目次
10. 第2回京都大学学術情報メディアセンターシンポジウムの案内
1. 新スーパーコンピュータの運用について
3月1日(月)13時より、新スーパーコンピュータ(HPC2500)のテスト運用を開始します。
テスト運用期間:3月1日(月)13:00〜3月25日(木)17:00
VPP800で使用されていたファイルは、全てHPC2500へ移行しておりますが、VPP800で作成された実行可能ファイル等は、HPC2500では実行不可能ですので、不要なファイルは各自で整理してください。
新スーパーコンピュータ(HPC2500)の詳しい情報は、大型計算機システムのトップページ( http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/からご覧ください。
2. 年度末のサービスについて
年度末の計算機サービスは、法人化にともなう準備作業のため、メールサーバおよびmboxサービスを除いて、3月25日(木)17:00をもって終了
します。
今年度は、汎用サーバの出力待ちジョブの強制出力は行いませんので、結果出力が必要な方は3月25日(木)の17:00までに出力要求を行ってくだ
さい。
また、3月31日(水)は計算機ハードウエアの保守などのために、メールサーバおよびmboxサービスも9:00よりサービスを停止しますのでご注意
下さい。
なお、メールサーバおよびmboxサービスについては、保守などが終了次第サービスを再開する予定です。
3.データベースCSDのレベルアップについて
データベースCSDは主に有機金属化合物の結晶構造解析に関する文献情報および結晶構造データを蓄積したデータベースです。今回,レベルをV.5.24からV.5.25にアップしました。なお,データ件数は306,872件となっています。レベルアップは2004年1月22日(木)に実施しました。
<データベースの呼出し方法> <SPPシステム>
SPP> csd <--- データベースCSDの呼出し
CSD> quest -j test
<--- quest検索プログラムの呼出し例
> exit
<--- questプログラムの終了
CSD> cq
<--- ConQuest検索プログラムの呼出し例
(オープニング画面を表示)
(数秒後,検索画面が表示される)
<ConQuestの終了>
(画面のメニューバーの「file」から「EXIT」を選択する)
<CSDの終了>
CSD> exit
<--- CSDの終了
<参考資料>
本センターでのCSDの利用は次のURLを参照してください。
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Service/DataBase/CSD/
4.利用負担金改定の予告(再掲)
平成16年4月よりスーパーコンピュータの置換えに伴い、負担金を改定する予定です。利用負担金算定の方法について予めお知らせします。さらに、法人化に伴い、集め方などが一部変更される予定ですが、決まり次第お伝えします。
算定方法は表1および備考のようになります。主な変更点は次のようになります。
・基本経費を年額に変更します。
従来は、申請単位でしたが、最初の申請のみ、即ち、利用者単位となります。
基本経費に含まれる経費の種類が増えます。
・演算経費・ファイル経費を変更します。
・並列係数を変更します。
なお、3月発行の広報などで詳しく説明をする予定です。
負担金の管理に関して、支払見込額を超えた場合の扱いが変わります。従来は、超えても続けて利用できましたが、新年度からは利用(loginなどが)できなくなります。なお、popやIMAPによるメールの利用は止まることはありません。
従って、申請をする場合(特に継続申請の場合)には予定額を見積もって記入されるようお願いします。最低額は13千円となりますので、それ以上の額を記入してください。利用額が予算額を超え、追加する場合に方法については4月になってからお知らせします。
表1 負担金算定方法
利用区分 | 算定方式 | |
1.基本経費 | 利用者登録1件につき | 年額 12,000円 |
2.演算経費 | スーパーコンピュータ使用の場合 スーパーコンピュータ以外使用の場合 |
1秒につき 0.1円 1秒につき 0.02円 |
3.ファイル経費 | 200MBまでの部分1MBまでごとに
200MBを超える部分1MBまでごとに |
月額
3円 月額 0.3円 |
4.出力経費 | センターのモノクロプリンタに出力する場合 センターのカラープリンタに出力する場合 センターのカラーOHPプリンタに出力する場合 センターの大判プリンタに出力する場合 |
1枚につき 3円 1枚につき 30円 1枚につき200円 1枚につき200円 |
5.その他の経費 | INSPECを利用する場合 ホームページサービスを利用する場合 AVSサービスを利用する場合 プリ・ポストソフトウェアサービスを利用する場合 |
