびこの三つの経費についてかかる共通負担額に限り、申請額(110万円)の負担により、その申請額の5倍(50万円)まで利用できるものです。

利用期間は4月〜11月までの期間を、第1期(41日〜731日)、第2期(81日〜1130日)に分けて受付けます。なお、科研費などとの合算で、今年度の利用を検討される場合、5万円以上で先行予約申請もできます。ただし大口定額制との併用は認められません。多数ご利用ください。


               記

[
第1期]

 申請受付:平成1631日(月)〜平成16531日(月)

 利用期間:平成1641日(木)〜平成16731日(土)

[
第2期]

 申請受付:平成1671日(木)〜平成16930 (木)

 利用期間:平成1681日(日)〜平成161130日(火)



7.科学研究費・産学連携等研究費による利用期限の注意(一部再掲・訂正)

 今年度の科学研究費補助金・産学連携等研究費による利用期限は次のとおりです。

 科学研究費補助金 : 2月29日(日)
 産学連携等研究費 : 2月29日(日)


 

8.共通利用番号制の廃止について(一部再掲)

 平成16年度から、共通利用番号制が廃止されることになりました。共通利用番号制の廃止に伴い、16年度から、他のセンターを利用する場合は、各センターへ直接申し込むことになりますので(継続等の取り扱いについては、各センターの案内をご参照ください)ご注意ください。申請に関しては下記の各センター及び研究所のホームページをご覧ください。

・北海道大学情報基盤センター  :  http://www.hucc.hokudai.ac.jp/index-n.html
・東北大学情報シナジーセンター  :  http://www.cc.tohoku.ac.jp/
・東京大学情報基盤センター  :  http ://www.cc.u-tokyo.ac.jp/
・国立情報学研究所  :  http://www.nii.ac.jp/index-j.html
・名古屋大学情報連携基盤センター : http://www2.itc.nagoya-u.ac.jp/center/index.html
・大阪大学サイバーメディアセンター  :  http://www.hpc.cmc.osaka-u.ac.jp/
・九州大学情報基盤センター  :  http://www.cc.kyushu-u.ac.jp/scp/


 
本センターを第二センターとして利用されていただいている方で、16年度も引き続き継続ご利用願える方は、継続申請受付期間平成1622日(月)〜319日(金)に、利用申請書に、必要事項を記入の上、本センター全国共同利用掛まで提出をお願いします。
 平成16年度の新規申請の受付は1631日(月)から開始します。
 なお、15年度の新規登録は平成1622日(月)をもって終了しますのでご了承願います。



9.IPネットワーク連絡会の開催について

 第5地区ネットワークNCA5の現状について、意見の交換や報告を行う連絡会を下記のとおり開催しますので、多数ご参加ください。NCA5に加入されている機関の責任者、IPネットワークに参加を希望される第5地区に属する機関でその機関のキャンパスネットワークを担当されている(される)方々の参加を歓迎します。

 なお、NCA5の第12回総会もこの連絡会の中で開催する予定です。

 準備等の都合もありますので、出席を希望される方は平成16130日(金)までに本センターネットワーク掛(Tel075-753-7432
Fax075-753-7450E-mailsecretary@nca5.ad.jp)までお申し込みください。


           記

 日時:平成1626日(金)午後2時から午後5時まで
 場所:京都大学学術情報メディアセンター(北館)講習室(3階)
 プログラム:開会の辞
       NCA5の現況報告、新規加入機関の紹介
       話題提供
        「大学における情報セキュリティについて」
        「京都デジタル疏水について」
        その他
       参加各機関からの現況報告
       閉会の辞



10.第2回京都大学学術情報メディアセンターシンポジウムの発表募集

 標記のシンポジウムを下記の要領で開催いたします。ついては、講演の募集をしますので、奮って応募くださるようご案内いたします。なお、今年度は都合により、シンポジウム報告集を当日までに作成したいと考えていますので、原稿の締切が早くなっていることにご注意ください。プログラムは次号に掲載します。

              記

   開催日時:平成16年3月4日(木) 午後1時から (予定)
   開催場所:京都大学学術情報メディアセンター 北館 3階講習室
   応募資格:京都大学の教職員及び学生、全国共同利用計算機の有資格者
   発表分野:ネットワーク、計算機、教育支援システム、ディジタルコンテンツに関する利用技術、応用技術、運用技術等、広く計算機
        科学、計算科学、マルチメディアに関する話題
発表申込の方法:講演者の連絡先、表題、著者、要旨(200字以内)を1月31日()までに原稿の締切:平成16年2月15日中に必着
     体裁:A48ページ以内、1段組、または、2段組
        論文集は、B5判に縮小して刊行します。
        1枚目には1段組で、表題、著者、要約を和文と英文で付けてください。
        昨年度の報告集が必要な場合には、お知らせください。

本センター企画室 シンポジウム担当 斎藤 saito@media.kyoto-u.ac.jp まで電子メールによりご応募ください。
    
照会先:京都大学学術情報メディアセンター研究開発部長 金澤 正憲(内7408



11.研究セミナー開催の案内

 京都大学学術情報メディアセンターでは、下記のとおり研究セミナーを開催します。奮ってご参加くださいますようご案内します。
 なお、参加無料で、特に参加資格の制限はありません。

73回研究セミナー
【実用段階に突入した可視化技術】
日時:平成1626() 午後1時〜
場所:京都大学学術情報メディアセンター北館 2F会議室
                (会場が変更になりました)


演題と講演者 センターにおける可視化研究
        小山田耕二(京都大学)
       可視化への微分位相幾何学の応用
        高橋成雄(東京大学)
       遠隔医療における可視化への期待
          吉田武稔(北陸先端科学技術大学院大学)
       単視点映像からの3Dモデリング技術
                牧 淳人(京都大学)
       PDAを使ったVR向けユーザインタフェース
                久木元伸如(東和大学)


終了後懇親会を企画しています。
   会場:「cafe collection」
   時間:19:00〜21:00

参加を希望される方は、ビジュアライゼーション研究セミナー実行委員:月岡

TEL : 075-753-9365E-mail : luna@mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp ) までお問い合わせください。


12.開発計画(平成16年度前期)の募集について


 平成16年度開発計画の前期分を下記のとおり募集します。

 開発計画は、比較的短期間に成果が多数の利用者に還元されるプログラム・ライブラリまたは、共用データベースの開発・作成を目的としています。したがって、その開発計画に汎用性のあることが必要となります。本計画のための利用負担金は、原則としてセンター負担となっています。詳しくは、http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Kaihatsu/ を参照してください。



                                          



応募資格     本センターの有資格者

受付期間     平成16121日(水)〜 平成16220日(金)

汎用性の基準  1.開発の成果が複数の異なる研究分野において利用され得ること。

        2.開発計画がセンターのプログラム・ライブラリ及び共用データベースに登録されて多数の利用者に使用されるか、
          または、センターの運用・業務等を通じて間接的に利用者の利益として還元され得るもの。

                     
申請方法    所定の申請書を全国共同利用掛まで提出してください。申請書は、全国共同利用掛へ請求してください。
                    (申請書は上記
URLからもダウンロードできます。)
            (Tel075-753-7407,7424e-mailkyodoriyo@kudpc.kyoto-u.ac.jp