--- title: ENVI/IDL media_order: 'envi_example_02.png,envi_example_03.png,envi_example_04.png,envi_example_05.jpg,envi_example_06.png' published: true taxonomy: category: - docs external_links: process: true no_follow: true target: _blank mode: active --- [toc] ## 利用環境{#enviroment} ### 利用できるバージョン・システム{#version} Modulesソフトウェアパッケージは,アプリケーションの利用に必要な環境設定をmoduleコマンドを実行することで,動的に切り替えて設定することができます.また,異なるバージョンのアプリケーション を切り替えて利用する際に,簡単に環境設定を変更することができます.詳細は [Modules](/config/modules) をご覧ください. module avail コマンドにて,利用できるモジュールファイル一覧が確認できます. #### ENVI バージョン | モジュールファイル名 | システムA | システムB/C/G | クラウドシステム :-----------------------: | -------------------- | :-----: | :-----: | --- ENVI 6.0.0 (default) | envi/6.0.0 | - | AU | - ENVI 5.6.3 | envi/5.6.3 | - | AU | - #### IDL バージョン | モジュールファイル名 | システムA | システムB/C/G | クラウドシステム :-----------------------: | ------------------- | :-----: | :-----: | --- IDL 9.0.0 (default) | idl/9.0.0 | - | AU | - IDL 8.8.3 | idl/8.8.3 | - | AU | - AU : 学術研究機関限定で利用可能 \- : 利用不可 サポートの終了した古いバージョンの公開は年度末の保守のタイミングで提供終了することがあります。 ### 利用可能なライセンス数{#license_limit} 同時に利用可能なユーザ数はENVI/IDL合わせて約10ライセンスです。 ### ライセンスサービス{#license} ENVI/IDL を手持ちのパソコンにインストールして利用できるライセンスサービスの提供を行っています。 詳細は、 [ENVI/IDL(ライセンスサービス)](http://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/comp/license/use/envi.html) をご覧ください。 ### 利用登録{#regist} ENVI/IDLをご利用いただくには、 [利用者ポータル](http://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/comp/other/portal.html) から利用登録が必要です。 なお利用登録の際、関係法令等を理解した上で同意していただく必要があります。 #### ENVI/IDLの利用について ENVI/IDL につきまして、販売元のHarris Geospatial株式会社より、 本ソフトウエアはU.S. Export Administration Regulations(EAR)を含む米国の輸出管理に関する法令の規制対象であり、[End User License Agreement](https://www.l3harrisgeospatial.com/Company/Legal/EULA) および [Export Classification](https://www.l3harrisgeospatial.com/Company/Legal#export) の内容に合意した利用者のみ利用可能にするよう依頼がありました。 利用者の皆様におかれましては、関係法令等を理解した上でご利用いただきますよう、お願い致します。 本ソフトウェアは、米国が輸出制限措置を講じている国もしくはその国民・居住者においてダウンロードし、またはこれらの国もしくはその国民・居住者に向けて輸出もしくは再輸出できません。 米国輸出管理法では、日本国内においても米国原産の技術情報やソースコードを日本以外の国籍者(永住権を持つ者を除く)に開示する場合には、その外国籍者の本国への再輸出(「みなし再輸出」)とみなされますので、ご注意ください。 ## 機能概要{#resume} ### 機能{#function} #### ENVI ENVIは衛星画像、航空写真、レーダ、ハイパースペクトルなどのリモートセンシングデータの解析および可視化を行う統合アプリケーションソフトです。様々な汎用的センサー・データの読み込み、フィルタリング等の画像処理、データ分類、標高データ解析などの機能が利用できます。また、IDLを利用する事で、ENVIにユーザー独自のアルゴリズムを追加することが可能です。 ENVI5.0では、メニューやオプションを一つのインターフェース内に統合されたため、GUIに大きな変更があります。 ENVI4.8以前と同じGUI形式は、ENVI-Classicとして利用することが出来ます。 #### IDL IDLは計測・実験、数値計算、統計解析、シミュレーション、ビジュアライゼーションなどで使用されているソフトウェアで、データ解析、可視化、アプリケーション開発に利用されています。様々なファイル形式のデータを読み込む事ができ、600種類以上の各種処理関数/ライブラリが利用できます。また、IDL言語でアプリケーションを作成し、コードをほかのユーザーに配布する事が可能です。 ### オプション{#option} #### ENVIオプションモジュール ご利用いただけるオプションモジュールはありません。 <!-- * 大気補正機能オプション「Atmospheric Correction Module」  今までのMODTRAN4+をベースとしたFLAASH機能に加えて、Quick Atmospheric Correction(QUAC)機能の両方が利用できる大気補正機能オプションです。  大気中の水蒸気、酸素、二酸化炭素、メタン、オゾン、エアロゾルなどの影響を補正したイメージを簡単に計算することができます。 * DEM作成オプション 「DEM Extraction Module」 <acronym title="数値標高モデル">DEM</acronym>をペア画像から容易に抽出することが出来るツールです。 