月額 500円 月額 2000円 年額 20,000円 年額 20,000円 |
6.各利用区分 共通負担額 |
利用区分に従い算出した利用負担金の額を月ごとに集計した合計額に |
備考
1. 基本経費
基本経費は年度の最初の登録時に算定する。基本経費には、年24,000円の演算経費、フ
2. 演算経費
演算時間の1秒未満の端数は、1秒として算定するものとする。
・バッチ処理における並列ジョブの演算経費は、各CPUの時間のうち最長時間に 次表の並列係数を乗じたものとする。ただし、スーパーコンピ
ュータ以外の場合、並列係数は1とする。
使用CPU数 | 並列係数 |
2〜8 |
2 |
・会話型処理における並列ジョブの演算経費は、各CPUの演算時間の合計で算定するものとする。会話型処理における演算経費は1日単位で集計
する。
3. ファイル経費
ファイルにおける1MBとは1,048,576バイトである。
4. 負担金算定の特例
・個人定額
利用者は、利用区分の演算経費、ファイル経費、出力経費および各経費にかかる共通負
申請額(10万円単位)にて、その額の5倍まで利用できる。申請額は承認された月の利用負担額とする。
・大口定額
支払責任者は、当該年度の申請額として100万円以上を申請することで、利用区分の基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費および各経費にかかる共通負担額について申請額の5倍まで、当該年度内で利用できる。
この制度を利用できる利用者は、支払責任者が支払を管理する利用者とする。申請額は承認された月の利用負担金とする。
5. その他のセンターの機器などの利用に関しては、基本経費に含まれるものとする。
5.平成16年度大口定額利用について(再掲)
大口定額制とは、支払責任者が当該年度の利用負担金として100万円以上(複数費目:校費、科研費など)の額で申請することにより、基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費およびこの4つの経費にかかる共通負担額に限り、申請額の5倍まで当該年度内での利用を認めるものです。
なお、科研費など年度途中で確定する費目との合算で、本制度の申請を検討される場合、50万円以上を負担いただくことで、先行予約申請を認めます。この制度を利用できる利用者は、支払責任者が支払を管理する利用者です。ただし、個人定額利用との併用は認められません。
1)利用要項
(1)申請額は100万円以上です。複数費目(校費、科研費等)の合算でも可能です。
(2)利用負担額には、基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費および4つの経費についてかかる共通負担額を含みます。
(3)大口定額制利用者が使用する基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費および4つの経費についてかかる共通負担額の総計が申請額の5倍まで利用できます。
(4)利用期間は、承認日より当該年度末までとします。
申請承認後の取消は認められません。十分、留意して申請してください。
2)申請について
(1) 受付期間 平成16年3月1日(月)から平成16年11月30日(火)まで
(2) 申請方法 「大口定額利用申請書」に必要事項を記入のうえ全国共同利用掛に提出
詳細は下記URLをご覧下さい。
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/teigaku/
6.平成16年度個人定額利用について(再掲)
(平成16年度よりCPU定額制が個人定額制に名称が変わります。)
平成16年度個人定額利用申請の受付を下記のとおり行います。
個人定額制は、演算経費、ファイル経費、出力経費およびこの三つの経費についてかかる共通負担額に限り、申請額(1口10万円)の負担により、その申請額の5倍(50万円)まで利用できるものです。
利用期間は4月〜11月までの期間を、第1期(4月1日〜7月31日)、第2期(8月1日〜11月30日)に分けて受付けます。なお、科研費などとの合算で、今年度の利用を検討される場合、5万円以上で先行予約申請もできます。
ただし大口定額制との併用は認められません。多数ご利用ください。
記
[第1期]
申請受付:平成16年3月1日(月)〜平成16年5月31日(月)
利用期間:平成16年4月1日(木)〜平成16年7月31日(土)
[第2期]
申請受付:平成16年7月1日(木)〜平成16年9月30日(木)
利用期間:平成16年8月1日(日)〜平成16年11月30日(火)
申請方法 受付期間内に、本センターのホームページから申請できます。
詳細は下記URLをご覧下さい。
