AVS/Express

Modulesソフトウェアパッケージは,アプリケーションの利用に必要な環境設定をmoduleコマンドを実行することで,動的に切り替えて設定することができます.また,異なるバージョンのアプリケーションを切り替えて利用する際に,簡単に環境設定を変更することができます.詳細は Modules をご覧ください.

module avail コマンドにて,利用できるモジュールファイル一覧が確認できます.

バージョン モジュールファイル名 システムA システムB/C/G クラウドシステム
8.5.1 (default) avs/8.5.1 - AU -

AU : 学術研究機関限定で利用可能
- : 利用不可

同時に利用可能なユーザ数は2ライセンスです。

AVS/Expressでは,様々な機能がモジュールと呼ばれる部品として提供されています.モジュール同士をマウス操作で組み合わせるだけで,意のままの可視化を簡単に実現します.ユーザーが独自にモジュールを作成することによって機能を追加することも可能です.また,単なる可視化処理にとどまらず,可視化アプリケーションを作成するための機能も持ち備えています.

  • 幅広い分野の可視化をサポート
  • 構造解析:流体解析などの数値解析データの可視化
  • 医療解析:CT/MRIなどの画像処理
  • 実験/観測データ:地図情報データなどの可視化
  • ニーズに合わせた可視化アプリケーションの構築
  • モジュール(可視化機能単位)を対話的に組み合わせて、独自の可視化フローを作成
  • 可視化システムの業界標準AVSの資産を継承

  • ビジュアリゼーション機能
  • 線・面コンター表示、等値面生成、矢印によるベクトル表示
  • 流線、パーティクルトレース、任意断面スライス
  • 要素シュリンク、ボリュームレンダリング
  • ビジュアルプログラミング
  • ネットワークエディタ
  • オブジェクト指向
  • グラフィックス表示機能

AVS/Express はGUIアプリケーションであるため、X Windowの環境が必要です。

FastXNICE DCVを使用してログインするか、Windowsでご利用いただけるX11 Forwarding に対応したSSHクライアントソフト(例えばMobaXterm)およびX11サーバをご利用いただき、GUIアプリケーションが起動可能な方法でシステムにログインしてください。

moduleコマンドを実行し,環境設定を行います.(利用したいバージョンのmoduleファイルをロードします)

$ module load avs

GUIをお使いいただける環境で次のコマンドを実行するとAVSが起動します。

tssrun コマンドで計算ノード上でプロセスを起動し、GUI画面のみログインノードに転送することが可能です。 tssrun コマンドの詳細は 会話型処理 をご覧ください.

$ tssrun --x11 xp

GPUを搭載したアプリケーションサーバである app.kudpc.kyoto-u.ac.jp にログインした後に、ノード上で直接起動してください。 サーバ上のGPUを使用したサーバーサイドレンダリングを使用する場合は、NiceDCVをご利用ください。

$ xp

提供なし