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ニュース(全国共同利用版)

2007年4月号

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1.        スーパーコンピュータHPC2500のサービス休止について

2.        平成19年度大口定額利用について(再掲)

3.        平成19年度個人定額利用について(再掲)

4.        スーパーコンピュータHPC2500のコンパイラのレベルアップについて

5.        MSC.Patranのバージョンアップについて

6.        MSC.Marcのバージョンアップについて

7.        MATLABのバージョンアップについて

8.        IPネットワーク連絡会および第15回NCA5総会報告

9.        スーパーコンピュータ共同研究制度(若手研究者奨励枠)について(再掲)

10.  平成19年度ホームページサービスのグレード1(松)の試行について(再掲)

11.  平成18年度計算機利用結果報告のお願い(再掲)

12.  学術情報メディアセンターセミナー(第2ANS研究会共催)の開催について    



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1. スーパーコンピュータHPC2500のサービス休止について
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 保守作業に伴い、下記の日程でサービスを休止します。なお、残ジョブについては、キャンセルしますので、ご協力をお願いします。保守作業が済みしだいサービスを再開する予定です。利用者の方々には、ご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願いします。

             記

      日時: 51() 9:00 17:
00

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2. 平成19年度大口定額利用について(再掲)
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 大口定額制とは、研究室や研究グループ単位で支払責任者があらかじめ100万円以上の負担をすることで、申請額の5倍までの利用を認める負担金算定の特例制度です。この制度を利用できる利用者は、支払責任者が支払を管理する利用者です。利用期間は支払費目にかかわらず平成203月末までです。なお、個人定額制との併用は認められません。
1.
新規申込みと予算の追加
 新規申込みは、平成1941日から930日まで、100万円以上10万円単位で必要額を申請してください。
 予算の追加は、平成20229日まで、10万円単位で行うことができます。
 予算は複数費目(運営交付金、科研費など)の合算が可能です。
 新規申込みと予算の追加は「大口定額利用申込書」に必要事項を記入の上、全国共同利用担当に提出して下さい。
2.
利用期限

 平成203月末まで
3.
注意事項
 大口定額制で適応される経費は、利用者毎の基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費および共通負担額です。なお、その他経費については大口定額制の対象とはなりません。
 利用(負担金)状況の確認は、「利用者ポータル」から行えます。
 詳細は次のURLをご覧ください。
 https://web.kudpc.kyoto-u.ac.jp/lsc/modules/contents8/index.php?id=2


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3. 平成19年度個人定額利用について(再掲)
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 個人定額制とは、利用者があらかじめ5万円以上の負担をすることで、申請額の3倍までの利用を認める負担金算定の特例制度です。利用期間は支払費目にかかわらず平成203月末までです。なお、大口定額制との併用は認められません。
1. 新規申込みと予算の追加
 新規申込みは、平成1941日から930日まで、15万円単位で必要額を申請してください。
 予算の追加は、平成20229日まで、5万円単位で行うことができます。
 新規申込みと予算の追加はセンターのホームページから行ってください。
2.
利用期限
 平成203月末まで
3.
注意事項
 個人定額制で適応される経費は、基本経費、演算経費、ファイル経費、出力経費および共通負担額です。なお、その他の経費については個人定額制の対象とはなりません。また、期限内であっても、利用可能な負担金額を越えた場合、個人定額制の適用外となります。
 
利用(負担金)状況の確認は、「利用者ポータル」から行えます。
 詳細は次のURLをご覧ください。
 https://web.kudpc.kyoto-u.ac.jp/lsc/modules/contents8/index.php?id=2


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4. スーパーコンピュータHPC2500のコンパイラのレベルアップについて

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 年度末に実施したHPC2500のコンパイラ(Fortran,C,C++)などのレベルアップに伴

い、いくつか変更、機能追加がされております。詳細は以下のページをご覧下さい。

 Parallelnavi Manual
 https://web.kudpc.kyoto-u.ac.jp/Fujitsu_Manual/HPC2500/Pnavi/pnidxj.htm

 HPC2500 のレベルアップに伴う非互換について
 https://web.kudpc.kyoto-u.ac.jp/lsc/modules/contents1/index.php?id=26

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5. MSC.Patranのバージョンアップについて
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 4月2日(月)より、CAEインテグレーションシステムMSC.Patranを2006r1にバージョンアップしました。
 
 新旧各バージョンのコマンドは以下の通りです。

 2006r1(新バージョン)…"patran"
 2005r2(旧バージョン)…"patran2005"

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6. MSC.Marcのバージョンアップについて
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 412日(木)より、非線形汎用構造解析プログラムMSC.Marc2005r3にバージョンアップしました。

新旧各バージョンのコマンドは以下の通りです。

 2005r3(新バージョン)"run_marc"
 2005r2(旧バージョン)"run_marcr2"

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7. MATLABのバージョンアップについて
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 416日(月)より、会話型数値解析、可視化言語 MATLAB R2007a のサービスを開始しました。