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/teigaku/
平成16年度から、共通利用番号制が廃止されることになりました。共通利用番号制の廃止に伴い、16年度から、他のセンターを利用する場合は、各センターへ直接申し込むことになりますので(継続等の取り扱いについては、各センターの案内をご参照ください)ご注意くだ
さい。申請に関しては下記の各センター及び研究所のホームページをご覧ください。
・北海道大学情報基盤センター :
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/index-n.html
・東北大学情報シナジーセンター : http://www.cc.tohoku.ac.jp/
・東京大学情報基盤センター : http://www.cc.u-tokyo.ac.jp/
・国立情報学研究所 : http://www.nii.ac.jp/index-j.html
・名古屋大学情報連携基盤センター :
http://www2.itc.nagoya-u.ac.jp/center/index.html
・大阪大学サイバーメディアセンター : http://www.hpc.cmc.osaka-u.ac.jp/
・九州大学情報基盤センター : http://www.cc.kyushu-u.ac.jp/scp/
本センターを第二センターとして利用されていただいている方で、16年度も引き続き継続ご利用願える方は、継続申請受付期間平成16年2月2日(月)〜3月19日(金)に、利用申請書に、必要事項を記入の上、本センター全国共同利用掛まで提出をお願いします。
平成16年度の新規申請の受付は16年3月1日(月)から開始します。
なお、15年度の新規登録は平成16年2月2日(月)をもって終了しましたのでご了承願います。
8. 平成16年度利用申請の受付について(一部再掲)
平成16年度の計算機利用申請の受付を次のとおり行います。
新規利用申請 : 平成16年3月1日(月)〜
継続利用申請 : 平成16年2月2日(月)〜3月19日(金)
[継続利用申請について]
・京都大学を所属センターとしている方
1.利用期限が平成16年3月31日を超えて複数年承認されている方には、2月上旬に「平成16年度利用承認書」を送付しました。
・平成16年度に向け承認書の内容「所属、支払責任者、支払見込額」の項目に変更のある方、あるいは次年度は利用を取消される方は、同封の計算機利用申請書(複)の提出が必要です。
・連絡および書類の提出のない場合は、承認書の内容のまま翌年度へ自動継続いたします。
2.利用期限が平成16年3月31日の方で継続利用が見こまれる方には、 1月下旬に「継続利用申請書」を送付しました。継続利用申請期間中に、印字事項を確認し、必要事項を記入、 押印の後返送してください。
3.16年度も引き続き他のセンターの利用をされる方は、来年度より共通利用番号制の廃止に伴い申請の方法が変わります。申請方法等につきましては、「7.共通利用番号制の廃止について」を参照ください。
・京都大学を第二センターとして利用している方
来年度より共通利用番号制の廃止に伴い申請の方法が変わります。
申請方法等につきましては、「7.共通利用番号制の廃止について」を参照ください。
不明な点は、全国共同利用掛までお問い合わせください。
Tel : 075-753-7424、7407 e-mail : zenkoku-kyo@media.kyoto-u.ac.jp
<支払責任者登録確認通知書の送付について>
センターから支払責任者あてに、「支払責任者の登録内容」及び「該当の支払責任者番号を持つ利用者全員の申請内容」をお知らせする『支払責任者登録確認通知書』を送付しています。
この『支払責任者登録確認通知書』は継続申請終了時及び利用申請受付時等に適宜送付します。負担金の支払い責任を持つ利用者について、利用申請内容の確認等にご利用ください。
また、不明な点は全国共同利用掛までお問い合わせください。
Tel : 075-753-7424、7407 e-mail : zenkoku-kyo@media.kyoto-u.ac.jp
9.平成15年度計算機利用結果報告のお願い
京都大学学術情報メディアセンター大型計算機システムを利用された研究成果のうち、今年度中に発表された論文(学会発表講演要旨を含む)などについて、次のいずれかの方法により、報告してください。(詳しくは下記URLをご覧下さい)
1.Webによる報告
2.文書による報告
3.e-mailによる報告
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/user-report/