2枚の同地域衛星画像からDEM作成ができ、今までDEMデータが取得されていない地域でもDEMを使用した地形解析が行えます。 * GISユーザー向け画像処理パッケージ「ENVI EX」 ENVI EXは主にGISユーザ向けに、リモセンデータを簡単に利用できるようイメージ処理とArcGISとのリンク機能に特化したパッケージです。 データへのアクセス・可視化・処理・解析をワークフローで簡単に操作することができます。 ENVI5.0からは、「Feature Extraction(Fx)5.0」に名称変更となり、オブジェクト分類機能に特化した製品になりました。 ただし、オブジェクト分類機能以外でEXに搭載されていた処理機能は、ENVIのGUI改良に伴い、ENVI5.0標準機能として搭載されています。 --> ### 利用分野{#field} #### ENVI 気象・海洋分野、環境・森林分野、農業分野、地形・地質学、自然資源探索、航空宇宙分野 など #### IDL リモートセンシング、宇宙科学、医用画像、気象 など ## 利用方法{#usage} ### 前提条件{#prerequisite} ENVI および IDL はGUIアプリケーションであるため、X Windowの環境が必要です。 [FastX](/login/fastx)、[NICE DCV](/login/nice-dcv)を使用してログインするか、Windowsでご利用いただけるX11 Forwarding に対応したSSHクライアントソフト(例えば[MobaXterm](/login/mobaxterm))お よびX11サーバをご利用いただき、GUIアプリケーションが起動可能な方法でシステムにログインしてください。 ### ENVI{#usage-envi} #### 環境設定(moduleコマンドの実行) moduleコマンドを実行し、環境設定を行います。(利用したいバージョンのmoduleファイルをロードします) ```nohighlight $ module load envi ``` #### 計算ノードで起動する場合 tssrun コマンドで計算ノード上でプロセスを起動し、GUI画面のみログインノードに転送することが可能です。 tssrun コマンドの詳細は [会話型処理](/run/interactive) をご覧ください. ```nohighlight $ tssrun --x11 envi ``` #### アプリケーションサーバで起動する場合 GPUを搭載したアプリケーションサーバである app.kudpc.kyoto-u.ac.jp にログインした後に、ノード上で直接起動してください。 サーバ上のGPUを使用したサーバーサイドレンダリングを使用する場合は、NiceDCVをご利用ください。 ```nohighlight $ envi ``` #### 起動画面及び終了方法 起動に成功すると次のような画面が表示されます。 ![](envi_example_06.png) ENVI内のコマンドウィンドウで次のコマンドを実行するとENVIが終了します。 ```nohighlight $ exit ``` または、「メニューバー」の「File」内にある「Exit」をクリックし、「Terminate this ENVI Session?」で「Yes」を選択するとENVIが終了します。 なお、ENVI Classic UIは下記のコマンドで起動できます。 ```nohighlight $ tssrun --x11 envi -classic ``` ### IDL{#idl} #### 環境設定(moduleコマンドの実行) moduleコマンドを実行し、環境設定を行います。(利用したいバージョンのmoduleファイルをロードします) ```nohighlight $ module load idl ``` #### IDL(GUI) #### 計算ノードで起動する場合 tssrunコマンドで計算ノード上でプロセスを起動し、GUI画面のみログインノードに転送することが可能です。 **tssrun** コマンドの詳細は [会話型処理](/run/interactive) をご覧ください. ```nohighlight $ tssrun -x11 idlde ``` #### アプリケーションサーバで起動する場合 GPUを搭載したアプリケーションサーバである app.kudpc.kyoto-u.ac.jp にログインした後に、ノード上で直接起動してください。 サーバ上のGPUを使用したサーバーサイドレンダリングを使用する場合は、NiceDCVをご利用ください。 ```nohighlight $ idlde ``` #### 起動画面及び終了方法 起動に成功すると次のような画面が表示されます。 ![](envi_example_04.png) 「メニューバー」の「File」内にある「Exit」をクリックしするとIDLが終了します。 #### IDL(CUI) 次のコマンドを実行するとCUI版のIDLを起動することができます。 **tssrun** コマンドの詳細は [会話型処理](/run/interactive) をご覧ください。 ```nohighlight $ tssrun idl ``` 次のコマンドを実行するとIDLが終了します。 ```nohighlight > exit ``` #### IDLオンラインヘルプ IDLのコンソールで、次のコマンドを実行するとIDLオンラインヘルプが起動します。 ```nohighlight > idlhelp ``` メニューバーの「File」内にある「Quit」をクリックしするとIDLオンラインヘルプが終了します。 ## リンク{#link} ### 外部リンク{#ex_link} * [Harris Geospatial Solutions](https://www.harrisgeospatial.co.jp/) * [Harris Geospatial Solutions: End User License Agreement](https://www.l3harrisgeospatial.com/Company/Legal/EULA) * [Harris Geospatial Solutions: Export Classification](https://www.l3harrisgeospatial.com/Company/Legal#export) <!-- ## 講習会{#seminar} [プログラム講習会](http://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/comp/support/course/) を定期的に開催しています。講習会資料を配布していますので、ご利用ください。 -->