Modulesソフトウェアパッケージは,アプリケーションの利用に必要な環境設定をmoduleコマンドを実行することで,動的に切り替えて設定することができます.また,異なるバージョンのアプリケーション を切り替えて利用する際に,簡単に環境設定を変更することができます.詳細は Modules をご覧ください.
module avail コマンドにて,利用できるモジュールファイル一覧が確認できます.
バージョン | Pythonバージョン | モジュールファイル名 | システムA | システムB/C/G | クラウドシステム |
---|---|---|---|---|---|
24.3.0 (default) | 3.10.14 | miniforge3/24.3.0 | + | + | + |
+ : すべてのユーザが利用可能
AU : 学術研究機関限定で利用可能
KU : 京都大学構成員限定で利用可能
- : 利用不可
moduleコマンドを実行し,環境設定を行います.(利用したいバージョンのmoduleファイルをロードします).
$ module load miniforge3
標準でインストールされているライブラリは conda コマンドで確認できます.
$ conda list
# packages in environment at /opt/system/app/miniforge3/24.3.0:
#
# Name Version Build Channel
_libgcc_mutex 0.1 conda_forge conda-forge
_openmp_mutex 4.5 2_gnu conda-forge
archspec 0.2.3 pyhd8ed1ab_0 conda-forge
boltons 24.0.0 pyhd8ed1ab_0 conda-forge
brotli-python 1.1.0 py310hc6cd4ac_1 conda-forge
...
仮想環境を作成いただくことで,アプリの追加が可能となります.
仮想環境の作成
$ conda create -n myenv
conda init
を実行せよと表示されますが,モジュールファイルで必要な環境設定を
行っていますので,conda init
は実行しないことをおすすめします.
作成した仮想環境にスイッチ
ターミナルの最左部が(myenv)に変われば作成した仮想環境に切り替わっています.
$ conda activate myenv
ソフトウェアのインストール
$ conda install tensorflow
再ログイン時には,moduleファイルのロードと仮想環境へのスイッチを実施いただく必要があります.
標準のpythonを利用する場合はPython をご覧ください.