 MATLABの実行コマンド      matlab2007a
 MEXファイル作成コマンド   mex2007a

 以前のバージョン
 
matlab2006b mex2006b
 matlab2006a mex2006a
 matlab7   mex7

 詳細は、以下のURLをご覧ください。
 
http://www.cybernet.co.jp/matlab/

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8. IPネットワーク連絡会および第15回NCA5総会報告
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 平成19年3月8日()午後1時30分から、京都大学学術情報メディアセンター(北館)3階講習室にて、36機関60名参加のもと標記総会を開催した。
 はじめに、本年度からNCA5会長が変わった旨事務局から報告があった。
 NCA5会長 美濃教授(学術情報メディアセンター長)からNCA5総会開会の挨拶の後、以下のとおり行われた。
1.
NCA5事務局からの現況報告、加入機関の紹介
  学術情報メディアセンター岡部教授より、NCA5の平成19年3月8日現在の加入機関一覧と平成18年3月から平成19年3月までのNCA5加入機関変更履歴についての報告があった。
2.話題提供
 話題提供として以下の各機関の方からのNCA5に関連した現状の報告があった。
「対面授業のサポートを重視した授業支援システムの構築について」
 京都文教大学教育情報課杉原氏より、人文系単科大学における授業支援システムの開発の経緯と現在の利用状況についての報告があった。
「キャンパスプラザ京都との遠隔講義」
 京都大学学術情報メディアセンター中村助教授より、本遠隔講義の背景、システム構成運用体制および今後の予定についての報告があった。
「その他」
 岡部教授より、大学間連携のための全国共同電子認証基盤構築事業(UPKI)の活動状況として大学における電子認証基盤及び情報セキュリティに関するワークショップ開催報告と証明書利用のプロジェクトについてのお知らせがあった。
3.主催講演会
 NCA5主催講演会として以下の内容の講演が行われた。
SINET3の概要と構築状況について」
 国立情報学研究所学術ネットワーク研究開発センター漆谷教授より、SINET3の全体的な特徴とネットワークサービス、アーキテクチャ、ネットワーク技術および構築状況についての講演があった。
UnivNetの今後の事業展開について」
 京都高度技術研究所 槌田部長より、UnivNetの運用方針と今後の展開について講演があった。

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9. スーパーコンピュータ共同研究制度(若手研究者奨励枠)について(再掲)
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 京都大学学術情報メディアセンターでは、40歳未満の若手研究者(学生を含む)を対象とした利用者向けの奨励研究制度を試行いたします。

 詳細は次の
URLをご覧ください。

    https://web.kudpc.kyoto-u.ac.jp/lsc/modules/info/h19

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10. 19年度ホームページサービスのグレード1(松)の試行について(再掲)
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 京都大学の部局・学科・専攻等を対象にしたグレード1(松)のホームページサービスの試行を平成19年度も引き続いて実施します。なお、グレード1(松)の平成19年度の利用負担金は、昨年同様年額120,000円です.

 ホームページサービスの詳細は、次のURLをご覧ください。
  http://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/services/whs/

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11. 平成18年度計算機利用結果報告のお願い(再掲)
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 センターの計算機を利用された研究成果のうち、18年度中に発表された論文(学会発表講演要旨を含む)などについて、平成19430()までに報告をお願いします。お手数ですが、下記URLから、方法を選んでいただいて提出をお願いします。なお、広報に掲載する都合上、できるだけWeb等電子的に報告していただきますようご協力願います。また、未発表の場合も掲載されしだい報告をお願いします。
 
 https://web.kudpc.kyoto-u.ac.jp/lsc/modules/contents8/index.php?id=8

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12. 学術情報メディアセンターセミナー(第2ANS研究会共催)の開催について
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 京都大学学術情報メディアセンターでは下記のようなセミナーを企画しています。参加費無料、事前登録不要ですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

      記
学術情報メディアセンターセミナー
2回 ANS研究会(共催)
日時:
2007424() 16:30-18:40
会場:京都大学学術情報メディアセンター南館2
   マルチメディア講義室
202
   http://www.media.kyoto-u.ac.jp/access/
参加費:無料
事前申し込み:不要
講演プログラム
16:3016:35
 講演者のご紹介
16:3517:35
 
講演者:美舩 先生(京都大学大学院工学研究科 助教)
講演タイトル:「マルチグリッド法の基礎」
  講演概要:偏微分方程式の境界値問題を差分法等によって数値的に解くとき、係数行列がスパースな連立一次方程式の求解が必要となる。しかし計算格子の細密化にともなって方程式の未知数の数が爆発的に増加するため、古典的な手法では現実的な計算時間内に求解を行うことが困難なケースも多い。スパース行列に対する高速求解法として現在有力視される手法の一つにマルチグリッド法がある。講演では、簡単な例を提示しながらマルチグリッド法の基礎を紹介する。
17:4018:40
 講演者:鷲尾 先生 (科学技術振興機構 CREST研究員、東京大学大学院新領域創成科学研究科 受託研究員)
 講演タイトル:心臓シミュレーションにおけるマルチレベル法
 講演概要:当研究グループで開発している心臓シミュレータではマルチレベル的な手法が主に二つの理由から適用されている。一つは、マルチグリッドソルバによる計算量の削減であり、例えば心臓の興奮伝播解析においては自由度2千万におよぶポテンシャル問題を高速に解くために用いられている。これは、心室細動およびそれを取り除くための除細動のシミュレーションを許容できる時間内で終了させる上で必須のものとなっている。もう一つは、ミクロな心筋構造を用いてマクロな心臓の動きを均質化法により求める試みである。本講演では、マルチグリッド法を中心に以上のような心臓シミュレータにおけるマルチレベル法の適用例について述べる。
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本セミナーに関する問い合わせ先:
京都大学学術情報メディアセンター
岩下 武史
TEL. 075-753-7430 FAX. 075-753-7450
iwashita@media.kyoto-u.ac.jp
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