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20230614: How to use Paraview is now posted.

root authored on2023-06-14 08:37:10
Showing6 changed files
1 1
new file mode 100644
2 2
Binary files /dev/null and b/user/pages/09.software/51.Paraview/01_paraview_base.png differ
3 3
new file mode 100644
4 4
Binary files /dev/null and b/user/pages/09.software/51.Paraview/02_choose_server.png differ
5 5
new file mode 100644
6 6
Binary files /dev/null and b/user/pages/09.software/51.Paraview/03_edit_serverinfo.png differ
7 7
new file mode 100644
8 8
Binary files /dev/null and b/user/pages/09.software/51.Paraview/04_save_serverinfo.png differ
9 9
new file mode 100644
10 10
Binary files /dev/null and b/user/pages/09.software/51.Paraview/05_connect_server.png differ
11 11
new file mode 100644
... ...
@@ -0,0 +1,103 @@
1
+---
2
+title: Paraview
3
+---
4
+
5
+[toc]
6
+
7
+## 利用環境{#enviroment}
8
+
9
+### 利用できるバージョン・システム{#version}
10
+
11
+以下の表に示す Paraview を利用することができます。
12
+
13
+|バージョン | モジュールファイル名 | システムB/C | システムG | クラウドシステム | 備考
14
+|---        | ---                  | ---         | ---       | ---              | ---
15
+|1.1.2      | paraview/5.11.0      | +           | +         | +                |
16
+
17
+\+ : すべてのユーザが利用可能  
18
+\- : 利用不可
19
+
20
+## 機能概要 {#overview}
21
+Paraviewは、データの分析、解析、可視化を行うことが可能なオープンソースソフトウェアです。
22
+多種多様なデータ形式の読み込みに対応しており、サーバ/クライアント方式を用いることで、
23
+大規模なデータセットを処理することも可能です。
24
+
25
+
26
+## 利用方法{#usage}
27
+### 環境設定 (moduleコマンドの実行)
28
+`module`コマンドを実行し、環境設定を行います。(利用したいバージョンのmoduleファイルをロードします)
29
+```nohighlight
30
+$ module load paraview
31
+```
32
+
33
+### 起動方法 (スタンドアローン方式) {#run_standalone}
34
+次のコマンドを実行し、Paraviewを起動します。tssrunコマンドの詳細は、会話型処理(/run/interactive) をご覧ください。
35
+```nohighlight
36
+$ tssrun -p gr19999b --x11 paraview
37
+## 「gr19999b」 の部分はご自身が所属するコースのキュー名に変更してください。
38
+## パーソナルコースやグループコースの契約がない場合は、「eb」としてください。
39
+```
40
+
41
+#### スレッド並列計算の利用 {#openmp}
42
+複数のコアやスレッドを用いてParaviewを起動したい場合は、--rsc オプションを用いて
43
+使用するコア数やスレッド並列数を指定することができます。
44
+```nohighlight
45
+## 例:4コア、4スレッドで起動する場合
46
+$ tssrun -p gr19999b --rsc c=4:t=4 --x11 paraview
47
+## 「gr19999b」 の部分はご自身が所属するコースのキュー名に変更してください。
48
+## パーソナルコースやグループコースの契約がない場合は、「eb」としてください。
49
+```
50
+
51
+### 起動方法 (サーバ・クライアント方式) {#run_server_client}
52
+ParavViewのサーバ・クライアントモードを用いることにより、大規模データの解析/可視化処理に
53
+かかる時間の短縮や、一度に解析/可視化することが可能な処理量を拡張することができます。
54
+
55
+1. 次のコマンドを実行し、Paraviewのサーバ機能を起動します。
56
+```nohighlight
57
+## 4プロセスでMPI並列、プロセスあたりの10コア、4スレッドを割り当てる場合
58
+$ tssrun -p gr19999b --rsc p=4:c=10:t=10 pvserver --force-offscreen-rendering
59
+## 「gr19999b」 の部分はご自身が所属するコースのキュー名に変更してください。
60
+## パーソナルコースやグループコースの契約がない場合は、「eb」としてください。
61
+```
62
+サーバ機能が問題なく起動すると、コンソールに以下のような出力がされます。
63
+```nohighlight
64
+Waiting for client...
65
+Connection URL: cs://xb9999:11111
66
+Accepting connection(s): xb9999:11111
67
+```
68
+このとき表示されている、 `Connection URL: cs://xb9999:11111` の部分が
69
+Paraviewのサーバ機能が起動しているホスト名と、ポートの情報となります。
70
+項番 5.で使用しますので、控えておいてください。
71
+ 
72
+2. 新しいコンソールを立ち上げて、Paraviewのクライアント機能を起動します。
73
+```nohighlight
74
+## 例:4コア、4スレッドで起動する場合
75
+$ tssrun -p gr19999b --rsc c=4:t=4 --x11 paraview
76
+## 「gr19999b」 の部分はご自身が所属するコースのキュー名に変更してください。
77
+## パーソナルコースやグループコースの契約がない場合は、「eb」としてください。
78
+```
79
+ 
80
+3. ParaViewが起動したら、青丸で囲った部分を押下し、サーバとの接続を行うためのWindowを表示します。
81
+![](01_paraview_base.png?lightbox=80%&resize=500)
82
+
83
+4. 接続するサーバの管理画面が表示されますので、赤枠で囲った部分を押下してください。 
84
+![](02_choose_server.png?lightbox=80%&resize=500)
85
+
86
+5. サーバの新規設定画面が表示されます。Hostと書かれたテキストボックスには、
87
+1.で表示された情報が、**cs://xb9999:11111** である場合は、`xb9999-ib0` ( **ホスト名** + **-ib0**) -と入力してください。
88
+Portと書かれたテキストボックスには、1.で表示された情報が、
89
+**cs://xb9999:11111** である場合は、`11111` (待受ポート番号) と入力してください。
90
+入力が完了したら、Configureと書かれたボタン(赤枠で囲った部分)を押下してください。
91
+![](03_edit_serverinfo.png?lightbox=80%&resize=500)
92
+
93
+6. クライアント起動時にサーバへ自動接続有無の選択画面が表示されます。
94
+Startup TypeはManual(デフォルト)とし、Saveと書かれたボタン(赤枠で囲った部分)を
95
+押下してください。
96
+![](04_save_serverinfo.png?lightbox=80%&resize=500)
97
+
98
+7. サーバ選択画面に戻りますので、項番5で設定したサーバが選択されていることを確認し、
99
+Connect(赤枠で囲った部分)を押下してください。
100
+![](05_connect_server.png?lightbox=80%&resize=500)
101
+
102
+以上で、解析/可視化処理の一部の処理を、MPI並列で立ち上げたサーバを用いて実行する事が
103
+可能となります。