MSC Marc

Modulesソフトウェアパッケージは、アプリケーションの利用に必要な環境設定をmoduleコマンドを実行することで、動的に切り替えて設定することができます。また、異なるバージョンのアプリケーションを切り替えて利用する際に、簡単に環境設定を変更することができます。詳細は Modules をご覧ください。

module avail コマンドにて,利用できるモジュールファイル一覧が確認できます.

バージョン モジュールファイル名 システムA システムB/C/G クラウドシステム
2023.4 (default) marc/2023.4 - AU -
2022.3 marc/2022.3 - AU -

+ : すべてのユーザが利用可能
AU : 学術研究機関限定で利用可能
- : 利用不可

同時に利用可能な並列数/ユーザ数には上限があります。 ライセンスの不足によるエラーが生じた場合は、ライセンスの利用に関してご協力を依頼することがあります。

MSC.Marcは有限要素法による非線形汎用構造解析プログラムです。構造解析、熱伝導解析、音響解析、静電場解析などの解析処理を行なうことが出来ます。また、専用の会話型プリ・ポストプロセッサである Marc Mentat を利用すると、有限要素モデルの作成および解析結果の表示が可能です。

Marcは、以下のようなライブラリで構成されており、これらを組み合わせることにより、様々な解析を行うことができます。

  • 解析ライブラリ
    • 構造解析ライブラリ
    • 非構造解析ライブラリ
    • 連成構造ライブラリ
  • 要素ライブラリ
  • 材料ライブラリ
  • 機能ライブラリ

  • 航空・宇宙
  • 重工業
  • 自動車
  • 電気・電子
  • 建設
  • 医療関係 など

moduleコマンドを実行し、環境設定を行います。(利用したいバージョンのmoduleファイルをロードします)

$ module load marc

$ tssrun run_marc -j 入力ファイル -b no (オプション指定)

$ tssrun run_marc -j sample.dat  -b no

スレッド並列で実行する場合、 -nthread オプションで並列数を指定した上で、 tssrun コマンドを使用する必要があります。 tssrun コマンドの詳細は 会話型処理 をご覧ください。

$ tssrun --rsc t=4:c=4:m=20G run_marc -j sample -b no -nthread 4

バッチスクリプト内で、 -j オプションでの入力ファイルの指定に加えて、 -b no -v n オプションを指定してください。バッチの利用方法は バッチ処理 をご覧ください。

#!/bin/bash
#============ LSF Options ============
#SBATCH -p gr19999b
#SBATCH -t 1:00:00
#SBATCH --rsc p=1:t=4:c=4:m=20G
#============ Shell Script ============
module load marc
srun run_marc -j sample -b no -v n -nthread $OMP_NUM_THREADS

オプション 説明
-j jid 入力ファイル(*.dat)の指定
-b no フォアグラウンド実行の指定
-v {y,n} 入力ファイルチェック
-nthread num スレッド並列数
-cpu sec CPU制限時間
-prog progname 前回のジョブで実行した実行可能プログラム “progname.marc” を実行
-user username ユーザーサブルーチン “username.f” を使用して、新しい実行可能プログラム “username.marc” を生成

Marc & Mentat Docs (MSC Software)

Marc & Mentat Docs (MSC Software)

Marc (MSC Software)

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