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new file mode 100644 |
... | ... |
@@ -0,0 +1,103 @@ |
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+--- |
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+title: Paraview |
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+--- |
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+ |
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+[toc] |
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+ |
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+## 利用環境{#enviroment} |
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+ |
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+### 利用できるバージョン・システム{#version} |
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+ |
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+以下の表に示す Paraview を利用することができます。 |
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+ |
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+|バージョン | モジュールファイル名 | システムB/C | システムG | クラウドシステム | 備考 |
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+|--- | --- | --- | --- | --- | --- |
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+|1.1.2 | paraview/5.11.0 | + | + | + | |
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+ |
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+\+ : すべてのユーザが利用可能 |
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+\- : 利用不可 |
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+ |
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+## 機能概要 {#overview} |
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+Paraviewは、データの分析、解析、可視化を行うことが可能なオープンソースソフトウェアです。 |
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+多種多様なデータ形式の読み込みに対応しており、サーバ/クライアント方式を用いることで、 |
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+大規模なデータセットを処理することも可能です。 |
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+ |
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+ |
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+## 利用方法{#usage} |
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+### 環境設定 (moduleコマンドの実行) |
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+`module`コマンドを実行し、環境設定を行います。(利用したいバージョンのmoduleファイルをロードします) |
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+```nohighlight |
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+$ module load paraview |
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+``` |
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+ |
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+### 起動方法 (スタンドアローン方式) {#run_standalone} |
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+次のコマンドを実行し、Paraviewを起動します。tssrunコマンドの詳細は、会話型処理(/run/interactive) をご覧ください。 |
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+```nohighlight |
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+$ tssrun -p gr19999b --x11 paraview |
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37 |
+## 「gr19999b」 の部分はご自身が所属するコースのキュー名に変更してください。 |
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38 |
+## パーソナルコースやグループコースの契約がない場合は、「eb」としてください。 |
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+``` |
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+ |
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+#### スレッド並列計算の利用 {#openmp} |
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42 |
+複数のコアやスレッドを用いてParaviewを起動したい場合は、--rsc オプションを用いて |
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43 |
+使用するコア数やスレッド並列数を指定することができます。 |
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+```nohighlight |
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45 |
+## 例:4コア、4スレッドで起動する場合 |
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+$ tssrun -p gr19999b --rsc c=4:t=4 --x11 paraview |
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47 |
+## 「gr19999b」 の部分はご自身が所属するコースのキュー名に変更してください。 |
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48 |
+## パーソナルコースやグループコースの契約がない場合は、「eb」としてください。 |
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49 |
+``` |
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50 |
+ |
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51 |
+### 起動方法 (サーバ・クライアント方式) {#run_server_client} |
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52 |
+ParavViewのサーバ・クライアントモードを用いることにより、大規模データの解析/可視化処理に |
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53 |
+かかる時間の短縮や、一度に解析/可視化することが可能な処理量を拡張することができます。 |
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54 |
+ |
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55 |
+1. 次のコマンドを実行し、Paraviewのサーバ機能を起動します。 |
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+```nohighlight |
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+## 4プロセスでMPI並列、プロセスあたりの10コア、4スレッドを割り当てる場合 |
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+$ tssrun -p gr19999b --rsc p=4:c=10:t=10 pvserver --force-offscreen-rendering |
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59 |
+## 「gr19999b」 の部分はご自身が所属するコースのキュー名に変更してください。 |
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60 |
+## パーソナルコースやグループコースの契約がない場合は、「eb」としてください。 |
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61 |
+``` |
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62 |
+サーバ機能が問題なく起動すると、コンソールに以下のような出力がされます。 |
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+```nohighlight |
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+Waiting for client... |
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65 |
+Connection URL: cs://xb9999:11111 |
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66 |
+Accepting connection(s): xb9999:11111 |
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+``` |
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68 |
+このとき表示されている、 `Connection URL: cs://xb9999:11111` の部分が |
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+Paraviewのサーバ機能が起動しているホスト名と、ポートの情報となります。 |
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+項番 5.で使用しますので、控えておいてください。 |
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71 |
+ |
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72 |
+2. 新しいコンソールを立ち上げて、Paraviewのクライアント機能を起動します。 |
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+```nohighlight |
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74 |
+## 例:4コア、4スレッドで起動する場合 |
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75 |
+$ tssrun -p gr19999b --rsc c=4:t=4 --x11 paraview |
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76 |
+## 「gr19999b」 の部分はご自身が所属するコースのキュー名に変更してください。 |
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77 |
+## パーソナルコースやグループコースの契約がない場合は、「eb」としてください。 |
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+``` |
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+ |
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80 |
+3. ParaViewが起動したら、青丸で囲った部分を押下し、サーバとの接続を行うためのWindowを表示します。 |
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+![](01_paraview_base.png?lightbox=80%&resize=500) |
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+ |
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83 |
+4. 接続するサーバの管理画面が表示されますので、赤枠で囲った部分を押下してください。 |
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84 |
+![](02_choose_server.png?lightbox=80%&resize=500) |
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85 |
+ |
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+5. サーバの新規設定画面が表示されます。Hostと書かれたテキストボックスには、 |
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87 |
+1.で表示された情報が、**cs://xb9999:11111** である場合は、`xb9999-ib0` ( **ホスト名** + **-ib0**) -と入力してください。 |
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88 |
+Portと書かれたテキストボックスには、1.で表示された情報が、 |
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89 |
+**cs://xb9999:11111** である場合は、`11111` (待受ポート番号) と入力してください。 |
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+入力が完了したら、Configureと書かれたボタン(赤枠で囲った部分)を押下してください。 |
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91 |
+![](03_edit_serverinfo.png?lightbox=80%&resize=500) |
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+ |
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+6. クライアント起動時にサーバへ自動接続有無の選択画面が表示されます。 |
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+Startup TypeはManual(デフォルト)とし、Saveと書かれたボタン(赤枠で囲った部分)を |
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+押下してください。 |
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+![](04_save_serverinfo.png?lightbox=80%&resize=500) |
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+ |
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+7. サーバ選択画面に戻りますので、項番5で設定したサーバが選択されていることを確認し、 |
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+Connect(赤枠で囲った部分)を押下してください。 |
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+![](05_connect_server.png?lightbox=80%&resize=500) |
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+ |
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+以上で、解析/可視化処理の一部の処理を、MPI並列で立ち上げたサーバを用いて実行する事が |
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103 |
+可能となります。 |