user/pages/09.software/44.mentat/docs.ja.md
452be89a
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 title: 'MSC Marc Mentat'
 media_order: 'mentat_parallel.png,mentat_example_01.png'
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     category:
         - docs
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     mode: active
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 [toc]
 
 ## 利用環境{#enviroment}
 
 
 
 ### 利用できるバージョン・システム{#version}
 
 アプリケーションの利用に必要な環境設定をmoduleコマンドを実行することで、動的に切り替えて設定することができます。
 また、異なるバージョンのアプリケーションを切り替えて利用する際に、簡単に環境設定を変更することができます。詳細は [Modules](/config/modules) をご覧ください。
 
 module avail コマンドにて、利用できるモジュールファイル一覧が確認できます。
 
495abba5
 バージョン        | モジュールファイル名 | システムA | システムB/C/G | クラウドシステム
 ---------------   | -----                | -----         | ----- | ---
c003e8fe
 2023.4 (default) | marc/2023.4 | - | AU | -
  2022.3| marc/2022.3        | -  | AU            | -
452be89a
 
 \+ : すべてのユーザが利用可能  
 AU : 学術研究機関限定で利用可能  
 KU : 京都大学構成員限定で利用可能  
 \-: 利用不可
 
 ### 利用可能なライセンス数{#license_limit}
 
 同時に利用可能な並列数/ユーザ数には上限があります。
 ライセンスの不足によるエラーが生じた場合は、ライセンスの利用に関してご協力を依頼することがあります。
 
 
 
 ## 機能概要{#overview}
 
 Msc.Marc MentatはMSC.Marc専用の会話型プリ・ポストプロセッサです。有限要素モデルの作成および解析結果の表示が可能です。
 
 
 ### 機能{#functions}
 
 Marc Mentatは対話型操作にて、Marcの入力データ作成・編集を行うことができます。また、Marcで解析した結果を表示することも可能です。
 
 
 ### 利用分野{#app_area}
 
 * 航空・宇宙
 * 重工業
 * 自動車
 * 電気・電子
 * 建設
 * 医療関係 など
 
 
 ## 利用方法{#usage}
 
 ### 前提条件 {#prerequisite}
 
 Mentat はGUIアプリケーションであるため、X Windowの環境が必要です。
 
 [FastX](/login/fastx)、[NICE DCV](/login/nice-dcv)を使用してログインするか、Windowsでご利用いただけるX11 Forwarding に対応したSSHクライアントソフト(例えば[MobaXterm](/login/mobaxterm))およびX11サーバをご利用いただき、GUIアプリケーションが起動可能な方法でシステムにログインしてください。
 
 
 ### 環境設定(moduleコマンドの実行){#envset}
 
 moduleコマンドを実行し、環境設定を行います。(利用したいバージョンのmoduleファイルをロードします)
 
 
 ```nohighlight
 $ module load marc
 ```
 
 
 
 ### 起動方法{#start}
 
 次のコマンドを実行するとMarc Mentatが起動します。 **tssrun** コマンドの詳細は [会話型処理](/run/interactive) をご覧ください。
 
 ```nohighlight
 $ tssrun --x11 mentat
 ```
49e1c812
 日本語で起動する場合は、次のコマンドを実行します。
 ```nohighlight
 $ tssrun --x11 mentat -lang ja
 ```
452be89a
 
 
 ![](mentat_example_01.png)
 
 **メニューバー** の **File** 内にある **Quit** をクリックし、 **SAVE & QUIT** で **Yes** を選択するとMarc Mentatが終了します。
 
 
 #### スレッド並列計算の利用{#parallel}
 
 **※パーソナルコースキューやグループコースキューをお持ちの方は、並列計算をご利用の際は前述のキューでアプリをご利用ください。**
 
 まず、tssrunコマンドを実行の際に、--rsc オプションでスレッド並列数を指定します。
 
 例1:4並列実行... t,cの値を4に指定します
 
 ```nohighlight
 $ tssrun --rsc t=4:c=4 mentat
 ```
 
 例2:利用可能メモリも増量する場合... mの値も指定します(何も指定しないと3413MBとなります)
 
 ```nohighlight
 $ tssrun --x11 --rsc t=4:c=4:m=10G mentat
 ```
 
 GUIの起動後、解析の実行前に下記の設定を行って、並列数を指定してください。
 
 [job名を右クリック]→[Run]→[Solver/Parallelization]→[Multiple Threads(2か所)] (4並列で実行したければ4を入力)
 
 ![](mentat_parallel.png)
 
 なお、2か所のMultiple Threadsのうち、「Matrix Solver」の方(図の下の方)では、次のソルバータイプで並列計算が有効になります。対応していないソルバータイプを指定すると、当該Multiple Threadsの指定ができません。
 
 * Multifrontal Sparse
 * Casi Iterative
 * Paradiso Direct Sparse
 * Mumps Parallel Direct
 
 
 
 ## 参考資料{#references}
 
 
 
 ### 日本語{#ref_ja}
 
 [Marc & Mentat ドキュメント (MSC Software)](http://simcompanion.mscsoftware.com/infocenter/index?page=content&cat=11OR46&channel=DOCUMENTATION)
 
 
 ### 英語{#ref_en}
 
 [Marc & Mentat Docs (MSC Software)](http://simcompanion.mscsoftware.com/infocenter/index?page=content&cat=MARC_DOCUMENTATION&channel=DOCUMENTATION)
 
 
 ## リンク{#link}
 
 
 
 ### 外部リンク{#ex_link}
 
 [Marc (MSC Software)](http://www.mscsoftware.co.jp/products/marc/)