Modulesソフトウェアパッケージは、アプリケーションの利用に必要な環境設定をmoduleコマンドを実行することで、動的に切り替えて設定することができます。また、異なるバージョンのアプリケーションを切り替えて利用する際に、簡単に環境設定を変更することができます。詳細は Modules をご覧ください。
module avail コマンドにて、利用できるモジュールファイル一覧が確認できます。
GaussView5はシステム非対応のため、利用できません。
バージョン | モジュールファイル名 | システムA | システムB/C/G | クラウドシステム |
---|---|---|---|---|
Gaussian09 Rev E.01(default) | gaussian09/e01 | + | + | - |
+ : すべてのユーザが利用可能
AU : 学術研究機関限定で利用可能
KU : 京都大学構成員限定で利用可能
- : 利用不可
Gaussianをご利用いただくには、利用者ポータル から利用登録が必要です。
電子構造モデリング・プログラムであるGaussianは、量子力学の基本法則から、さまざまな条件における分子や反応の特性を研究・予測することが可能です。実験による観測が困難や不可能な特性の研究に利用できます。
Gaussianでは、バージョンアップごとに、ONIOM法の機能拡張,溶媒和モデルの機能拡張、新しい汎関数の追加など多くの新機能が追加され、また、並列計算機能の強化などがはかられています。詳しくは、以下のOfficial Gaussian Web Siteの情報を参照ください。
moduleコマンドを実行し,環境設定を行います.(利用したいバージョンのmoduleファイルをロードします)
$ module load gaussian09
バッチジョブスクリプトの例です。
#!/bin/bash
#============ Slurm Options ===========
#SBATCH -p gr10001d #ジョブキュー(パーティション)の指定
#SBATCH --rsc p=1:t=4:c=4:m=1G
#============ Shell Script ============
set -x
export OMP_PROC_BIND=true
srun g09 test0000.com
ノード内並列実行する場合は,入力ファイルにも %NprocShared=
を記述し,並列数を明示する必要があります.また,使用するメモリ量は入力ファイルにも %Mem=
で明示する必要があります.なお,Gaussianのメモリ使用量は,%Memを厳密に守らずオーバーすることがあるため,%Memはジョブスクリプトで指定したメモリ量より若干少なめに指定して下さい.
%NprocShared=4
%Mem=12GB
subg09コマンドは、キュー名、入力ファイルなどを指定し、バッチジョブを投入するコマンドです。ジョブスクリプトを書くよりも簡易にバッチジョブ投入が行えます。
subg09 queue_name input_file [-scrdir dir] [qsub_command_option ...]
$ subg09 gr19999b water.com --rsc p=1:t=4:c=4:m=30G