なお、広報に掲載する都合上できるだけWeb等電子的に報告していただきますようご協力ねがいます。また、未発表のものは掲載され次第報告してください。
いずれの場合も
『利用者番号・研究分野コード・氏名・所属・連絡先(電話番号/e-mail)・著者名・論文名・掲載誌(巻号頁)・発表年』を明記してください。
期限:平成16年4月30日(木)
※未発表のものは、掲載され次第、ご報告下さい。
報告された研究成果は「広報2004年9月号、11月号」(予定)に掲載予定ですので、巻号頁等の報告内容に記載漏れのないようお願いします
10.第2回京都大学学術情報メディアセンターシンポジウムの案内
本センター研究開発部主催のシンポジウムを下記のとおり開催いたします。参加無料で、特に参加資格の制限はありませんので、多数ご来場ください。
記
日時 : 平成16年3月4日(木)午後1時から午後5時35分
場所 : 京都大学学術情報メディアセンター 北館 3階講習室
プログラム
開会の挨拶
招待講演(1:05〜1:55)
大規模計算例としての超大型浮体の波浪応答解析
宇都宮智明(工学研究科)
一般講演
I (1:55〜3:35)
1.対称型マルチプロセッサにおける主双対内点法の並列化とその効果
野里斉子、山川栄樹(関西大学工学部)
2.植裁内の微気候の数値シミュレーション、
平岡久司(学術情報メディアセンター)
3.並列化有限要素解析のためのブロック化赤-黒順序付け法の応用について、
岩下武史(学術情報メディアセンター)、島崎眞昭(工学研究科)
4.教育用計算機システムの利用の動向について、
喜多 一、森 幹彦、池田 心(学術情報メディアセンター)
休憩
一般講演 II (3:50〜5:30)
5.多面体モデルを用いた全方位ビデオの符号化と遠隔生態観測システムへの応用、
波部 斉(工学研究科)、森 義昭(学術情報メディアセンター)、松山隆司(情報学研究科)
6.食材および調理操作の流れからなる調理行動認識に基づく動的なレシピ認識手法の
山肩 洋子(情報学研究科)、角所 考、沢田 篤史、美濃 導彦(学術情報メディアセン
7.公衆無線インターネット実験プロジェクト「みあこネット」の大学における運用、
大平健司,古村隆明,藤川賢治(情報学研究科),岡部寿男(学術情報メディアセンター)
8.画面操作用インタフェースによるPCを活用した授業の円滑化について、
狹間浩史(京都府立田辺高等学校)、堀井 洋(北陸先端科学技術大学院大学)、江原康生(学術情報メディアセンター)、
小山田耕二(高等教育研究開発推進センター)、金澤正憲(学術情報メディアセンター)
閉会の挨拶
11.第74回研究セミナー開催の案内
京都大学学術情報メディアセンターでは、下記のとおり研究セミナーを開催します。参加無料で、特に参加資格の制限はありませんので、多数ご来場ください。
記
テーマ:研究グループとグリッド
日時:平成16年3月8日(月)午後1時30分から
場所:京都大学学術情報メディアセンター北館 3階講習室
講演者と演題(予定)
高エネルギー物理学研究におけるグリッドの現状
― LHC ATLAS実験開始に向けて ―
田中純一(東京大学素粒子物理国際研究センター)
電網天文台(JVO)におけるグリッドの現状
水本好彦(国立天文台 計算センター長)
12.第75回研究セミナー開催の案内
京都大学学術情報メディアセンターでは、第75回研究セミナーを下記の予定で開催します。聴講無料ですので、奮ってご参加下さい。
テーマ: 東洋学へのコンピュータ利用
日時: 2004年3月26日(金)10:30〜16:55
場所: 京都大学学術情報メディアセンター北館3F講習室
主催: 京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター・
プログラム:
10:30〜10:35 開会挨拶
10:35〜11:15 Unicodeのcharacter概念に関する一考察 師茂樹(花園大学)
11:15〜11:55 透明テキスト付き画像作成ツールの開発 安岡孝一(京都大学)
13:15〜13:55 古典的オントロジ資源の形成 相田満(国文学研究資料館)
13:55〜14:35 漢字文献データはもっとシンプルでもよいのではないか
14:35〜15:15 怪異・妖怪伝承データベースの制作と分析 山田奨治(国際日本文化研究センター)
15:30〜16:10 京都バーチャル時・空間 矢野桂司(立命館大学)
16:10〜16:50 GISで探る近世大坂と東南アジア海ルート交易史 柴山守(京都大学)
16:50〜16:55 閉会挨拶
13.プログラム指導員の募集について
本センターでは、プログラム指導員を募集しています。詳しくは、下記URL
(
http://www.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Information/shido.html )
をご覧下さい。