Intel MKLライブラリ

MKLライブラリは、工学、科学、金融系ソフトウェアの開発者向けに、線形代数ルーチン、高速フーリエ変換、ベクトル・マス・ライブラリー関数、乱数生成関数を提供します。これらのルーチンや関数はすべて、Intelプロセッサ用に最適化されています。また、その他のx86プロセッサにも対応しており、問題なく動作します。

バージョン モジュールファイル名 システムA システムB/C システムG クラウドシステム 備考
2024.0 intel/2024.0 + + - + 2024年4月導入
2023.2 (default) intel/2023.2 + + - + 2024年4月導入
2023.1 intel/2023.1 + + - + 2023年8月導入
2022.3 intel/2022.3 + + - + 2022年11月導入

+ : 利用可能
- : 利用不可

IntelコンパイラのモジュールファイルをロードするだけでMKLもロードされます。 MKLのために特にモジュールをロードする必要はありません。

MKLライブラリを利用する場合は、Intelコンパイラを利用する必要があります。環境設定については、 Intelコンパイラ をご覧ください。

moduleコマンドの詳細は Modules をご覧ください。

コンパイル時に、 -qmkl オプションを付与します。

$ icc sample.c -qmkl          # C言語の例
$ icpc sample.cpp -qmkl    # C++の例
$ ifort sample.f90 -qmkl   # Fortranの例